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日常・雑記

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2024年7月の記事一覧

「勝てない」と思った漫画の話

「勝てない」と思った漫画の話

 今の私は漫画をあまり読まない。特定の漫画家や、たまに興味本位で手に取るぐらいで、年10冊も読めば良いほうだろうか。アニメのほうはサブスクリプションサービスにあるものをまとめて観たりするが、『カイジ』や『バキ』、『男塾』に『ジョジョ』など、いかにも男受けしそうなタイトルばかりが並ぶ。
 漫画を読まないことに特段のポリシーがあるわけでもなく、自然にそうなっていったというだけの話である。むしろ学生時代

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2017年12月30日。石巻でTHA BLUE HERBのライブを観に行った時の話。

2017年12月30日。石巻でTHA BLUE HERBのライブを観に行った時の話。

 日本の場合、40歳男性のうち、1年間に死亡する人間は10万人に1人に満たない程度だという。日本の40〜44歳男性の人口は416万人程度だから、40歳男性の数は÷5をして83万人というところ。単純計算で8人ということになる。この8人のうちの1人に自分がなるとは、「普通」の男性は思わないだろう。

 しかし私は2017年、34歳の年、ある特定疾患(治療法が確立していない難病)を悪化させていた。当時そ

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40歳と老眼鏡

40歳と老眼鏡

 少し前から目の調子が悪いとは思っていた。

 受験勉強で急激に視力を落とした大学の時以来、基本的には眼鏡着用で過ごしていたのだが、ここ何年か、「眼鏡をかけないほうがかえってよく見える」ということがちょくちょくあった。たとえば美術館で作品を観るときも、眼鏡越しに作品を観るのではなく、上目遣いで作品を観てしまったり、鬱陶しくなって眼鏡自体を外してしまうこともある。

 今考えればそれが老眼の始まりだ

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両刃の嗅覚

両刃の嗅覚

 地元から電車で移動し、新宿駅に降り立ったとき、
「こんなに…だったのか!」
 と、その匂いに驚いた記憶がある。
 昨春、「コロナ禍」というものに世間的に一区切りがつけられ、マスクの有無にそれほど目くじらを立てなくて良くなった頃の話だ。どんな匂いかはあえて表現しないが、一言で言うならまさに「都会の匂い」だった。

 新宿には美術館もライブハウスもあり、そこまで頻繁ではないが過去に何度も訪れている。

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電車遅延と「お待ちどおさま」

電車遅延と「お待ちどおさま」

 ある日の帰り道。
 その日はやたらと電車の遅延が続いた。ある路線では信号機故障、また別の路線では車両点検… という風に。

 私が乗った電車内でも車掌から、「少々見合わせます」というアナウンスが入ってきた。どうやらある踏切で、自転車の立ち往生があったらしい。人身事故などの大きな遅延ならまだしも、これぐらいなら遅延といってもたかが知れている。別に急いでいるというわけでもなかったので、私は
(そんな

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うどんの好み

うどんの好み

 あれは小学校4年生か5年生の頃、ほぼ毎朝を言っても良いぐらい、うどんを食べていた時期がある。
 なぜそんなにうどんにハマっていったのか、今考えても思い出せない。当時からしても「なんでこんなに食べるようになったんだろう…?」と、我ながら不思議に思っていたぐらいだ。

 食べ方は常にざるうどん。シマダヤのうどんを茹でて、当時、家にあったガラスの、表面がザラザラの器に盛って食べていた。もう30年も前の

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