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ちゅるゆーか
2020年4月16日 21:13
自信を持っておすすめできる、しかもネットで無料で読めてしまう漫画をご紹介します。○働かないふたり(働かないふたり@吉田覚)題名の通り、働いていない兄妹のお話。世の中悪いことだけでも悪い人ばかりでもないと思えてくる、やさしいお話。キャラが増えていくと面白くなくなるものは漫画に限らず多いと思うのですが、面白さが崩れないんです。どのキャラにも個性があり、背後の生活があり記憶があり、悩
2018年4月6日 11:45
いつまでも続くような物語が好きです。小説の最後、「で、どうなったの?」が分からない作品が好きです。彼女はどこまでも歩き続けられる気がした、とか見上げると青い空が広がっていた、とかとにかく、その後どうなったかを読者に任せるような、そんな結末の、物語が好きです。久しぶりに小説を読んだなと思って、そうじゃなくて久しぶりに面白い小説を読んだんだと気が付きました。ページをめくりたくて、でもめくるの
2016年8月29日 08:10
【たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私を攫つて行つてはくれぬか】俵万智さんのエッセイでこの歌が紹介されていて、河野裕子さんを知りました。それから気にはなっていたのですが、エッセイ集を図書館で見つけたので読んでみました。「わたしはここよ」。読んでいて、すごくそれだー!と思った部分があったので、引用してみます。『自分は何者なのか。それは誰にもわからない。けれど、歌をつくっているうちに、ど
2016年6月26日 09:48
「星のようにあってほしい人がいます。常に変わらず輝き、不安になったり迷ったとき、見上げればただそこにいる。近づくことはないけれど、遠ざかることも決してない。 求めるのは、星の距離感。」坂木司さんの小説『夜の光』の“あとがきのような献辞”にこんな文章がありました。読んだ時、あ、私もだ、って思いました。その人の才能が大好きだけれど個人的には知り合いたくないなと思う方が何人かいます。言い換え