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雑誌「世界」からのインプット

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こういう小難しい雑誌を、1年間購読してみることになりました。 どうせ読むなら、その記事のお気に入りや気づきをマガジンに整理していきたいと思います。
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記事一覧

【本との出会い45】いきなり現れる書籍購入の防波堤破壊~新年、なにかと知的興奮の機会多く、やはり本屋へ~

【本との出会い45】いきなり現れる書籍購入の防波堤破壊~新年、なにかと知的興奮の機会多く、やはり本屋へ~

1.実は読書が減っている原因分析
かつてに比べると読書量もかなり減りました。
その原因分析をまず、最初にしておこうかと思います。

①老化

視力、体力など、かつては夜中まで読書、早起き読書などしていたものが、なかなか疲労で追いつかなくなった。
就寝時間が早くなった(起きていられない)。

②通勤形態

長時間の自動車通勤となった。
そのことで、読書の携帯がAudibleになった。

③読書種類(

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【本との出会い 41】雑誌「世界」7月号~沖縄半世紀の群像~

【本との出会い 41】雑誌「世界」7月号~沖縄半世紀の群像~

購読している雑誌「世界」。いまひとつ踏み込まないメディアの中で、やや強い姿勢、批判目線で切り込む記事が貴重です。

今月も、「返還50年を迎えた沖縄」について、ロシアウクライナの衝突について興味深い記事がありましたので紹介したいと思います。

1.(短期連載)沖縄半世紀の群像~牛島満司令官のお孫の取り組み~

孫として祖父の戦争、沖縄の戦争について慰霊の在り方や、報道、教育のありかたに疑問をもち、

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沖縄・半世紀の群像

沖縄・半世紀の群像

あえて、雑誌「世界」連載のテーマ名にしてみました。
当時、復帰と同時に沖縄問題は終わりというムードがあったという。
戦後の経済復興の中、沖縄は米軍基地の問題を抱えながら半世紀が経過したこととなる。
最近、著名人のエッセイ、メディアの特集等も沖縄を取り上げるものが多い。
50年だからだ。
「ヤマトンチュ」、そういう呼称を使う方も、もうわずか少数なのだろうか。

青い海、美味しいステーキ、リゾートゴル

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【本との出会い 35】雑誌「世界」3月号の新しい連載

【本との出会い 35】雑誌「世界」3月号の新しい連載

1.ルーツを巡る旅、ヘイトに抗う道「語らなかった父」在日韓国人だった父、それをしばらくは知らないで育った娘がヘイト、差別について語っていく新連載です。

父との幼い日の思い出と、なにか「感じ取れた」という出来事について、切なく思い出し、ジャーナリストとなった現在の考察で書かれているインパクトのある内容です。

いつも絵本を読んでもらっていた母の代わりに、父にそれをしてもらったとき、ひらがなすらよく

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【本との出会い32】雑誌「世界」2月号~特集 クルマの社会的費用~

【本との出会い32】雑誌「世界」2月号~特集 クルマの社会的費用~

今月号で、要約しておきたい記事をまとめておきます。

1.路上をこどもたちに返す ~子供の社会生活に及ぼす現代のクルマ社会の問題点について

①肥満が増えているのはマイカーで学校に送迎するから

肥満の原因のひとつに運動不足があるのは、こどもに限らず言えたことです。
実際、小児肥満の割合は10%を超えているといいます(12歳で)。
小児の運動不足の原因のひとつが、通学のクルマの送迎。
うちもそうで

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【本との出会い31】雑誌「世界」1月号~ケア:人を支え社会を変える

【本との出会い31】雑誌「世界」1月号~ケア:人を支え社会を変える

1.ケア・ジェンダー 民主主義コロナ禍のこの2年間、世界はケアの不足を思い知らされることになりました。
まず、その前に、ケアの位置づけ、定義についての疑問点を筆者は展開していきます。
そのひとつが、「なぜケア従事者は女性が多いのか」そして、「歴史的な家庭や社会での女性の位置づけ」でした。

介護、保育に従事する女性の賃金が低いのは、家庭内でのケアの役割が歴史的に女性が担ってきたことを今もひきずって

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【雑誌 世界】1年購読してみます。

【雑誌 世界】1年購読してみます。

先日、高校恩師が老いても教壇にたつ「歴史サロン」について記事を書きました。

これまでも、飲み会の席にいろいろ資料を持参していただき、時事問題や歴史解説などのミニ授業から、私たちも貴重な気づきがありました。

その資料の中で、よく見かけたのが「雑誌 世界」からの引用。

政治、歴史、経済等の時事問題を有識者が「まじめに」コラムをまとめたものがよく掲載されいる雑誌です。

分類としては、「潮」「文芸

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