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沖縄・半世紀の群像

あえて、雑誌「世界」連載のテーマ名にしてみました。
当時、復帰と同時に沖縄問題は終わりというムードがあったという。
戦後の経済復興の中、沖縄は米軍基地の問題を抱えながら半世紀が経過したこととなる。
最近、著名人のエッセイ、メディアの特集等も沖縄を取り上げるものが多い。
50年だからだ。
「ヤマトンチュ」、そういう呼称を使う方も、もうわずか少数なのだろうか。

青い海、美味しいステーキ、リゾートゴルフ、観光産業が沖縄の経済発展を推し進めつつ、沖縄と言えば遊びに行くところ、という立ち位置が大半になっているのかもしれない。

#日経COMEMO #NIKKEI

沖縄県は軍事施設などの戦争遺跡の保存の先進地としても知られる。県立埋蔵文化財センターの2014年度調査によると、県内の戦争遺跡は1千件以上ある。南風原町は1990年、沖縄陸軍病院南風原壕(ごう)群を太平洋戦争の遺跡として全国で初めて文化財に指定した。全国の戦争遺跡を巡っては調査や保存が課題となっている。
市民団体「戦争遺跡保存全国ネットワーク」(長野市)の推計では、戦争遺跡は全国に約5万件ある。同団体によると、2021年10月時点で、国や自治体が文化財に指定・登録した戦争遺跡は319件にとどまる。このうち沖縄県内は20件だ。文化庁は戦争遺跡について「全国で調査を進めている」としている。
ネットワーク共同代表の出原恵三さん(66)は「戦争体験者が減っているなか、次世代に戦争の悲惨さなどを継承するために遺跡は重要なものだ。国や自治体は調査を進めたうえで、どのように保存していくかを検討すべきだ」と話す。

ひめゆりの塔、も改装しているらしい。
若い頃に行ったことがあり、語り部の話に肩を震わせた記憶がある。

ほかにも、数えきれない戦争遺跡が沖縄にはある。

リゾートもいいけど、遺跡をめぐり戦争を思い、決して戦争をしてはならない意思をたくさんの人が持つきっかけになるような旅を企画してほしいと考えた。

行きたい、沖縄へ。

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