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「人の心をつかむ」という重要な要素【情緒的価値について】

あなたの会社の商品やサービス、または会社自体はユーザーや社員の「情緒的価値」を満たしていますか?

情緒的価値とは?

「情緒的価値」とは、感情的な満足や価値を指します。これは、物理的な機能や性能とは異なり、顧客の感情や心の状態に影響を与える側面です。情緒的価値は、顧客が商品やサービスを使用することで感じる喜び、満足感、安心感、愛着など、感情的な要素に関連しています。

つまり「情緒的価値」とは、「人の心をつかむ要素」もしくは「共感してもらえる要素」だと考えます。


情緒的価値の重要性

ユーザーからの愛着の強化

情緒的価値が高いと、ユーザーはブランドや商品に対する感情的な愛着が深まるため、リピート購入やブランドへの忠誠心が高まります。
機能的に優れたものが当たり前になっている今、ユーザーの感情を動かす要素を商品やサービスに加えることは、とても重要なのです。

競争優位性の確保

機能的に優れたものが当たり前=市場がコモディティ化している状態です。
昨今、ヒット商品が生まれると、それを真似た商品が次々と出て同じような商品が並んでいるような光景も目にすることも少なくありません。競争の激しい市場において、情緒的価値を提供することは、他社と差別化をし、ユーザーの選択を引き寄せることができます。

ポジティブな口コミの促進

ユーザーが感情的に満たされると、その体験を友人や家族に共有し、ポジティブな口コミが広がる可能性が高くなります。
レビュー(口コミ)を読んで商品を購入したり、逆にレビューが悪いことで購入や利用をやめる…なんて経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
口コミはそれくらい信頼度が高く、ユーザーの決定に大きく作用します。

価格のプレミアムを正当化

高い情緒的価値を提供すると、価格が高くてもユーザーがその価値を認め、受け入れられることがあります。
経済産業省 「アートと経済社会について考える研究会」の資料でも、こんな研究結果も報告されています。

アートが施された製品は、そうではない同等商品より25~50% 価格を高く設定することが可能であった。

経済産業省 「アートと経済社会について考える研究会」 企業におけるアートの戦略的な活用に関する動向/アートがもたらす効果に係る研究

働く社員へのポジティブな影響

企業としての情緒的価値の重要性は、商品やサービスを提供した場合のユーザーに向けてだけではありません。

社内にオフィスアートを施したり、企業としてアート活用をすることで働く社員にとっても感覚的に自社への愛着が増したり、魅力を感じるでしょう。

情緒的価値を理解し、企業の「らしさ」を見える化

わたしたちは、これらの情緒的価値=「人の心をつかむ要素」もしくは「共感してもらえる要素」としてアートを取り入れることをおすすめします。

アートとは、視覚から人の心をつかみ、人々の心に訴えかけるものです。

パッケージや商品のデザインとして、また、SNSやサイトにアートを取り入れるだけでも企業の印象がより良くなり、魅力が増すと考えています。

そして、企業が情緒的価値の重要性を理解し、個々の企業の「らしさ」が見る化すれば、もっと面白く、コモディティ化した市場は盛り上がるのではと思います。

アート活用にご興味がありましたらぜひ一度ご相談ください!


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