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自分との対話

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2020年12月の記事一覧

空っぽ

空っぽ

予約リストにその人の名前を見つけると
もう年末だなぁと思う。

年に一回しか会わないが
インパクト大なその人とは

ズバリ年末デトックスのために病院へやって来るAさん(仮)
胃腸を空っぽにしてやって来る。

つまり胃カメラと大腸カメラをセットで受けに来る
ということである。

毎年年末に検査を受ける事がAさんにとっては恒例行事、儀式のようなものである。
普段外来にかかっているわけではないのに、先生

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あな 穴 アナ ANA? hole!

あな 穴 アナ ANA? hole!

穴があったら入りたい?
先の見通しがたたない?
心の穴をうめたい? 

でしたらこちらの穴へどうぞ
あ、でも穴は穴でも丸見えですね
でも見通しはいいですよ
何か見えてくるかもしれないですよ
穴をうめたら穴の良さがなくなってしまいますよ

さぁ、穴の前へ行きましょう
穴の前で対話してみましょう

ほら、何か見えてくるでしょう
ほら、あなたの前は開けているでしょう
ゼロからはじめましょう

それでいい

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冬の花火

冬の花火

クリスマス礼拝に参加した母
私は仕事、娘は学校であったため参加できなかったが、母からチャプレンのお話を聞いた。

感慨深く、温かなお話であった。

その教会は病院の敷地内にある。
ある日、近くの河川敷で花火が上がった。 
秋まつりだろうか
昨年の台風被害に続くコロナ禍、各地での大きな花火大会は軒並み中止
しかし、復興への願いやコロナ禍を乗り切ろうという応援、祈りを込めた花火が規模を縮小して打ち上げ

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「自分」という「パズル」

「自分」という「パズル」

noteを書きながら ふと思った。
書くことで「自分」と対話しているんだなと。
そして、このnoteは自分自身に向けて書いているのだと。 
他の誰でもない「自分」に向けて書いている。
いちばんの読者は「自分」なのである。
だから自分が書いたものを何度も何度も繰り返し読んでいる。
「スキ」の数以上に読んでいるんじゃないかと思うぐらいである(笑)
だから自分が読みたいことを書けばいい。
「自分」という

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