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開運小天ライブラリー

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読書感想文のコーナー。
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#演技

「役者は一日にしてならず」田村亮編

「役者は一日にしてならず」田村亮編

春日太一さんの著書「役者は一日にしてならず」の読書感想文を書いています。

田村亮について想像していたこと。
父が坂東妻三郎、兄が田村高廣、田村正和という、錚々たる親族のいる芸能界に入り俳優をやってゆくだなんて、鉄の心臓すぎると思っていた。
家が名門とか、環境が整ってるとかに関係なく、御本人が、いかに確固たる自分というものを持ち続けている人物なのか.…そうでなければ続けてこれなかっただろうと思えた

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「役者は一日にしてならず」蟹江敬三編

「役者は一日にしてならず」蟹江敬三編

春日太一さんの著書「役者は一日にしてならず」の読書感想文を書いています。

そう。この世界は実行あるのみ。やりたいと思った事はその熱が冷めないうちにやらないと。この本を読破する。必ず。そして、その次の本の扉を開ける。

この本の中の、1944年生まれシリーズ。
前田吟、平泉成、杉良太郎、そして蟹江敬三。
あーこの顔ぶれが同い年なんだ〜と知れたのも、この本の感慨深いところだ。同じ芸能界で働いていても

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「役者は1日にしてならず」平泉成編

「役者は1日にしてならず」平泉成編

昭和の中期では、年功序列は当たり前でしたし、学歴によって選別され職場に配置されるということも当たり前だったような気がします。平泉成は高校卒業後すぐに就職した職場で、半年程度しか働かないで辞職してしまいました。なぜならここでは大学をでていなければ出世はできまい、と気付いたからだった。

似たようなことを思った経験がありました。
私も高卒です。
就職して2年経過したのちに同い年の短大卒の後輩が入社。4

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「役者は一日にしてならず」中村敦夫編

「役者は一日にしてならず」中村敦夫編

春日太一さんの著作「役者は一日にしてならず」の読書感想文を書いています。

中村敦夫さんのイメージは、私にはニュースキャスターの姿しか思い浮かばないのですが、今回このインタビュー記事を読んでみて、非常に面白いと思いました。

私が、この一つ前に書いた夏八木勲さんのインタビューと時代が重なっている部分が幾つかあったのも興味深く思いました。生年月日的には夏八木さんの方が2ヶ月ほど先輩ですが、俳優座養成

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