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別居していても一日中監視、罵倒を続けるDV男

その後も私たちは別居婚のまま過ごすのだが、夫は毎日私の実家の電話に国際電話をかけてきて私に罵声を浴びせ続けた。

私はリビングで横になりながら、嘔吐しながらずっとその罵倒を聞き続けた。
3時間、4時間、、夫はずっと電話の向こうで怒鳴り続けていた。

かと思うと、急に私を気遣う。

まずずっと嘔吐し続けているのに、ずっと電話し続けなければいけない辛さ。
そしてその電話がずっと罵倒。
1分に一回は死ねと言われいた。

生きる価値がない。
お前のはゴキブリ以下の存在。
お前が俺の家族を殺した。(親族が亡くなっているが、私と出会う前)
お前のせいで俺が何もできない。
お前のせいで今日も渋滞にハマった(これはその後もちょっとでも渋滞すると言われ続けた)
お前のせいで信号が赤。
お前のせいでお前の家族も地獄行き。
お前の両親、祖父母、先祖皆底辺の教育を受けてきたからお前はこうなった。
救いようのないバカ家族。
お前のような最低な人間は見たことがない。

これを妊娠中の1年間、朝から晩までずっと怒鳴り続けられた。

起きている間はずっとビデオ電話を繋いでいるように強制され、外出すると男と会っていたと言われ、また罵声が始まる。

そして夫はお前のせいで仕事ができないとキレ、勝手に仕事を辞め自分の国に帰った。

その時一度私の実家にやってきたが、もうその時はただの恐怖でしかなかった。
こんな気狂いを家に入れるなんて自殺行為だと思うほど、もう夫のことなど全く愛していなかったし、ただの気狂いだと思っていた。

でも家族に危害を加えられたくないし、妊婦の私には抵抗もできない。

だから彼がきたときはただ機嫌を取っていただけだ。

そしてこの時初めての暴力を受けた。

元彼の話で一人で勝手に盛り上がり、私に元彼の名前を言えと叫んだ。
私からしたら、それがどうした?なのだが、夫はしつこく名前を聞いた。
言ったとしても言わなかったとしても怒鳴られ続けるのは分かっていた。
何を言っても止まらないのだ。

本当に地獄だった。
普通の時もあったが、私が普通ではない。

妊婦で身動きが取れない私が、自分の赤ちゃんと自分の親を守るにはただ夫の機嫌をとることしかできなかった。

私はそれほどひどい言葉を言われ続けようが、ひたすら謝りつづけ夫の機嫌を取りつづけた。

自分でも自分がバカバカしく、私は何をしてるんだろう?
私は一体何のために生まれてきたのだろう?
こんな気狂いに罵られるために生まれてきたのだろうか?

結婚前は、もし妊娠した時は学校に行こうと決めていた。
やりたいことがあったのだ。
大学院に行って学びたいこと思っていた。

でも現実はつわりが酷すぎて、食事することすら、水を飲むことすら難しかった。
さらに別居しているのに電話で一日中監視され、罵声を浴びせつづけられ、私は何もかも捨てて、全てを終わりにしたいとずっと思っていた。

夫は私をただの何かモノとして扱っていた。
あんなに人に罵声を浴びせられるものなんだな、毎日何時間もあんなに人を罵れるものなんだな、あんなに人に好き放題汚い言葉を浴びせられるものなんだと、もう私も夫を人間として見ていなかった。


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