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日本の食糧自給率と北海道の役割り④

早速、私は、北海道の一次産業の輸出額の増大が、日本の食糧危機に貢献する未来があるのではないかと考えています。

農産物や水産物の加工と生産を強くして、国際的な品質の評価が高い上での輸出総量と金額の増大です。

輸出額の増大により、経済循環が生まれ、設備投資の資金の財源も生まれて、日本人の賃金の上昇と消費も、活発化するという予測です。

日本の食料自給率も、カロリーベースではなく、食糧生産額で、将来的にも危機的状況時にも、貢献できる基礎となるということだと思います。

国土交通省北海道開発局からの公表によると、北海道の農林水産物・食品の輸出額は2022年に1,000億円を超えました。

輸出品目は、農産物では、米や牛乳乳製品、たまねぎ、ながいもといった生鮮品の他、が主に輸出されています。

特に、水産物は、北海道の輸出額全体の7割以上を占め、北海道の輸出品目の主力となっています。

輸出先は、日本の近隣である中国、台湾、香港、ベトナムといったアジア圏の国が中心で、アメリカやEU諸国といった遠方の国にも多く輸出されています。

北海道開発局では、農業農村基盤整備事業による農地の集積・集約化や施設整備を通じた農産物の生産拡大や、コスト削減、水産物の品質・付加価値の向上を図るための屋根付き岸壁の漁港整備など、に取り組むことにより、輸出拡大を推進しているといいます。

次に、北海道銀行から発行され、公表されている北海道経済の展望からの資料によると、2022年度と2023年度の北海道の農業と水産業の純生産額の動向について触れられています。

この資料の中の係数で、考えることは、この5年間の推移でみたときに低調な純生産額でしかないと思います。

日本の食糧自給率と北海道の役割りの中では、抜本的な政策や経済的な成果が、期待できる北海道のポテンシャルだと思います。

報告書の中では、主力のホタテ貝秋サケについてです。

2023年度の見通しでは、ホタテ貝は、米国産ホタテの減産の影響で、一定の需要が確保されると考えられていますが、世界経済の成長の鈍化を受けて、価格は緩やかに低下する見通しだとしています。

秋サケについては、2022年度の豊漁に比べて、漁獲数はいくぶん落ち着くと予想されていますが、資源量維持のための取り組みが奏功し、大幅な漁獲減少は回避できると見込めるとしています。

オホーツク圏では、昨年から、中国による日本産水産物の輸入停止措置で、北海道の水産業が大変な状況におかれています。ホタテの出荷量が落ちこむことは、北海道経済全体に与える影響もかなりの規模になると思います。

次に、ジェトロの動きを見てみたいと思います。

台湾最大級の総合食品見本市「FOOD TAIPEI 2023」
昨年、月14~17日、台北市内の南港展覧館で開催されたそうです。

世界各国・地域から5,000人以上の外国人バイヤーを含む合計約4万6,000人(前年比60%増)が来場し、新型コロナ禍の沈静化以降、久しぶりに海外バイヤーとのリアルでの商談が行われ、海外バイヤーの来場者の上位5カ国・地域は、日本、香港、マレーシア、韓国、フィリピンだったそうです。

香港最大の食の展示会「美食博覧(Food Expo)」が、昨年8月17~21日、香港コンベンションセンターで開催されました。

「BtoB」に特化した「美食商貿博覧(Food Expo Pro)」も、その8月17~19日に同時開催されたそうです。

Food Expo Proは、一般開放日の19日を除き、ビジネス関係者のみが来場可能。

香港コンベンションセンターでは期間中、Food ExpoやFood Expo Proを含めた5つの展示会が開催され、24カ国・地域から1,800以上の出展者が参加し、延べ48万人が来場したといいます。

ジェトロは、Food Expo Proに、2019年以来4年ぶりとなるジャパンパビリオンを設置、日本からは食品や飲料などの輸出を目指す企業・団体約40社が参加。

ジャパンパビリオン以外にも、北海道、青森県、岐阜県などからの企業・団体が出展し、中華系を除く海外勢で、最大の面積を占めた。


ベトナムハノイ市昨年11月21~23日ベトナム国内最大級の食品展示会「Food & Hotel Hanoi(FHH)2023」が開催。

ベトナムでの「Food & Hotel」展示会は、2022年12月のホーチミン市での開催に続き13回目、ハノイ市では2回目の開催となり、19カ国・地域から113社が出展した。

食品のバイヤーや卸売・小売業者、レストラン・ホテル関係者を中心に、3日間で約6,700人が来場した。

サウジアラビアのリヤドで、昨年12月25日開催された「日本・サウジアラビア投資フォーラム」の機会を捉え、日本産水産物の魅力発信とさらなる販路拡大に向けて、サウジアラビア政府閣僚や会場来場者向けに、サウジアラビアに輸入されている日本産ホタテのプロモーションを実施した

このテーマについて、次回以降も、もっと詳しく見ていきたいと思います。

昨日は、所定年始でした。
事務所犬、ミサも帯広事務所で参加!

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