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社会

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社会の授業、指導技術、実践紹介、教材研究について
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よりよい追試について考えるセミナー~あなたは「似せる」か「なりきる」か?~

よりよい追試について考えるセミナー~あなたは「似せる」か「なりきる」か?~

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

多くの先生方が、優れた授業実践を「やってみたい!」「真似したい!」と考え、日々教材研究に励まれているかと思います。

今回は、優れた授業実践を真似する『追試』について、社会科部屋のメンバーを中心に語り合いましたので、紹介します。

<縄文のむらから古墳のくにへ>追試実践者:ちんぺーさん
原案作成者:由井薗 健 先生

縄文時代と

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追究する子を育てるシリーズ③~分別か?それとも、焼却か?~

追究する子を育てるシリーズ③~分別か?それとも、焼却か?~

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

多くの先生方が“子どもたちが追究する姿”をイメージしながら、教材研究に励まれているかと存じます。

もし、授業などで追究したことが子どもの今後の生活に全く生かされていないとしたら、その追究は意味があったと言うことができるのでしょうか?

そこで、授業てらす 社会科部屋ではこの度、『追究する子を育てるシリーズ』第3弾として、子ども

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~由井薗先生の授業実況中継シリーズ~「くらしを支える水」解説講座

~由井薗先生の授業実況中継シリーズ~「くらしを支える水」解説講座

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

・子どもたちが脳に汗をかく授業
・子どもたちと共に創る社会科

など、多くの先生方が、「このような(社会科の)授業をしたい!」という熱意をもって、日々生活していると存じます。

今回、日常生活に欠かせない “水” を題材にした、
「自分のクラスで、こんな授業をしてみたい!!」
と思う勇気をもらえる講座が開かれましたので、紹介しま

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社会科勉強会~小・中それぞれの学習をどのように繋げる?~③

社会科勉強会~小・中それぞれの学習をどのように繋げる?~③

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

限られた授業時数で、
「この時代・テーマを、どれだけ扱えばよいのかなぁ…」
「濃密な授業時間にするために、どのような問いが相応しいのだろう?」
という悩みをお持ちの先生はいませんか?

今回は『大正時代』を例に、小学校の学習ではどのように扱うとよいのか、中学校の学習における視点から、議論しました。

<大正時代に、民主主義は実現

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社会科勉強会~基本をおさらいしませんか?~②

社会科勉強会~基本をおさらいしませんか?~②

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

社会科の授業で、
「教科書を、どのように扱えばよいのかなぁ…」
という悩みをお持ちの先生はいませんか?

今回は、ビギナーの方でもすぐに実践できるテクニックを提案します!

<社会科 授業づくりのいろは> 
提案:せいさん・たいきさん

①教科書の内容を概念的に捉えることができる発問
「海津市では、どのように水屋を利用しているの

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追究する子を育てるシリーズ②〜大仏は奈良時代の人々にとって、本当に必要だったのか?〜

追究する子を育てるシリーズ②〜大仏は奈良時代の人々にとって、本当に必要だったのか?〜

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

「社会科の授業で、子どもが自ら進んで学ぶためには、どのような手立てが必要か?」
そのような悩みをお持ちの先生方も多いかと思います。

そこで、授業てらす 社会科部屋では、子どもが追究したくなる授業を目指し、『追究する子を育てるシリーズ』を毎月開催しています。

今回は、「子どもが追究したくなる学習課題!〜大仏は奈良時代の人々にと

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社会科勉強会~学びの旅をしませんか?~①

社会科勉強会~学びの旅をしませんか?~①

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

「社会科(を教えることは)、苦手だなぁ…」
「どのように(授業を)進めればよいのかなぁ…」
という悩みをお持ちの先生はいませんか?

授業てらす 社会科部屋では、「社会が楽しい・面白い」と子どもが実感できる授業を目指し、そのような先生と悩みを分かち合うために、4月から隔週で勉強会を開催しています。

今回は、そこで話題になった以

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社会科授業開き〜子どもが熱中するネタ祭り〜 これで社会科が好きになる!

社会科授業開き〜子どもが熱中するネタ祭り〜 これで社会科が好きになる!

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

間もなく新年度!
新たな出会いを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?

その中で、社会科の授業開きでお困りの方もいらっしゃるかと思います。

でも、安心してください。
社会科のスペシャリスト4名が、子どもが熱中できるネタを紹介します!

<ケンタロウさん>
『追究の鬼』シリーズでお馴染みの有田和正先生が実践されたこと

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人が織りなす物語

人が織りなす物語

一人でも,一つでも僕が6年社会科の歴史単元を実践する際に目指しているものは,「42人+αの短編小説」のような授業にすることです。
歴史を教えるのも,学ぶのも大好きですが,そもそもは幼少期から見ていた大河ドラマや時代劇,歴史小説の影響です。
僕が子供たちにそのような感覚にさせる授業をすれば,歴史好きの子供が増える,せめて歴史人物一人で良い,時代一つでも良い,心に残る授業がしたい,そう意気込んで昨年の

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『おざさんの人権学習やってみた』~当事者と当事者性~

『おざさんの人権学習やってみた』~当事者と当事者性~

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

皆様の学校では、人権教育についてどのような取り組みが行われていますか?

以前、おざさんが社会科部屋にて提案された、母子健康手帳を題材とした世界の人権課題についての学習を、この度、ちんぺーさんが実践してくださりました。今回、この実践についてビデオを視聴し、人権教育について参加者同士話し合いました。

そこで、話題となったことが“

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~由井薗健先生と横浜を巡る~教材研究ミニ旅行と授業作りライブ 企画に携わって

~由井薗健先生と横浜を巡る~教材研究ミニ旅行と授業作りライブ 企画に携わって

みなさん、こんにちは。
授業てらす4期生 社会科部屋のハジメです。

去る1月20日(土)、横浜にて社会科部屋特別企画『~由井薗健先生と横浜を巡る~教材研究ミニ旅行と授業作りライブ』が行われました。今回、私はコース設定および施設ガイドを担当させていただきました。

まず、横浜・関内の施設で「どこを、どのように教材化ができるのだろう?」と考え、興味本位のまま横浜を尋ねました。1日で集められる限り資料

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誰も見捨てない授業を目指して

誰も見捨てない授業を目指して

全員参加って全員参加。この言葉に憧れて,20年以上教員生活を続けている。
でも未だ道半ば。
今回縁あって「授業公開チーム」による実践発表の機会をいただき,意気込んでいた。半年近くかけて準備を進め,それなりに手応えもあった。
でも,本時は惨憺たるものだった。
でも・・・。
10月29日までの僕の「物語」。

きっかけは13年前僕は以前千葉県市川市に勤務しており,県教研で実践発表する機会をいただいた。

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青森と沖縄をつなぐ新しい社会科の形

青森と沖縄をつなぐ新しい社会科の形

子どもたちをどうしたら学習へ向かうようにできるか?
悩みは尽きません。
今回、社会科の新しい形として、オンライン学習を使って沖縄の子どもたちと交流しながら「あたたかい地方の暮らし×寒い地方の暮らし」を学習しました。
そして、イベントとして皆さんに届けることができました。
青森に住む私。子どもたちが沖縄の子どもたちに伝えるために自分から休み時間を使って準備し、楽しそうに交流している様子を見て、本当に

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由井薗先生「教材づくり講座」

由井薗先生「教材づくり講座」

1 教材7分,腕3分

加藤秀俊さんの「教材7分,腕3分」という言葉。
由井薗先生もセミナー中にこの言葉を引用されていましたが,それを実感することができた1時間半でした。
よい材料を吟味,準備をすることで良い結果が生まれる…70%は授業前に決まってしまう,ということです。
ですが,その材料を使えば,誰でも良い授業ができるということではない,と思います。目利き,仕込みを経ることで材料が活きます。

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