「ひきこもり」の問題3 転機となったワークショップ。

前回の記事では、
ひきこもり関係の集まり、
自分の経験や問題意識を伝えようともしてきたが、挫折してしまい、
それから
とてつもない寂しさや絶望感や死にたいという気持ちが晴れなくなり、
とてもシンドイ状況に陥り、

それは僕にとって人生で1番辛い時期でしたが、
そんな時、
偶然、
母親の知人の、またその知人が千葉にある大きな病院の心療内科医・精神科医をされていて、
その心療内科医・精神科医の先生につないで頂くことになり、

その病院で医師の先生の診察と臨床心理士の先生のカウンセリングを受けることにより、
人生で1番辛い時期を脱出し、
復活することができ、

復活後、
し自分の境遇と向き合うためにカウンセリングを受けたり、
自分の境遇と向き合うことと「ひきこもり」の問題に取り組むために社会を変えるための塾に入塾したり、
夢や目標を実現するための方法を身につけるためにコーチングを受けたり学んだり、
視力矯正の専門家を探すために行動してましたが、

いつの間にか身体が駄目になってしまい、
脈がほとんど動いていないということになり緊急入院することになり、
病院との相性が悪かったので急いで退院し、
そのまま勢いでハワイに行き、
そこで人生の中で最も大きな感動を味わい、
帰国後はリハビリを続けながら、
「ひきこもり」の問題に取り組む以上に、
コーチングを使ってビジネスをしたくたり、
そのために改めてコーチングやビジネスを学んだり、ビジネス系の高額の講座を受けたり、
コミュニティーに参加したりしていました...

そんな時、

「そんな時、
再び「ひきこもり」の問題に関心を持つようになった転機となる出来事がありました。

それは、
ある、ひきこもり関係のワークショップに参加したことです。

(前回の記事https://note.com/masaki_iguchi/n/n6d1fa06eb4e1

今回の記事はここからです。

そのワークショップは、
ひきこもりなど、
様々な生きづらさを抱える人たちが、
今よりも楽になれるための考え方や方法について学ぶというもので、
受講生同士の話し合いを大切にしている毎回対話形式のワークショップを用意しています。」
と募集記事に書いてありました。

僕は当事、
コーチングやビジネスのことで頭が一杯で、
「ひきこもり」の問題への関心は弱まっていたはずですが、
恐らく「受講生同士の話し合いを大切にし、毎回対話形式のワークショップを用意しています。」という部分に惹かれ、
説明会に参加し、
参加申し込みをしました。

そして無事、
参加できることになり、
そのひきこもり関係のワークショップに通うことになりました。

そのワークショップに参加している間、
僕はじわじわとじんわりするものがありました。

会場となっていた、
男女共同参画センターの雰囲気が良かったというのもありますが、
ひきこもりなどの困難を抱えた人たちが一箇所に集まって、この社会で生きていく方法を学んでいる、という状況が、
僕にはとても感動的に思えました。

講座の内容に関しては、
既に自己啓発や傾聴やカウンセリングやコーチングなどを学び、
社会を変えるための塾で鍛えられた僕にとっては、正直物足りない部分もありました。

また、
そのワークショップのコンセプトが、
今よりも楽になれるための考え方や方法について学ぶ、というもので、
基本的には自分を変えるための内容だった点にも不満がありました。

僕は、自分だけでなく、
社会を変えていくことも必要だと考えているからです。

でも、
そのワークショップには、
社会を変えるための方法について学べるプログラムはありませんでした。

そのような物足りなさや不満はあったものの、
ひきこもりなどの生きづらさを抱えた人たちが一箇所に集まり、
対話をしたり学んだりしている状況が、
僕にはすごいことだと思いました。

そのワークショップを主催している団体が、
ひきこもり当事者の女子会を開催しているいることもあり女性参加者が多く、
その団体がつくる華やかな世界観も大きな魅力だったと思います。

それに比べて、
ビジネス系の講座やコミュニティに参加していた時は、
いつも自分を誤魔化して、
ひきこもりの問題に関心があることは伝えながらも、
それに対して返ってくる反応には物足りなさを感じ、
自分の強い問題意識も語れずにいました。

お金を稼ぐためとはいえ、
本当は余り面白いと感じていない話を興味深そうに聴き、
どうやったら自分のコーチングが商品として売れるか、
そのために時間や労力を注いでいました。

また、
ビジネス系の講座やコミュニティで「ひきこもり」の問題に関心がある、
と言うことには、いくらか恥ずかしさが伴いました。
それに対して、
ひきこもりや生きづらさを抱えている人たちの界隈で「ひきこもり」の問題に関心があるのを伝えることは、
とても自然に行えました。

ビジネスで成功したい、
お金を稼ぎたい、
と思っている人たちと、
そのひきこもり関係のワークショップ
のような、
生きづらさを抱えている人が自分や他人と向き合う環境とは、
だいぶ雰囲気が異なりました。

そのひきこもり関係のワークショップ
の雰囲気には、
幾らかの希望を感じました。

そして、
そのひきこもり関係のワークショップに参加したのをきっかけに、
ひきこもりや生きづらさを感じている人たちの集まりの良さを知り、
かつ、
ひきこもりの問題に対する自分の問題意識も捨てられないことに気づき、
改めて、
15年前よりも積極的に、
再び「ひきこもり」関係の集まりにも参加するようになりました。

今から約1年と10ヶ月前のことです。

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