スクリーンショット_2019-06-11_21

もう既に、AIに支配され始め

もう既に、AIに支配され始め

意味:AIに支配される時代は遠い未来ではなく、既に始まっているという意味。

類義:知らぬは亭主ばかりなり

(例)いやぁ、AIに支配されるなんて、遠い未来とかSFの話かと思ったけど、もう既にAIがないと生活に困るを思ったんだよ。これってさ、つまり「もう既に、AIに支配され始め」ってことだよな・・・。

映画では『ターミネーター』を始め『マトリックス』『マイノリティーリポート』など、アニメでは『PSYCHO-PASS』など、AIを描いた近未来作品はいくつもありますよね。

「AI」とは、「人工知能」という意味ですが、「Artificial Intelligence」の略です。「AI」は、科学技術の向上と、スマホの普及によって、ここ約10年で急激に身近になり、根付いても来たのではないかと思いますが、その発展速度は凄まじく、囲碁や将棋のトッププロでももう敵わなくなってきているほどです。人工知能が人類の知性を超えるとされる、「シンギュラリティ」が2045年に訪れると言われていますが、もう既に、一部においてはAIに追い越されている部分もあるのではないかと思います。
今回は、「創作ことわざ」「ウラヨミ」のコラボでお送りしてまいります。

シンギュラリティ「2045年問題」

2045年、皆さんは何歳になっているでしょうか?あと26年後ですが、何事なければ、ほとんどの方がご健在ではないかと思いますが、2045年のシンギュラリティによって起こすとされている問題は、人工知能が自らを改良したり、人工知能が人工知能を生み出すと言われています。そうなれば、人類が人工知能に手出しできなくなり、AI統制されたり支配されるようになってしまう可能性があるのです。そういった危険性や、そうなった世界を描いているのが『ターミネーター』や『PSYCHO-PASS』です。『PSYCHO-PASS』に関してはコラムで取り上げているので、そちらをチェックして観てください。

AIが人類を支配し、統制する世の中が、遠い未来ではなく近いうちに来る、と思われがちですが、本当にそうでしょうか?
人間は、「楽をする生き物」なので、便利なものほど依存してしまいます。今は直接的な支配はされていなくても、情報においてはとっくに人間の処理能力を超え、多くのことを頼っているのではないでしょうか?

最近CMで流れている、「Apple Watch4」のCMがあるのですが、40秒ほどのCMなので、少しこちらを観て観てください。

いかがでしょうか?もちろん、CMではありますので、表現はデフォルメしていると思いますが、この女性は、自分の意に反して、「Apple Watch4」に行動を制限され、AIの意のままに動かされています。まだ、使用者の使い方次第かもしれませんが、この女性は既にAIに支配され始めていることを描いているように感じます。

AIを利用するのか、AIに利用されるのか

実はこれに近いことはたくさんあると思うんですよ。「google map」を使用する際でも、細かい情報で検索することで、希望に見合った結果を提示してくれます。iphoneユーザーなら「Siri」を使ったり、「アレクサー」を使っている人は、既にAIと共存していますよね。ネットで買い物をする際でも、自分が検索すると、関連商品などが表示され、「これも買おうかな?」と、ポチッとしたことがある人もいるのではないでしょうか?これは「便利」だなぁと思って、利用していると思いますが、ある意味間接的に行動を支配されているとも言えます。

映画やアニメで描かれている世界では、もっと直接的な支配にされ、選択の余地さえなかったりしますが、現状でも、自分の意思を持っていないと、AIを利用しているつもりがAIに依存し、支配されてしまうかもしれません。

私は、何事にも「裏」があり、「裏」にこそ本質が隠れていると考えているので、「ウラヨミ」というコラムを配信していますが、「AI」にも、「便利なこと」にも裏があります。その裏に気付かずにいれば、シンギュラリティを迎えるまでもなく、簡単にAIに支配されてしまうでしょう。

スマホのみならず、至る所にAIが関わっている世の中です。これからさらにAIが普及して、AIを利用しているつもりが、AIに利用されないように自分の意思を強く持たなければ、AIに支配され、AIの奴隷になってしまうかもしれません。便利なのもいいですが、特に「AI」は人類を支配し、破滅させることができうるものです。「やりすぎ都市伝説」のコラムでも述べましたが、これからの「人類の神」にもなりうるものなので、本当にシンギュラリティが来てしまわないように、AIをウラヨミしながら、自らをしっかりと持っていたいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?