【追悼】 ジャニー喜多川さん、ありがとうございました
ジャニーさんのご冥福をお祈りいたします
昨日、ジャニーズ事務所の社長である、ジャニー喜多川さんが、くも膜下出血による入院生活の末、お亡くなりになりました。先月入院されてから、嵐が近況報告をしたり、ニュースにもなっていましたが、87歳というご高齢ということもあり、残念ながら、快方に向かうことはありませんでした。
「ジャニーズ」と言えば、言わずと知れた日本一有名な事務所かもしれませんが、少年隊を始め、光GENJI、SMAP、嵐などなど、錚々たる男性アイドルグループを輩出し、世の女性を喜ばせたり、男性をも魅了してきました。「イケメンアイドル」ということで、アンチも多いのも事実ですが、どう考えても功績の方が大きく、経済的な貢献も計り知れません。
テレビでも、ジャニーズアイドルの口から、「ジャニーさん」「YOU」という言葉をよく聞き、ほとんどメディアではジャニーさんを見ることはありませんが、なぜか皆ジャニーさんの存在を認識し、どんな人なのかもイメージしているのではないかと思います。
ジャニーズアイドルからとても親しまれ、愛されたジャニーさん。なぜジャニー喜多川さんはそんな魅力があり、今の「ジャニーズ」を確立できたのか。哀悼の意を込めて、コラムにしていきます。
スター性を見抜く目
ジャニーさんと言えば、「YOU、やっちゃいなよ」という発言をよく聞きますが、ジャニーズは、今や募集しなくても勝手に全国、海外からも応募があります。会社として考えると、凄いことですよね。まさに求人いらずです。多くのイケメン少年が集まり、その中でデビューできるのはその一握りで、その中でもスターになるのはさらにほんの一握りです。そのスター性を見抜いてデビューさせるのが、ジャニーさんの手腕であ理、能力と言えるのではないでしょうか。
おそらく、ジャニーさん亡き後、ジャニーズからスーパースターは出てこなくなるんじゃないかと思います。というのも、やはり数々のスターを生み出したのは、ジャニーさんのセンスやカリスマ性だからだと思います。つまり、ジャニーさんの代わりはいないということです。ある意味、ジャニーさんがしていたのは「天才教育」で、今の一律な日本の教育システム、会社のシステムとは一線を画すものだと思います。今の世では、基本人の代わりはいるものですが、数少ない代わりの効かない人で、ジャニーさんにしかできない教育だったと言えると思います。
ジャニーズのシステムは出来上がってきていると思いますが、やはりジャニーさんがいたからこそ、できたことがあり、それこそが、ジャニーズ成功の歴史だったのではないかと思います。
馬鹿と天才は紙一重
ジャニーさんを馬鹿呼ばわりするつもりは一切ありませんが、まだ「男性アイドル」というものが根付いていない1960年代に「ジャニーズ」を設立し、実際に花開いたのは1980年代です。「ジャニーズ」が確立するまでは、10〜20年はかかっているのです。その間は、色々揶揄されたでしょうし、それこそ馬鹿にされたのではないでしょうか。それでも、おそらくジャニーさんは「男性アイドル」というものに魅力を感じ、必要だと思っていたからこそ、やり続けていく中で、結果が出てきたんだと思います。
言い換えるなら、「馬鹿をやり続ければ天才になる」と言えるかもしれません。あ、ひょんなことから創作ことわざが生まれてしまったので、これは今度創作ことわざで取り上げます(笑)
上記にもありますが、ジャニーさんにしかできないこと、という時点で、ジャニーさんの天才性はカリスマ性は、疑いようがありません。アンチがなんと言おうが、ジャニーさんの功績は色褪せることなく、まさにレガシーとして遺っていくのではないでしょうか。
タッキー引退のウラヨミ
以前、タッキーの芸能界引退に関するコラムを配信しましたが、タッキーは、ジャニーさん亡き後のジャニーズを見越したことも、引退するに至ったのではないかと思います。もちろん、こんなに早く亡くなるとは思いもよらなかったとは思いますが、結果的に、ジャニーさんの後継者は生まれており、タッキーは自らがその役割を背負ったのではないかと、今では思います。
奇しくも、「ジャニー」と「タッキー」はカタカナ表記で語尾も伸ばすので、相性はいいのではないでしょうか(笑)タッキーの社長としての手腕は、これから発揮されるとは思いますが、ジャニーさんのようになれるわけはないし、タッキーはタッキーで、ジャニーさんにしかできなかったことがあったように、タッキーしかできないことを確立していってほしいものです。
ジャニーさんやタッキーだけに言えることではなく、誰でも、その人にしかできないことがあると思います。基本的に、自分がいなくても社会や会社は回るし、代わりはいるものですが、自分にしかできないことや自分だからできることを見つけて、この世界に生み出していくことが、生きる意味でもあり、存在理由になるのではないでしょうか。
ジャニー喜多川さんのご冥福をお祈りすると共に、その功績をコラムに残させていただきます。たくさんの感動をありがとうございました!
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