ジャニーズ

タッキーの芸能界引退から感じるアイドルの闇

タッキー&翼の解散発表があり、翼はジャニーズ事務所を退所、タッキーはなんと芸能界を引退することになりました。

恥ずかしながら、昨日タッキーが芸能界を引退することを知りました(笑)

タッキーこと滝沢秀明は、子供の頃から有名になり、ジャニーズを背負って立つと言われていました。ジャニーズJrという存在をメジャーにさせた存在でもあり、初のソロデビューかと言われていた所で、2002年に今井翼とユニットを組んでのデビューとなりました。

近年は目立った活動もなかったので、解散には特に驚きはしなかったですが、芸能界引退は流石に驚きました。

このことから感じた背景について述べて行きます。


ジャニーズと言えば、男性のアイドルの最高峰ですよね。アイドルとは女性だけでなく男性もアイドルと言いますが、そもそも「アイドル」とは「偶像」という意味です。つまり「アイドル」とは、一種の信仰対象のような存在でもあり、ファンにとっては、理想の相手を投影していると言えます。

アイドルとして活躍する人たちは、ファンによって作り上げられます。

ここ、重要です。

アイドルは、自分がなりたくてなるものではなく、ならされるもの、ということです。本当の自分を受け入れられるのではなく、受け入れてもらえる存在、偶像として、アイドルになる訳です。

昔は、テレビや銀幕でしか見られなかったですが、今はSNSの存在や文春などにより、アイドルのプライベートは減りつつあります。どういうことかというと、以前はある意味プライベートが確保されていたので、「偶像」としての立場が確立されていたのですが、今では見られなかった部分が見えるようになってしまった為、「アイドル」という立場でい続けることは、難しくなりました。

しかし、女性アイドルの寿命は短いものがありますが、男性アイドルの寿命はかなり長いものがあります。その被害に遭ったと思われるのがSMAPであったり、TOKIOのメンバーだったと思うのです。他に、KAT-TUNやNEWSなども、問題が多く、脱退などが頻発して、ニュースを騒がせました。

これは「アイドル」の性質が原因だと思います。

本当の自分ではなく、ファンが望む姿でい続けることは、数年だったら黄色い声援を浴びて、誤魔化せるかもしれませんが、10年20年耐えられるかと言えば、プライベートが少なくなった今、かなり難しいものがあります。

そういった抑圧が、メンバーの事件に発展したり、KAT-TUNの問題や、NEWSの問題になる。SMAPも、色々事件がありましたしね。

個人的に思いますが、アイドルは10年以上もやるもんじゃない。長くても15年。20年経ったら、強制終了させた方がいいと思います。そうしないと、抑圧に耐えられなくなり、まず間違いなくどこかに亀裂が入り、爆発するのではないでしょうか。

そういう意味で、タッキーが芸能界を引退する決断をしたのは、英断だと思います。誰もが問題を起こすわけではありませんが、築き上げたものが全て壊れる前に、築いたものは築いたものとして残した方が、自己承認できると思います。それに、評価も変わってしまうので、問題を起こす前に、花道を飾らせてあげたいですよね。


以上、タッキーの芸能界引退から感じる、芸能界におけるアイドルの闇でした。

タッキーのこれからの活躍を期待すると共に、「アイドル」の在り方が変化して、本当の活躍をしていけばいいなぁと思います。


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