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『感情』と『考え』と『気持ち』 自分を愛するために違いを考える


あらためて、
みなさま『感情』とはなんだと思いますか?

『感情』についての勘違い。
それを僕は大きな問題だと思うようになりました。


そもそも『感情』とは何なんでしょう?



『感情』とは


僕は『感情』は、
体からの“信号”だと考えています。


人間は、
外界から刺激を受けて、神経系が反応し、脳に“信号”を送ります。
それを脳が認識します。

生きるためや、種の存続のために
不利な“信号”をネガティブに感じます。
逆に有利な“信号”をポジティブと感じるのです。

これが『感情』です。

(あくまで、僕の理解です。学問的に正確でないかもですので、ご了承ください)


ここで大事なのは『感情』と『考え』の違いです。

では、その違いはなんでしょうか?



『考え』とは


『感情』に意味を与えて、“ことば”にしたのが『考え』だと思います。


たとえば、
不利な“信号”を受け取ると、

「怒り」 「不安」 「焦り」

なんて“ことば”を与えます。


いっぽう、
有利な“信号”を受けると、

「楽しい」 「気持ちいい」 「安心」

なんていう“ことば”を与えます。


そんなふうに
『感情』を“ことば”で表現したものが『考え』です。


けれど、
僕らは、『考え』と『感情』の違いがあいまいです。
そして、これが問題を生み出すと感じています。



『感情』から『考え』への流れ


『感情』は体からの“信号”です。
感覚的なので“ことば”での表現が難しいです。


あえて表現するとすれば、

ドキドキ イライラ もやもや ざわざわ

わくわく にやにや ホッとする 

擬音的で、まさに感覚的に感じるのが『感情』です。



それに対して、
『考え』はその擬音的感覚を自分なりに“ことば”にしたものです。

ドキドキ⇒「うまくできるかな?」=「不安」
イライラ⇒「あいつはムカつく」=「怒り」
どんより重い⇒「気分が落ち込む」=「うつ」

わくわく⇒「気分が上がる」=「楽しい」
にやにや⇒「心地いい」=「うれしい」

などなど、、、
『考え』は“ことば”で認識します。



『感情』を消化する


『感情』をしっかり感じて消化することが大切だと思っています。


例えとして、
ネガティブ感情を“火災報知器”と考えてみます。

火災報知器は

「危険だよ」「良くないよ」

と僕たちに“信号”を送ってきます。


けれど、火災報知器がなっていると不快ですよね。
だから、
僕たちは、その“信号”から逃げたり、抑圧したり、まぎらわしたりします。

すると、どうなるでしょう?

火災報知器は“信号”を無視されるので、なんども繰り返し“信号”を送ってきます。
その結果、
僕たちはますます不快になり、さらに逃げようとしたり、抑圧します。

そうすると負の連鎖です。

いくら“信号”を送っても無視されるので、暴走し始めます。
そして、僕らは心の問題を抱えることに、、、


では、どうすれば?

火災報知器からの“信号”をしっかり感じてあげるのです。
それは不快です。
でも、しっかり感じると、

「しっかり気づいているよ」

というメッセージになります。


やがて、

「気づいてくれたんだ」

と火災報知器は収まっていきます。


だから、不快でも、
感情という“信号”をしっかり感じてあげることが大事だと思うのです。




『感情』と『考え』の違いを意識する


私たちは、『感情』を感じようとして、『考え』に注目しがちになります。

「あいつはムカつく」
「わたしは不安」

とか、、、

でも、それは『考え』であって『感情』ではないと思います。


たとえば、同じ“ドキドキ”でも
ネガティブな「不安」と考える人もいれば、
ポジティブな「興奮」と考える人もいます。

『考え』はその人の過去の経験や性質によって変わるものです。


もしネガティブな「不安」を抱えている人が
その『考え』に注目してしまうと、ますます「不安」になってしまいます。

『感情』を感じるのは『考え』に注目するのとは違うと思うのです。


『感情』を感じるとは、もっと身体的な

“ドキドキ” “もやもや” “わくわく”

そんな感覚をしっかり感じてあげることだと思います。



『感情』を消化するとき、
勘違いして『考え』に囚われると、負の連鎖になってしまいます。(ネガティブな場合)

なので、
『感情』と『考え』の違いをしっかり認識する必要があると思っています。


いかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。




題名に『気持ち』と書いています。
なので、少し付け足します。

『感情』は体の“信号”で擬音的な感覚です。
『考え』は、感情に意味をつけた“ことば”です。

では、『気持ち』は?

こころや気持ちは、
感情や考えを受け出くる

「~したい」

という希望とか願いだと考えています。

感情を感じるとは、自分を愛することだと思います。
なぜなら、自分の全感覚を無条件に受け入れることになるからです。

ぜひ、自分を愛してあげて欲しいです。


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