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結婚式で聞きたい『ジョン・レノン』および『ビートルズ』の曲

この記事の元はQuoraでの僕自身の過去投稿で思い出した、この回答からの発想です。

質問『結婚式で歌われたり、BGMに流れたりする曲。これまで参列した結婚式で、うわあこの曲いいなぁ!って思った曲はありますか?あ。実体験じゃなくても、この曲素敵だろうなぁ、ってのもOK。』

この回答からの派生で、『ビートルズ』および元ビートルズメンバー縛り(主にジョン・レノン)での、結婚・恋愛関連の曲を選んでみました。

1.『Grow Old With Me』結婚式の定番になり損ねた曲

まずはこの曲。

Grow Old With Me (Remastered 2010)John Lennon

曲を作ったジョン・レノン自身が「結構式で歌われるような曲」と言っていたので。
しかしこの曲はデモテープの段階でジョンが亡くなってしまったため、死後発表されたアルバム「ミルク・アンド・ハニー」に収録。

『ミルク・アンド・ハニー』ジョン・レノン&オノ・ヨーコ 1984年 ポリドール(オリジナル盤)、EMI(リイシュー盤)
プロデュース ジョン・レノン、オノ・ヨーコ

『Grow Old With Me』は、ファンの間だけで有名な曲といったポジション。
結局結婚式で歌われるスタンダード曲にはなれなかった。

本来が未完成曲なので、その他、海賊版やベストアルバムのボーナストラックに収録される程度だった。しかし、

1995年 ザ・ビートルズ・アンソロジー・リリース

『ザ・ビートルズ・アンソロジー』は、ビートルズ解散後に制作されたアルバム、ドキュメンタリービデオ、ドキュメンタリーブックの3部構成の総称。
これらの制作プロジェクトを総括して『アンソロジー・プロジェクト』と呼び、これらの作品の総称は『アンソロジー3部作』とも呼ばれている。

この『アンソロジー・プロジェクト』に合わせて、

1994年2月から1995年3月にかけて、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの3人は、プロデューサーにジェフ・リンを迎え、
「ザ・ビートルズ・アンソロジー」プロジェクトの一環として、
レノンが遺したデモ・テープを基に新曲を制作。

Free As A Bird.The Beatles

新曲第一弾『Free As A Bird』
1980年に暗殺されたジョン・レノンが遺した未完成曲を、残りの3人のメンバーが手を加える形で完成させた。
1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に収録。
1970年の「レット・イット・ビー」以来、25年ぶりの新曲。

※ジョン・レノンがこの世にいない以上仕方ないが、名義もThe Beatlesだし、実質上の再結成と捉えています。

Real Love.The Beatles

新曲第二弾『Real Love』
『ザ・ビートルズ・アンソロジー』プロジェクトの一環で、レノンが遺したデモテープを基に、残った3人のメンバーによって手が加えられ、
1996年に発売の『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』に新曲として収録。
後にシングル・カットされ、イギリスで最高4位。
なお、この作品がビートルズの最後のシングル作品となった。

レノンが遺したデモ・テープは、新曲として発表されたこの2曲の他に、
「ナウ・アンド・ゼン」と「グロー・オールド・ウィズ・ミー」の2曲が存在していた。
そしてビートルズ名義での、この2曲の新曲制作も行われた。
しかし、デモ音源に入っていた雑音を完全に消去することができず、前2曲よりも多くの作業を必要とすることから未完成となった。

Grow Old With Me.The Beatles.(2019 Fan Mix)

後にデモ音源が海賊盤に収録されて流通している。
市明かし、未完成となったビートルズによるリアレンジ・バージョンは未だに出回っていない。

Now And Then.The Beatles.

また、1995年3月に『ザ・ビートルズ・アンソロジー3』に収録することを想定してマッカートニー、ハリスン、スターの3人で「All For Love」という楽曲の制作も行なわれたが、作業は中断され未発表となった。

2019年

『What's My Name』リンゴ・スター 2019年 ユニヴァーサル
プロデュース リンゴ・スター

Grow Old With Me.Ringo Starr

2019年
メンバーであるリンゴ・スターが、発売したアルバム『ホワッツ・マイ・ネーム』で本作をカバーした。

本作をカバーするにあたり、リンゴ・スターは同じくビートルズメンバーだったポール・マッカートニーに声をかけた。
マッカートニーはこれを快諾。ベースとコーラスで参加。
ジャック・ダグラスは本作のストリングス・アレンジを担当しているが、ストリングスには同じくバンドメイトだったジョージ・ハリソン作の「ヒア・カムス・ザ・サン」の1フレーズが引用されている。

このため、スターは「この曲には、ある意味で僕ら4人が関わっている」とコメントしている。

ある意味、この曲の完成形です。

2.私生活と結婚生活を世間に見せつけたジョンとヨーコ

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ジョンとヨーコのカップルは、結婚生活そのものをそれぞれの活動に反映していました。

BED PEACE starring John Lennon & Yoko Ono (1969)

『ベッド・イン』は、1969年3月と6月に行われたジョン・レノンとオノ・ヨーコによる「平和活動パフォーマンス」

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