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糸崎 舞|文化と暮らしのライター
2022年12月20日 15:12
まもなく、2022年にも別れを告げる時期ですが、今年は何度「激動の1年だな〜!」と呟いたことでしょう。その激動の1年にも終わりがみえてきて、最後の1ヶ月くらいはゆっくりすごせるなぁ…と思っていたところ、数日前に実家の母から連絡がありました。「Sばあちゃんが今朝、亡くなりました」Sばあちゃんは伯母(母の長兄の妻)の母で、最近退院して自宅に戻ってきたばかりでした。週明けに葬儀を行うとのこ
2022年11月14日 12:00
ある日、ネイリストさんにこんなことを言われました。「舞さんって、もしかしてお姉ちゃん(長女)ですか?」「そうです」「妹さんとふたり姉妹?」「はい」「妹さんって、ぜんぜんタイプの違う人ですか?」「えっすごい、なんでわかるの?」「でも仲良いんじゃないですか?」「すごく」「やっぱり…。なんかお互いに尊敬し合ってそうですよね」妹のことは以前こちらの記事で書いたのです
2022年9月15日 22:20
父方の祖父はよく言えば破天荒、悪くいえばどうしようもない人で、父と伯母、そして祖母は昔からたくさん苦労したそうだ。母が父と結婚してからは、母もその苦労を(大いに)背負っていた。とにかく遊ぶことが好きで、マメ。楽しくなるとどんどんお金を使ってしまうタイプだったそう。確かに、若い頃の祖父の写真を見ると、かなりのイケメンだ。りゅうとした眉の下には、とろんとした二重瞼。祖父は昭和10年
2022年8月4日 20:34
わたしには親族がとても多く、さらにそれぞれとの関係がかなり密接でした。まさに”一家眷族”という言葉が当てはまるような関係性で、孫世代のわたしたち全員が大人になった今でも(そしてそれぞれが全国に散り散りになった今でも)、正月には親族のほぼ全員が一堂に会します。子どもの頃、寝る間も惜しんで働いていた母に代わり、幼かったわたしの面倒をみてくれていたのが母の兄嫁(わたしにとっての伯母)でした。
2022年6月20日 07:00
先日義母のことを書いたので、今回は夫の父である義父について書いてみたいと思います。▼義母について書いた記事はこちら▼イタリア料理店のオーナーシェフ福岡市内にある小さなイタリアン・レストラン。そこが義父の城です。2人のシェフを雇って、メニューの考案と給仕は義父が担当しています。富士山のお膝元で育った義父は、若い頃は製菓の勉強をし、東京都内でパティシエとして働いていました。ある日