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【Megribaシェアキッチン物語】今、どんな珈琲が飲みたいですか?そのシチュエーションに合わせた珈琲を提案する山口市のカフェ「とみー珈琲」

JR新山口駅、在来線口を出て、線路沿いに歩くこと徒歩10分。株式会社タムラRollUpのレンタルスペースに2022.10.18よりオープンしている、「とみー珈琲」。素敵なインテリアの中でその時々のシチュエーションに合わせたシチュエーション珈琲をいただくことができます。オーナーの小郡地域出身のとみーさんは福岡でのスペシャリティコーヒーとの出会いをきかっけに地元山口に戻り、珈琲ショップをスタート。「珈琲人生(ライフ)に手助けを」をテーマにお客さんに寄り添った珈琲を提供する「とみー珈琲」に込められた想いや創業ストーリーをお聞きしました。(記事・写真

世界一の珈琲とは何か?「珈琲人生(ライフ)に手助けを」に込められた思い

とみー珈琲のコンセプトは「珈琲人生(ライフ)に手助けを」です。
「世界一の珈琲とは何か」と考えたときに、それは一人一人違うんじゃないかなと思ったんです。人それぞれ味覚が違うように、珈琲に対する感じ方も全部違う。自分が好きな珈琲ってどんな珈琲なんだろうと考えたときにその手助けできるような、お店でありたいと思っています。

シチュエーションごとに提案される珈琲で自分の好みと出会う

大学2年生、19歳の頃からカフェで働いていたんですが、お店で接客していく中で、スペシャルティコーヒーというランクの珈琲と出会いました。
それがもう、すっごい種類が多いんです。

産地の違いもありますが、それをどれだけ焙煎するかの煎度合いによっても全然味が違う。その中で、私は酸味が苦手だから、ちょっと酸味が少ないのがいいとか、苦いのが苦手だからフルーティなのがいいとか。お客様の意見を聞いて、それに対して店側が感じたものをお客様に提供するっていうのが今の珈琲ショップ主流だと思います。
例えば、この珈琲はみかんの味がするとか、この珈琲はチョコレートの味がするとか、そんな表現の仕方をするんですけど、それを基にお客様の好みの味を店側の感性で想像して珈琲を提案するんです。

でも、これって店側が感じた感覚であって、お客様が感じたことじゃないじゃんって思ったんです。お客様の好みを聞くことで逆に選択肢を狭めてるんじゃないかなって。
これをちょっと変えたいなと思い、味覚ではなくて、シチュエーションでご提案する珈琲を考えました。

例えば、
朝起きたとき飲みたい珈琲。
デザートを食べている時飲みたい珈琲。
リラックスしている時に飲みたい珈琲など、
それぞれのシチュエーションに合わせてこの珈琲が合いますよというご提案をしています。
結局食わず嫌いと言いますか、自分は酸味が嫌いと思っていても飲んでみると案外そんなことなかったり、自分には酸味が強いように感じる珈琲でも、お客様にとっては全然酸味がないように感じたり。飲んでみて初めて、自分の感覚が分かるように思っています。


こんなに珈琲の種類があるのに、結局いつも同じもの飲んじゃってるっていうお客さんが案外多いんですよね。
シチュエーションでご提案することで、まず手に取って飲んでみようってなっていただけると嬉しいです 。そこから新たな発見をしてほしいですね。

創業秘話ー自分の夢は伝えることで初めて実現するー

大学を卒業して、福岡で半年間働いた大手チェーンのコーヒーショップに就職しました。でも自分でやりたいという思いが強くなり、半年でそこを退職して地元山口での開業を目指しました。
しかし、こっちに帰ってきてもお金もなにもないわけです。

とりあえず開業届けを出して、どうしようってなった時に拾ってくれたのが、saicoffeeさんでした。そこで、アルバイトしながら、自分の珈琲を作る両立の日々。
最初は、ネット販売をしていたんですが、もう、全然売れないし、買ってくれるのは最初身近の知り合いだけという状況でした。
でもその時はとにかく、もう、人に会って、知ってもらって、飲んでもらってっていうことの繰り返し。
味には自信があったんで、飲んでもらって、気に入ってもらってというのを繰り返すっていうのが、2年と6ヶ月続いて、夢の中でも仕事が出てくるぐらい。もう深夜まで働いて、朝6時には起きるとか、そんな生活ばっかりしていました。

そこで、転機になったのがMegriba さんのシェアキッチンでした。
実際に直接お客さんに商品を提供できて、反応を見られるというのはもちろんですが、山口市産業交流拠点施設って公共施設なこともあって、結構、いろんな人が来られるんですね。セミナーを開催している有名な方とか、色々事業をされている方とか。

そこではとにかく、来た方に自分の今後のビジョンとか思いとかを伝えるようにしました。
何年後かこうしたいとか で、今だったらお店を持ちたいとか。そうすることによってチャンスが巡ってくるように思ったんです。
この経験を通していろんなところに繋がれたのが今にすごくつながっています。

「とみー珈琲」から「とみー株式会社」へ、地域にできる自分らしい恩返し

今後の展望としては、最終的には「とみー珈琲」ではなく「とみー株式会社」として100人従業員を雇うことを目標にしています。
自分が住む小郡という街を豊かにしていきたい。それに1番自分ができることってなんだろうって考えた時に、うちで100人雇うことで働く人を100人街に住まわせれば、長期的に地域を盛り上げることができると思いました。新しいことをやれば、人は来るけど、一時的なもので終わってしまう。組織にすることで街を長期的に盛り上げる。これが、今後自分にできることなのかなって思っています。

もちろん、珈琲を入れるプレイヤーとしてやりたいこともたくさんありますが。(笑)経営の分野で同世代で頑張っている人も多くいるので、負けたくないっていう思いもありますね。

お店でも、サービスでも自分で 新しく作って、その作ったものが売れる。売れるってことは、価値がある。その価値を作ることに、すごい楽しみを感じています。

もちろんその分、責任も伴うんですけどね。でも、すごく楽しいんです。
毎日毎日がもうなんか早く仕事したいと思ってて休みの方が逆に面白くないみたいな感じになっています。(笑)これをこの年で 感じられてるっていうのは、すごくありがたいことなのかなって思っています。

もちろん大変なこともありますが、珈琲を飲んでもらって、美味しいっていう笑顔があれば、それを見てるだけで明日も頑張ろうとなりますね。

今後は人の集まる「場」づくりや、健康をテーマにしたた事業とのコラボレーションも行う予定だというとみーさん。
お店でゆったり、イベントでワクワクと。
様々なシチュエーションにあった珈琲の様々な楽しみ方を教えてくれました。これからも挑戦を続ける「とみー珈琲」にぜひご期待ください。

とみー珈琲は2023年8月19日、20日(土日)新山口駅直結のKDDI維新ホールにて開催される「パンと珈琲のフェスティバル」にも出店予定!お楽しみに!🍞

 

とみー珈琲

〒754-0041 山口県山口市小郡令和1丁目5

≪店舗営業時間≫
㊊~㊍:7:00-10:00 12:00-18:00
㊎:12:00-22:00
㊏㊐:12:00-18:00
HP:https://tommycoffeelifec.com/
SNS:https://twitter.com/ASMRtomytomy
https://www.instagram.com/tommycoffee.1101/

平日朝はモーニングメニューも提供中。
朝の時間帯は、子育てするママさんが小学校とか幼稚園送り迎えした後にここでゆっくりされることも多いそうです。
そのほか、イベントや道の駅にもキッチンカーで出店中。
詳細はとみー珈琲Instagramをチェック!


【産業交流スペースMegribaではシェアキッチンの出店者を随時募集中です】
飲食店を開きたいと考えていても、開業までの準備にはたくさんのお金と時間がかかるものです。
お店のコンセプトづくり、メニュー決めや価格設定、原価計算、物件探しや設備投資、資金調達に届出申請などなど・・・。
Megriba Cafe内にある「シェアキッチン」は、飲食店を開業する前に時間をかけてこれらの課題をクリアしていける場所です。
曜日と時間帯で出店するお店が入れ替わり、設備をシェアしながら少ない費用で飲食店にチャレンジできます。
厨房機器や調理器具など、すでに備えられているものをご使用いただけるため、ご自身で設備をご用意する必要はございません。リスクを大幅に軽減しながら、本格的開業に向けた実地トレーニングの場として、またノウハウの蓄積やテストマーケティングの場としてご活用いただけます。
Megribaは「山口商工会議所」や「やまぐち産業振興財団」といった産業支援機関とも連携しているため、飲食店開業に向けたあらゆる相談ができることもポイント。
山口市で、将来自分のお店を持ちたい方、副業で飲食店をやってみたい方、飲食業に参入したい事業者様、
ぜひMegribaの「シェアキッチン」で、新しい一歩を踏み出してみませんか?

産業交流スペース Megriba(メグリバ)
〒754-0041
山口県山口市小郡令和1丁目1番1号
KDDI 維新ホール1階

開館時間 9:00-22:00
休館日 第2・4火曜日・年末年始(12/29 – 1/3)
電話番号 083-973-6660
HP:https://megriba.jp
Instagram:https://www.instagram.com/megriba_yamaguchi/




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