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Living in the Past ~ 80's洋楽体験

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80年代の洋楽を語っていきます。 思い出補正が多めになると思います。
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ひっそり楽しむChristmas Song 5曲

ひっそり楽しむChristmas Song 5曲

なんだか今年は落ち着かないまま年末となってしまいましたね。このご時世、ご自宅でクリスマスを楽しむ方も多いかと存じます。さてそんなときのクリスマスソングはどうしましょうか。Wham!や山下達郎さんの有名曲もよいのですが、こんな世の中、もっと違った感じのクリスマスを過ごしたいという方いらっしゃいませんか。ご参考までに、ちょっと違う感じを楽しめるクリスマスソングを、さらりとご紹介したいと思います。

G

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音楽遍歴

音楽遍歴

音楽を楽しんできた、触れてきた歴史ーこのテーマを胎内から始めて書いていくという点、斬新ですよね。ここに魅かれて私の今までの音楽遍歴をまとめてもよいかなあ、と思ったんですよ。おっさんに興味ねえよという人も多いでしょうが、書くからには多くの方の目に留まってほしいと思い、できるだけ簡潔にまとめていきます。よろしくお願いします。

かわいかった幼少期・家にあった、クラシック曲集(EP盤)を聴きまくる。

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ロックンロールは永遠なんだよ。

ロックンロールは永遠なんだよ。

ロックが死んだとか、そういった特にロキノン系の論調には従えなかった。だってAC/DCがいるんだぜ。

ヘヴィメタルとして聴くのはもちろん問題ないんだけれど、でも、そのカテゴリーの中に閉じ込められるような音じゃないんだよね。もっと広い世界を作っている。この単純なリフでだ。

パンクっぽいエネルギーにあふれた曲もある。でも不満をぶちまける、社会に対して唾を吐くような態度なんてとらない。楽しい音なんだよ

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何が理由でB級メタルを聴いているのか。

何が理由でB級メタルを聴いているのか。

昔から聴いていたからなんですけどね、でもマニアの方には到底及ばないもんでして、適当に楽しんでるんです。

最近でも、ネットラジオなんか聴いてると、昔の音楽誌でちょっと名前を知っただけのバンドの曲が流れてきたりして、それはそれで楽しいんですよね。こんな曲だったのか、30年の時を経て今聞く、80年代のB級メタル。いいもんですよ。

当時エアチェックしていたときにも、気になっていたバンドはあったのですが

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アメリカのニュースを見て思うこと。

アメリカのニュースを見て思うこと。

アメリカさん、荒れてますよね。どうしちゃったのかな。と思うことしきりの昨今ですが、政治的な、こうした運動、活動かな、こういうのってアメリカって結構ありますよね。

80年代の洋楽に慣れ親しんだ人ならば、思い浮かべるアメリカの社会的、政治的運動というのがあると思います。そう、PMRCです。

これ調べてみると、1985年ですね。TOP40が隆盛を迎える時ですよね。ティッパー・ゴアさん、という有名な政

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ミドルテンポのスラッシュメタル

ミドルテンポのスラッシュメタル

前回、Metallicaについて書いた通り、スラッシュメタルの魅力と言ったらスピードなんです。なんてったって速い。Thrashという言葉自体にも速さと暴力を連想させるようなニュアンスがありそうで、素早く、びしっと殴られる、そんな語感でしょうか。

1984、5年にも、Slayer、Anthrax、またGermanyからKreator、Sodomといった速さ自慢が出現しました。日本でもThrashで

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青春とスピード感

青春とスピード感

音楽に興味を持って、いろんなものを聴くようになったんだけど、結局10代の時に好きになった音楽に結局戻っていくということもよく聞く話ですよね。今こんな文章を書いているのも懐古趣味には違いないんだけれど、音楽だけでなく、あの時に感じていた空気、雰囲気、気分、といったどの言葉でも一言では充足できない、あの時代に感じていた感覚をもう一度よみがえらせたいな、とも思うからなんですね。

Heavy Metal

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北欧の始まり

北欧の始まり

だいたいね、Silver Mountainを「シルマン」と略すあたりから、おかしいのよ。

80年代前半はメタルが盛んになってて、いろんなバンドの作品がリリースされてたんだ。日本でもマイナーレーベル(FEMSと名乗っていたはず)から出てきたこの作品。当時のMusic Life誌でもしっかりレビューされてたから、商流には乗っていたんだね。

1984年にね、この作品の日本版が出たというのは、画期的と

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Rattを殺したもの。

Rattを殺したもの。

80年代にメタルにはまるきっかけとなったのが、Rattだった。

後にヘアメタルと言われる原因を作ったバンドだったけど、当時はLAメタルだった。ロスアンジェルスという地域で、Motley CrueとかWASPなんかとも人脈があったとの記事も読んだことがある。グランジが出てきたシアトルとか、もっと古くはBritish Invasionのリバプール、Bluesのテキサス、シカゴとか、音楽とその地域とか

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「スキ」をもらって思い出したMen Without Hats

「スキ」をもらって思い出したMen Without Hats

さて、こんな過疎しまくりのnoteにも「スキ」を頂ける方がいらして、誠にうれしい限りです。

今回もケアンズじゅん様より、フォローまで頂いたので早速、覗きに行ったんですね。そしたらありましたよ、過去の思い出を呼び寄せる画像が。

中坊だった当方が初めて見たベストヒットUSAが、たぶん1982年の冬だったと思うんだけれど、その時のRadio & Recordsのチャートで1位だったのが、”Safet

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ほぼ同時期に聞いたIron Maiden

ほぼ同時期に聞いたIron Maiden

1983年当時にヘビメタが気に入った中坊が次に聴くものなんて、おおよそ想像がつく。LPなんて買えやしないからね、友&愛へ行くんだよ。レンタルレコード全盛期だったと思う。近所にあったし、借りた当日に返せば、50円の割引券がもらえた。とにかくたくさん聞きたいから、貴重な50円だったよ。

1983年だから、ボーカルはブルースだったんだけど、最初に聴いたのはKIllers。なんてったってジャケのインパク

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Fastway語るなら、Motorheadを語らねばなるまい。

Fastway語るなら、Motorheadを語らねばなるまい。

洋楽聴き始めの頃の1983年って、とにかく派手な人たちが多く出てきた時代だった。Duran Duranとかの2nd British Invasionとか呼ばれたポップス系も好きだった。洋楽に飢えていたからね。でも時代的にはヘヴィメタルがより煌びやかになって表に出始めてきた時だった。いわゆるLAメタルだよ。

その個人的にはTOP40系をフォローしながらもメインはメタル系に軸足を置いていた。面白っか

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感傷としての洋楽鑑賞

感傷としての洋楽鑑賞

なぜかFastwayというマイナーバンドから己の洋楽遍歴を語り始めたが、どのバンドから始めてもよかった。自身の洋楽遍歴と書くと小学1年生のころに期限があるのだが、別にそこから順番に始める必要もないだろう。最初にFastwayを書こうと思ったきっかけといえば、GuitaristのEddie Clarkさんが死んでた、という事実を知ってなんか強い衝動のようなものが自分の心の内奥に生じてきたのを感じたか

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Mama's Boys

Mama's Boys

なんでMotorhead、Fastwayの記事を書かねばならないのだろう。書きたいからしょうがないのですよね。

Fastwayは高校の時には聴いていたんだと思うんだけれど、あの時代はメタルバンドがわんさか出てきた時代だから、もっと後になってからかもしれない。今でも聞き返すときはあるけれども、最近の活動状況なんて知る由もないよね。

今回のnoteデビューをきっかけに、少しFastwayについて調

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