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本や読書

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本の紹介や感想、読書について。
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#読書感想文

本好きの"大人"へ、おすすめしたい絵本。

本好きの"大人"へ、おすすめしたい絵本。

ほぼ毎日読書するというくらい
本好きのみなさんでも、
「絵本」を読むということは
滅多にないかもしれませんし、
今は大人向けの絵本も沢山ありますから、
日常的に読まれる方も
いらっしゃるかもしれません。

小さなお子さんがいらしたりして
一緒に読まれるという方も
おられるかもしれませんね。

今日は、読書が好きな「大人」に
おすすめしたい絵本を紹介したくて書いています。
Amazonなどでもベスト

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自分の感受性くらい自分で守ればかものよ

自分の感受性くらい自分で守ればかものよ

今日は本、というか詩の話。

みなさん、詩集とか読まれますか?
本棚の中にありますか?

わたしは読書は好きだけど、
詩や詩集というものはほとんど触れたことがなく
子供の頃や10代の頃には読んでいたことが
あったのかもしれないけれど、
大人になってから、少なくとも覚えている限り
自分で選んだことはおそらくなくて。

そんな中で初めてちゃんと読んだ詩が
八木重吉さんと、茨木のり子さんのものでした。

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【本の紹介あり】ナナメの夕暮れ/若林正恭。ぼーっとしている人は何も考えていないんじゃない。

【本の紹介あり】ナナメの夕暮れ/若林正恭。ぼーっとしている人は何も考えていないんじゃない。

昔からわたしは、
人から見たらわりとぼんやりして見えるらしい。
ぼーっとしてる、ぼんやりしてる、
と言われたことは数知れず。

でも、実はぼんやりするということが苦手だった。

何言ってるかわからない、
と思われるかもしれないけれど笑

"ぼーっとして何も考えず何もせず"
にいられますか?
これ、できる人とできない人に分かれると
真っ二つに分かれそうな気がするですよね。

「何にも考えず何もせずに

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【本の紹介】「戦わなくていい。誰とも、自分とも。」 猫のお告げは樹の下で/青山美智子

【本の紹介】「戦わなくていい。誰とも、自分とも。」 猫のお告げは樹の下で/青山美智子

「心が病んでるって、一生懸命な人のことを
笑ったり、誰かが大切にしているものを平気で
踏みにじったりするやつのことだと思うんだ。」

今日は、青山美智子さんの作品を
4作品紹介しようと思います。
少し長くなるかもしれませんが、
最後まで読んで頂けると嬉しいです。

しんどい時、優しく背中をさすってくれるような
温かい作品ばかりで本当に大好きです。

はじめに紹介するのは
『猫のお告げは樹の下で』

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【夏におすすめの本その2】営繕かるかや怪異譚/小野不由美

【夏におすすめの本その2】営繕かるかや怪異譚/小野不由美

夏におすすめの本と言えば
真っ先に浮かんだのがこれでした。
シリーズ3冊発売されており、
うち文庫化されている2冊を去年読みました。

小野不由美さんは
十二国記や屍鬼が大好きなのですが
この本は未読だったんですよね、
そうしたら、私の好みを良く知る友人に、
何で読んでないの?絶対好きだよ!
と薦められてすぐ読んだのですが、
どストライクでした笑。
本当に夢中になるほど面白いのです。
薦めてくれた

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【夏におすすめの本】夜市/恒川光太郎

【夏におすすめの本】夜市/恒川光太郎

怪談やホラーは好きなジャンルのひとつなので
夏におすすめの本は沢山ある。
その中でも特におすすめしたいものを
少しだけでも8月中に紹介したいと思っています。
8月が終わってもまだまだ暑い日が続くと思いますので
残暑のお供にも、ぜひ。

今日は、私の大好きな作家でもある
恒川光太郎さんの作品から、
夜市(よいち)
を紹介したいと思います。
夜市は表題作で、もうひとつ、
風の古道という作品も収録され

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【本の紹介】あした咲く蕾/朱川湊人

【本の紹介】あした咲く蕾/朱川湊人

私は10代の頃から生きることに対して
ネガティヴな感情が強くあった。

そんなことが影響してか、
10代や20代の頃によく
長生きしたくないから
自分の残りの寿命を、残りの命の時間を、
好きな人や生きたいと命を求めている人に
分け与えることができたらいいのに、
と思っていたことがあった。

例えば家族や友人が病気になったり怪我をしたり
余命を宣告されるようなことがあった時、
自分の命を分け与えるこ

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