#9 住宅ローンどの銀行から借りるか問題。
#9 住宅ローンどの銀行から借りるか問題
前回、#8 変動金利か固定金利か問題を見てきました。以前の記事はこちら↓
https://note.mu/inatch/n/n216386f9c1a2
住宅ローンを全期間固定金利にすると決めたら、次はどの銀行から借りるかをざっくり考えておきましょう。詳細決定は気に入った土地と家を見つけてからでよいです。
どの銀行のローンにするかで車1台分ぐらい軽く変わるのでとても大事なお話です。
ポイントは、表面的な金利だけで決めないこと、です。
お金を借りるには、月々の支払いや利息以外にも、以下のような費用がかかります。
①保証料:万一、住宅ローンの契約者が住宅ローンの返済ができなくなった時に、契約者に代わって住宅ローンの肩代わりを保証会社にしてもらうために払うお金。銀行にとっては貸し倒れ回避の保険。
②団信(団体信用生命保険):住宅ローンの契約者が万一死亡してしまった場合に、保険金で残りの住宅ローン残高が支払われ、遺族は住宅ローンの返済をせずにマイホームを自分のものにできる生命保険の一種。別で取らず、金利に上乗せにする銀行もある。
③融資手数料:融資の手数料。融資額の2%程度取る銀行が多い。
これらの総額で比較しないと本当にお得な住宅ローンかがわからないのですね。
2019年1月時点で、全期間固定金利で代表的な3つのものを以下に並べてみました。借入額は以前シミュレーションした6,138万のうちの6,130万です。万単位はシミュレーションできないサイトが多いため。
フラット35は住宅金融支援機構ってとこがやってるやつです。窓口は各銀行になります。保証料不要で団信は任意加入です。以前団信は別払いでしたが、2017年から金利上乗せになったようです。1.77%は団信あり、9割超融資の前提です。融資手数料がほかよりかかる感じですね。
ソニー銀行はネット銀行です。ネット銀行は審査は厳しいようですが、代わりに金利も融資手数料も安いです。保証料不要、団信は金利に含みます。9割超融資で1.612%です。手続きは全てネットと郵送です。一応東京駅八重洲口近くに窓口がありますが、ここで手続きはできないようです。
三菱東京UFJ銀行は普通の銀行ですが、長期金利のローンが安いイメージです。保証料が結構かかります。団信は金利に含む、9割超融資で1.68%です。
それぞれ比較した中で総額で選んでください。2019年1月時点のこの中ではソニー銀行の総額「80,331,197円」ですね。
ソニー銀行以外にもネット銀行はありますが、総じてネット銀行は安い印象です。上場企業などにお勤めで多少審査が厳しめでも通りそう、ネットと郵送のみでの手続きに問題を感じない方であれば検討の価値大だと思います。
ネット銀行って信用できるの?って思う方もいるかもしれませんが、今回はお金を借りる側なので問題ないです。自分がお金を貸したり預けたりするなら相手の信用を見なければなりませんが。
こんな感じで、その時々で金利や保証料なども変わるので、借りるときの最新情報で比較してみてください。
くれぐれもあなたの勤務先なら特別金利でおトクにしますみたいなフレーズに騙されないようにしてください。自分の頭で比較して考えてください。
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