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本との出逢い

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のんびり読書記録🌿
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#読書感想文

〜ひとり〜『藍色の福音』

〜ひとり〜『藍色の福音』

導かれるように若松英輔さんの本を読む。
昨年 秋から少しずつ手にとり読んでいた
『藍色の福音』。

若松さんの文章を読む時は急ぎたくない。
そうしようと心がけているのではなく、自然とそうなっている。
若松さんの綴る本は決して難解でなく、むしろ私のような者にとって、とても読みやすい文章だ。だからこそ、一行一行を、そしてその行間を、大切にしたい。

いつの間にか、読むペースは一章ずつ。
詩も一編ずつ。

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🌿若松英輔さん
『ひとりだと感じたとき
あなたは 探していた
言葉に出会う』(亜紀書房)
を少しずつ読んでいます。
🌿〜p.81「心の水」。
一言一句、自分のことを言い当てられているようで震えています…

ひとり妄想読書会

ひとり妄想読書会

大好きな宮沢賢治。法華経との関係を見つめる本を読んでいます。今までそのことを「ふんわり」としかわかっていなかった自分。基礎的なことさえ理解していませんでした。

法華経は「妙法蓮華経」の略称で、原語のサンスクリット語では「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」と言うそうです。詳しくは省きますが「プンダリーカ」は“白い”蓮の花。「泥の中から咲く真っ白な蓮のような、妙なる真実の教え」という意味だったので

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「プリズン・サークル」

「プリズン・サークル」

この夏から秋にかけて、
坂上 香さん(ドキュメンタリー映画監督)の著書「プリズン・サークル」を読みました。
私は映画は観ていないので、本の中に没頭し、思考する形でした。

詳しい内容はここでは言及しないことにして、あくまで私自身が感じたものを記述いたします。

まず、読み終えてしばらく経つのに、ずっと考え込んでいる私がいます。書きたいことが山ほどあるはずなのに…でも言葉にならないのです。

偶然に

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