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哲学の本、冒険しがち。(追記あり)

哲学関係の著作には、タイトルに「冒険」と付くものが散見される。


内山節『哲学の冒険』

竹田青嗣『現代思想の冒険』

ホワイトヘッド「観念の冒険」

メルロ=ポンティ『弁証法の冒険』

ジェイムスン『弁証法的批評の冒険』

シンガー『ヘーゲル入門―精神の冒険』

中島義道『時間と自由―カント解釈の冒険』
    『空間と身体―続カント解釈の冒険』

竹内芳郎『実存的自由の冒険』

西研『実存からの冒険』

川本隆史『現代倫理学の冒険』


講談社の「現代思想の冒険者たち」というシリーズもある。

また、哲学を語れる社会学者たちは、次のような著書を出している。


上野千鶴子『構造主義の冒険』

橋爪大三郎『冒険としての社会科学』


これだけ並べてみると、「冒険」の定義や意味合いについて著者や編集者に問いたくなってくる。

西研さんの『実存からの冒険』に関しては、私は高校生のとき読んだが、たしかに冒険しているように心が踊った。


【追記】

浅田彰『逃走論―スキゾ・キッズの冒険』

そういえば、そんな副題でした。

岩波書店からは「現代哲学の冒険」、月曜社からは「叢書・エクリチュールの冒険」というシリーズが出ていますね。

松岡正剛『想像力の冒険者たち』は、書評集「千夜千冊エディション」からのセレクションみたいです。

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