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【台南】Part 2 「台湾好き」大集合!まだ知らない台湾に出会うならココ!地元の大学おすすめの人情ふれあいスポット 小歇冰舖(台南・南化)編

前回の自己紹介編に続いて、今回は記念すべき中華医事科技大学USRチームおすすめの観光スポット第1弾です!

今回の舞台となる台南市南化(なんか)区は台南市の最東端に位置する、人口約8000人の行政区である。台南市内で面積が最大の行政区であるにもかかわらず人口が少ないことから、人口密度が台南市内で最も低い行政区となっている。日照時間が長く温暖な気候、綺麗な空気と水、栄養たっぷりの土壌に恵まれた南化は、豊かな自然に囲まれたエリアとなっている。

そして、何といっても、自然溢れる南化で収穫される新鮮なフルーツは非常に美味しい。日本でも見慣れたバナナ、マンゴー、パパイヤ、アボカドに加え、台湾オレンジ(現地では柳丁)、パッションフルーツ、龍眼、バニラや食用ハイビスカス(ローゼルとも)といった台湾ならではのフルーツも生産され、そのどれもが南化の名産品となっている。

新鮮な台湾オレンジ

「フルーツのふるさと」とも呼ばれる南化において、地元の美味しいフルーツを使ったジェラート店を営んでいるのが、小歇冰舖(シャオシエビンプ:Knock off Gelato)である。幹線道路沿いに店を構える小歇冰舖は、道の駅のような休憩所として、多くの観光客が立ち寄る場所となっている。

可愛いロゴが特徴的の小歇冰舖

創業のきっかけは、両親の代から続くフルーツ運送業を営んでいたオーナーが抱いた、未来を見据えて事業形態の変化を図りたいという想いであった。宅急便によるフルーツ配送がシェアを拡大するなか、新たな一手を打って地域社会に貢献していきたいとオーナーは考えたのである。そこでオーナーは、規格外のフルーツを活用したジェラートの開発を地道に進めていくこととした。

今では地元産フルーツを使ったたくさんのジェラートが目白押し!


「アイデアはあるのに、どのように実現すればいいのかわからない。」

シャーベット店を開店したいというアイデアはあるものの、具体的な方法が分からないという悩みを抱くオーナーの転機となったのが、中華医事科技大学USRチームとの連携であった。実現方法や支援などを探していたオーナーが、USRチームに想いとアイデアを打ち明けたことで、USRチームとの共同プロジェクトがスタートし、ジェラート店の開店に向けた構想が練られ始めることとなった。

フルーツ出荷センターで本学教員と話し合っている様子

時を同じくして、オーナーの娘さん夫妻が地元にUターンしてきたことも小歇冰舖プロジェクトにとっては大きな転機となった。USRチームと話し合いを重ねながらアイデアを形にしていく上で、若者の熱意と創造力、さらに新しいことに挑戦しようとする吸収力が大いに発揮された。

可愛いジェラート♡

あくまでUSRチームの役割は、地元住民の皆さんのアイデアを実現するための手助けをすること。例えば、法律に触れることがないよう、台南市政府に規程を確認するお手伝いをしたり、情報システムに詳しい本学教員が携わってシステムの導入に向けた勉強会を開くなどなど。

本学教員による勉強会

いつの日か、もしUSRチームのサポートがなくなったとしても、地元住民の皆さん自身で運営していけるよう、そのエンジン作りのお手伝いをすることがUSRチームの役目だと考えている。

本学学生も積極的に小歇冰舖プロジェクトに参加

こうして、2021年12月31日にオープンした小歇冰舖は、現在、ジェラートのほかにコーヒーや軽食も提供しており、地元を代表するおしゃれスポットのひとつとなっている。また、地域のお年寄りの農家さんたちがスタッフ体験をしていたりと、老若男女を問わずたくさんの人々が集まる素敵なスペースとなっている。そんな笑顔溢れる空間で、地元ならではのフルーツを使った美味しいジェラートを楽しんでいると、周りの皆さんが優しく声をかけてくれること間違いなし!

子どもから大人まで楽しめるのが小歇冰舖のジェラート

地元の皆さんの想いがつまった小歇冰舖で、旅の疲れをゆっくりと癒してみてはいかがだろうか。

住所:台南市南化区北寮里49号
アクセス:
①興南客運玉井バス停から緑26号or緑27号に乗車、北寮街尾で下車後徒歩5分
②興南客運玉井バス停から緑29号(タクシー車両型バス)に乗車、四埔で下車後徒歩7分
③興南客運新化バス停から緑12号に乗車、南寮で下車後徒歩6分

営業時間等は下記サイトでご確認ください!
https://www.facebook.com/knockoffliao/?locale=zh_TW