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ヨーガレッスンにおける「礼に始まり礼に終わる」とは…?


前回は
「礼に始まり礼に終わる」心のヨーガレッスンのはじめ方をお伝えしました。

今回は、先生から教えていただいた
「なぜヨーガの道で礼を重んじるのか」を、
皆さまと共有させていただきたいと思います。



・「礼に始まり、礼に終わる」とは

心のヨーガレッスンでは姿勢を整えて座り、
始まりの挨拶をしていきます。

それは、
ヨーガの道を導いてくださる先生を敬い、
生徒どうしお互いを尊重し、
生命に敬意を示すを表しています。

ヨーガのポーズでは、
"自分の身体をコントロールする"ことから始め、
徐々に心を訓練する段階に入り、
集中力を習得していきます。

というのも、ヨーガレッスンの目指すところが
①怒りや悲しみ、迷いや不安などの心に振り回される自分の弱さを超えて、
②本来の自分に気づき、
実現したいことを叶えて、社会に役立つように生きていくことだからです。



・礼はヨーガの基本

また、
ヨーガはポーズ(アーサナ)だけを行うものではなく、
ヤマ・ニヤマという生き方の実践があります。

これは本来
ヨーガのポーズを学ぶ前段階としてあるものです。
"ヤマ・ニヤマを実践していなければヨーガのポーズを行う資格がない"と言われるくらい重要だそうです。

全部で10ある生き方のうちの一部をご紹介します。

ヤマとは、
"社会や他者との関わり方、
社会的マナーです。

ヤマの中の
アヒムサー(非暴力)という教えでは

・考えでも行為でも、いかなる生物に暴力をふるわないこと、
親切心、優しさ、思いやり、尊敬をもって接すること

サティア(真実)という教えでは

素直であること

といった生き方を日常生活の中で練習していきます。



・ヨーガレッスンを始める時の礼

武道などでも座礼は稽古や試合の始まりと終わりに欠かせない礼儀作法で、
相手への敬意と自身の心を整えるために行われます。

「礼に始まり礼に終わる」心のヨーガレッスンも同じです。

正しく座って行う礼儀作法は単なる形式的なものではなく、
心のトレーニングとしてあります。



・ヨーガレッスンを終える時の礼

どれだけたくさんのポーズを覚えても、
ヤマ・ニヤマ(礼儀・礼節)を実践していなくてはは台なしです。

レッスンが終わる時も姿勢と呼吸を整え
先生と向き合い礼をして
教えに対する感謝の心を表します

このように自分を律していくことで
スタジオを出ると日常モードに戻ってしまう自分から、
スタジオを出てもヨーガレッスンで得た集中と落ち着きを継続していこうとする自分になれます。



次回の記事では、7月26日に行ったレッスンの様子をご紹介していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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