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書店に勤める会社員のエッセイ

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エッセイ集『探してるものはそう遠くはないのかもしれない』にはあえて書かなかった、書店員っぽいエッセイはこちらに
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#新井見枝香

新井モーニング

新井モーニング

ストリップに行ってみたいけれど勇気が出ない。
ストリップに興味はあるけれどルールがよくわからない。
ストリップに行くのは久々でちょっと不安だ。

そんなあなたに、新井モーニングのご提案です。
上野の純喫茶で朝食を食べながら、システムやルールのご説明、
可能な限りご質問にもお答えし、その後、劇場に向かいます。

ストリップ劇場「シアター上野」は正午開演なので、
集合はゆるりと10時半頃。出演期間は2

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔赤いスカートと緑のエプロン〕新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔赤いスカートと緑のエプロン〕新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話(第4回)。 ※最初から読む方はこちらです。

 以前勤めていた書店では、制服を着て働いていた。ワイシャツだけはなぜかピンクと水色と黄色から選べたが、紺色のベストとスカートを貸与されれば、自分らしさを出す気にもならない。今日は何色のシャツを着ようかと悩んだところで、どのみち同じ色を着ている人はいるし、時には全員、店内が黄色で揃ってしまう

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」第2回 〔スポーツクラブと百獣の王〕 新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」第2回 〔スポーツクラブと百獣の王〕 新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話。

 職場のある商業施設「日比谷シャンテ」は、地下2階で地下鉄の日比谷駅に直結している。最高だ。雨の日も風の日も、特に冬は、生命を脅かすほどの寒さから私を守ってくれて、本当にありがとう。今後も、仕事選びの条件として【職場が駅直結】を真っ先に挙げたい。時給が100円安くても構わないほどだ。
 その地下2階の飲食店街を抜けると、「メガロス

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔ナマケモノと私〕新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔ナマケモノと私〕新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話(第6回)。※最初から読む方はこちらです。

 最近、私の部屋にはナマケモノがいる。手足がひょろ長くて、目がぱっちりとしたぬいぐるみだ。それは書店員の傍ら、踊り子としてデビューした際に、お客さんからもらったものである。どうせパチンコかなんかの景品だとは思うが、あげたくなった理由は「似ているから」と言っていた。確かに私の髪は獣のような金色

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔「#ジブン追い越す」と〇〇嫌い〕新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔「#ジブン追い越す」と〇〇嫌い〕新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話(第3回)。 ※最初から読む方はこちらです。

 「オイコス」というヨーグルトをご存じだろうか。最近どこのスーパーやコンビニでも並んでいる人気商品だ。タンパク質が摂れて、脂肪ゼロ、1カップ100Kcal未満のカラダにうれしいヨーグルトである。しかもコクがあって美味しい。つい回し者みたいに絶賛してしまったが、インドア派かつ運動不足なイメー

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」〔大人の矛盾と子供のモヤモヤ〕新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」〔大人の矛盾と子供のモヤモヤ〕新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話(第7回)。※最初から読む方はこちらです。

 勤め先の書店がある商業施設「日比谷シャンテ」は、地下2階で日比谷駅に直結している。その通り道には、大好きなスターバックスがあって、通りかかるたびに甘いドリンクを飲む習慣がついてしまった。しかし、行きも帰りもとなると、さすがに節制したほうが良いのではと思い、ミルクを無脂肪に変更することにした

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」第1回 〔土の香りとレトルトのパスタソース〕 新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」第1回 〔土の香りとレトルトのパスタソース〕 新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話。

 私は都内でひとり暮らしをする、39歳の会社員だ。こうして物を書くこともあるが、基本的には、書店に立って本を売っている。
 3年前に台東区の実家を出て、ひとり暮らしを始めた。縁もゆかりもない東久留米を選んだのは、単に不動産屋に勧められたからである。その頃、新しい書店のオープンに携わっていて、ハムスターのカラカラみたいに、働いても働

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔ビュッフェと地球〕新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」 〔ビュッフェと地球〕新井見枝香

日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話(第5回)。※最初から読む方はこちらです。

 私は「ビュッフェ」が好きだ。いろいろなものをちょっとずつ食べるという行為に、お腹を満たすこととは別の幸福を感じる。ひとり暮らしで自炊するようになってからは、そこにありがたみも加わった。ひじきと、切り干し大根と、おからと、春雨サラダと、ポテトサラダと、おひたしと、だし巻き玉子と、肉じゃがを、

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エッセイ「日比谷で本を売っている。」第8回 〔秘湯と白猿〕新井見枝香

エッセイ「日比谷で本を売っている。」第8回 〔秘湯と白猿〕新井見枝香

 日比谷で働く書店員のリアルな日常、日比谷の情景、そして、本の話(第8回)。※最初から読む方はこちらです。

 秘湯と呼ばれるその温泉は、気が遠くなるほどつづら折りを繰り返した、山の奥の奥にあった。江戸時代には、立派な茅葺き屋根の宿が3軒並んでいたそうだが、今はいちばん奥の1軒を残すのみ。火事で焼けてしまった真ん中の跡地は、そのままになっていた。そのいちばん手前、趣きのある新しい旅館が、今夜泊まる

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