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イスラム教信者だけど、それ以上に自分信者のタクシードライバーとの出会い@Luxor,Egypt

おはようございます、ホリスティックコーヒー起業家のYukiです☺︎

今日はエジプトルクソールでの出会った、宗教との付き合い方が上手なタクシードライバーについてお話ししたいと思います。

彼との出逢いは、ルクソール空港のタクシー乗り場。
シャルム・エル・シェイク(リゾート)では、基本的にシャトルを利用するという甘ちゃんだったので、空港でタクシー交渉から始まるのはなんだかご無沙汰で、ふっかけられるだろうと思いかなりの覚悟を持ってタクシー乗り場へ行く。

が、100エジプトポンド(700円くらい)で10km先のホテル連れてってと言ってみたところ「いいよ。」と。え?こんな感じ?

と思ったら、横から他のドライバーが茶々をいれる(客よこせ的な)
彼らが言い合った末に別のドライバーに引き渡され、「100ポンドでは行かないよ!」と言われる始末。。。100でいいって言ったじゃん!!!と元々のドライバーに訴え、なんとか元々のドライバーさんに乗せてもらえることに。

道中で色々な話を聞く中で「なぜ他のドライバーが観光客からぼったくろうとするのかわからない。良いことをしたら必ず返ってくると僕は信じている」と。ふ〜〜〜ん、そういうこと言っときながら何か意図があるのでは・・・と思ったのですが、無事に700円でホテルに連れて行ってもらうことに成功。最後にもし困ったら連絡して、1日ツアーもできるし、別に必要なかったら連絡しなくて良い、と。

タクシー@Egypt

遺跡系を回るのに40度の灼熱の中毎度交渉はきついよねと友人と相談した結果、半日だけドライバーをお願いすることに。色々交渉して、結局言い値の15ドル(朝7時〜12時)にしてもらえることに。普通にツアー会社経由で1日タクシー貸切とかを予約すると1万円とかざらの中。

私は遺跡とかよりも人々がどんなふうに暮らしててとかどんな考え方でその背景には何があるのかを知るのが好きで。

半日のなかで彼から現地の話をたくさん聞きました。
鉄骨が飛び出てる中途半端な建物がやたら多かったのでなぜかと聞いたら、中途半端のままだと税金払わなくて済むからだとか😂
イスラム文化のエジプトで、女性は以前よりも外に出て働けるけど、やはりカイロのような都会だとより容易でルクソールのような小さな都市だとまだまだ難しいとか。

ルクソールの街

そして彼は、高校卒業後(?)父親と同じようにタクシードライバーの道に。英語もかなり流暢だったので、相当努力したんじゃないかな。そしていまでは旅行会社を経営をしており、従業員もいて会社をもっと大きくしていくのが夢なんだと。
お客様に良いサービス(満足してもらえるサービス)を提供すると、翌日もツアーを組んでくれたり、友人を紹介してくれたり。繋がっていくので、その日のことしか考えないぼったくりタクシーとはマインドがちがうんだと。

かなり仲良くなり、価値観や考え方を知るうちにこの人は信頼できると思い夜は一緒に飲んでみることに。

あれ、イスラムの人って飲んでいいんだっけなあ〜〜と思いながらも、
エジプト人と飲む機会なんてないので飲んでみることに。ナイル川沿いで外飲みw

ルクソールナイル川沿い

色々なことを熱く語る中で、どの国にもいい人もいれば悪い人もいる。国は関係ないし、宗教も関係ないのでは?と彼は言う。

自分はイスラム教信者で、ラマダン中はちゃんと断食もすると。
だけど、人生を楽しむ上でこういった機会にお酒を飲むことは悪いことではないと。「神様を信じているけど、それ以上に自分を信じてる」と。
ビジネスも自分はやれるって信じてるから進んでいくだけだって。
その時、違いはここだなって。

私は無宗教なので、生まれた時から宗教を持っている人の気持ちはわからないかもしれない。たくさんしがらみがあるのだと思う。

だけど私たちは、何かができない時に何かのせいにしてしまいがちだ。
宗教のせいだ、自分が生まれた環境のせいだ、仕事のせいだ、子供のせいだ

最終的には自分の行動も、マインドも自分で選択しているのだから、
何かのせいにしている限りはなにも変わらないんじゃないかなあと。
わたしも少し前ではそういうマインドだった。

彼と出逢って改めてそれを感じたし、彼とはなんだかすごく繋がりを感じた(恋愛感情とかでなく、もっと奥深いやつw笑)

人生の舵を他人や何かに握らせず、自分の人生は自ら切り開いていくんだと改めて感じたエジプトルクソールでの出会いでした。



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