マガジンのカバー画像

シネマテーブル by maeda penclub

70
前田ペンクラブの映画鑑賞履歴を感想を添えてまとめています。
運営しているクリエイター

#映画

『最後まで行く』(2023/日本)

『最後まで行く』(2023/日本)

原作は2015年の韓国映画だそうで、中国やフランスでもリメイクされているようです。2023年の日本でも『新聞記者』や『余命10年』の藤井道人監督によって映画化されました。
最初に言っておきますが、冒頭から全然飽きないエンタメ映画としてかなり面白い部類だと思います。

さてあらすじ。
主演は岡田准一なんですが、昨今は無骨な役が多いような印象ですが、今回は情けないクズ刑事を好演しております。
最初から

もっとみる
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023/アメリカ・日本合作)

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023/アメリカ・日本合作)

予告編を観てとても楽しみな気持ちになったのは私だけではないはず。
いきなり不穏な書き出しですが、一体どういうことなのかはこれから述べていきます。
予告編が面白いけど全編見たらそうでもなかったという映画はよくありますよね。
この映画はそんな映画でもないんです。ただとても評価に困りました。

見終わった直後の一言は「面白いけど面白くない」です。
予告編でやってたようなステージやマリオカートは観ていて楽

もっとみる
『ロスト・バケーション』(アメリカ/2016)

『ロスト・バケーション』(アメリカ/2016)

1975年の『ジョーズ』から40年の時を経て、いよいよサメ映画が原点回帰したそうです!
サメ映画観ない人にはなんじゃそりゃという話でしょう。もちろん私もそんな感想です(笑)。

どういうことかというと、クリーチャーのようなサメが登場したり、サメが宇宙に登場したり、めちゃくちゃなサメ映画が昨今は乱発されてましたが、それもちょっと飽きられてきて、40年前の原点である”静かに迫り来る恐怖”としてのサメ映

もっとみる
『THE BATMAN ザ・バットマン』(2022/アメリカ)

『THE BATMAN ザ・バットマン』(2022/アメリカ)

最近ファミマに足を運びますと「ザ」のつくパンが並んでおります。ザ・クリームパンとかザ・カレーパンとか。

わざわざ「ザ」をつけるってことは、今までいろいろアイディア商品出してきたけどここで原点回帰であったり王道で勝負しよう、という意図があるんじゃないかなと。
ということでザ・バットマンを観てきました。

過去にはクリストファー・ノーランの超ハード路線のバットマンやスーパーマンとコラボするバットマン

もっとみる
『シン・ウルトラマン』(2022/日本)

『シン・ウルトラマン』(2022/日本)

庵野秀明のシン・〇〇シリーズのウルトラマンです。ただ注意なんですが、庵野秀明氏は脚本と監修をしていますが、監督が樋口真嗣です。樋口真嗣といえば実写版『進撃の巨人』の監督をやってらっしゃいました。そういう意味でちょっと不安はありましたね。

さて感想なんですが、先に一言でコメントするならば、、

「112分で終わるのが残念」

もっと観たかった。最初から駆け足・詰め込み気味な進み方でしたが、それでも

もっとみる

『ゴジラvsコング』(2021/日本)

タイトルままです。内容は想像通りです。
前のゴジラでは芹沢博士役で渡辺謙が出てました。ハリウッド映画経験十分のケン・ワタナベは周囲の俳優陣と比べて遜色ない立ち回りでした。さすが!

今回はその息子として小栗旬が出てきます。小栗旬も38歳です。じゅうぶん大人なんです。でも外国の俳優陣の中にいると幼く見えますね。

そして小栗旬の英語はヒヤヒヤしますね。

シュン・オグリ大丈夫!? 負けるなよ!

もっとみる
『竜とそばかすの姫』(2021/日本)

『竜とそばかすの姫』(2021/日本)

退屈はしません、映像は美しいです。最後まで観れます。
しかし何かが足りない。観てると途中で『サマーウォーズ』の二番煎じだと思えてしまう。
『サマーウォーズ』の内容を薄くして、映像だけ美しくしました、という感じである。

あらすじ。高知県に住む父子家庭の17歳の女子高生すずが主人公。幼い頃の母親の死別により、大好きな歌を歌えなくなってしまう。
そんなときに『サマー・ウォーズ』のオズみたいな仮想空間で

もっとみる
『サマー・ウォーズ』(2009/日本)

『サマー・ウォーズ』(2009/日本)

おそらく10年前ぐらい前に観たと思うんですが、久しぶりに鑑賞しました。
こんなにこの人の映画面白かったんだ、と思い出すことができました。。

時かけとサマーウォーズまではやっぱり面白かった
『時をかける少女』も良かったですし本作も良かったので、その先の映画は劇場で観るようにしたんですが、これを超える映画はなかった印象です。
だから「細田さんはこんなものか〜」という最近の印象だったんですが、『サマー

もっとみる
『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(2020/日本)

『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』(2020/日本)

1969年5月、東大901教室で後に伝説を呼ばれる討論会が行われました。
当時、反体制であり革命を信じる若者たちによる学生運動がさかんでした。いわゆる左翼と呼ばれる人たちなんですが、その総本山が東大だったんですね。
そこに乗り込んだのが三島由紀夫である。のちに伝説と呼ばれる右翼と左翼の討論会が50年以上の時を経てドキュメンタリー映画として公開されたのです。

|当時の三島由紀夫の立ち位置は?
当時

もっとみる
『ヒミズ』(2012/日本)

『ヒミズ』(2012/日本)

原作は古谷実の漫画だそうです。
若かりし未成年の頃の染谷将太と二階堂ふみが出ています。
2012年公開ということで東日本大震災を絡めて物語は進みます。

主人公の染谷翔太演じる住田少年は「普通に暮らすこと」を夢にしています。なんだその小さな夢は、という人もいるかもしれませんが、震災の被害者でもあり家庭事情も複雑であり、夢を叶えるのは難しい。
ヒロインの二階堂ふみ演じる茶沢はなぜか住田に狂信的な想い

もっとみる
『セブン』(1996/アメリカ)

『セブン』(1996/アメリカ)

公開は1996年、なんと25年前ですね。ダークでグロもありますがハイセンス映画です。血の気の多い若手刑事として若かりしブラッド・ピットが出てきます。退職間近のベテラン刑事はみんな大好きモーガン・フリーマンです。監督はグロ描写に定評のあるデビット・フィンチャーです。

ではあらすじ。アメリカのとある都会で起きた猟奇殺人が物語の始まりです。調べていくうちにキリスト教の七つの大罪になぞらえた事件であるこ

もっとみる
『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987/日本)

『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987/日本)

後にアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を制作するGAINAXの初の長編アニメ映画です。庵野秀明は作画監督として参加しています。

あらすじ。地球に似た架空の惑星が舞台です。オネアミス王国には宇宙軍という組織があり、そこの士官シロツグが主人公です。宇宙軍というと格好いい感じがしますが、宇宙に行ったことがなくて、実は何もしていない落ちこぼれ部隊なのです。劇中では税金の無駄遣いだと批判されるシーンが目立ち

もっとみる
『真昼の決闘』(1952/アメリカ)

『真昼の決闘』(1952/アメリカ)

突然、西部劇を観たくなりました。アマプラで探すといろいろありました。
舞台は1870年、アメリカ西部の街。

主人公は保安官のゲイリー・クーパー(おそらく五十路前)、それがかなり年の差あり若いであろうグレイス・ケリーと結婚式を挙げるところから始まります。
グレイス・ケリーはモナコ公妃で有名ですね。

結婚式当時に因縁ある悪党が復讐にやってくるけどどうする?!結婚式当日なので、新郎新婦で幸せいっぱい

もっとみる
『オーシャンズ8』(2018/アメリカ)

『オーシャンズ8』(2018/アメリカ)

初めてオーシャンズ〇〇の映画を観ました。
エンタメに振り切った映画はそもそもあまり観ない、かつ、観たとしてもドウェイン・ジョンソンが出るような男臭い映画を観ていました(笑)。

『オーシャンズ8』は全員女性の窃盗グループです。女性ならでは?の窃盗テクニックがあるかといえば、さほど無かったです。せっかく女性キャストばかりなのに監督が男性だったのが、あまり活かされてないのかもしれないと思いましたね。

もっとみる