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シネマテーブル by maeda penclub

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前田ペンクラブの映画鑑賞履歴を感想を添えてまとめています。
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『仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド』(2024/日本

『仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド』(2024/日本

20周年記念のガンダムSEEDを絶賛したのですが、本当はこっちの20周年のほうが楽しみでした。なんならついでにSEEDを観たぐらいです。2003年からニチアサ枠で放送された仮面ライダー555ですが、いい意味で仮面ライダーに変身できる人のラインを下げてくれました。

これまでは改造されている本人しか変身できなかったわけですが、変身ベルトをアイテム化することにより、ベルトによっては誰でも変身できるよう

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『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(2008/アメリカ)

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』(2008/アメリカ)

インディ・ジョーンズシリーズは気がついたら金ローで放送されているイメージがあるので、シリーズ作品は何作もあるのかなという気がしますね。私もよく分かってないのでこの機会に整理してみました。

<インディ・ジョーンズのシリーズ一覧>
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』 (1981年)
『魔宮の伝説』 (1984年)
『最後の聖戦』(1989年)
『クリスタル・スカルの王国』 (2008年)
『運命

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初期の新海誠映画2作

初期の新海誠映画2作

初期の新海誠映画を2本鑑賞したので感想を書いていきます。

『秒速5センチメートル』(2007/日本)

なんだろうか、この感覚は。
普段よく知らない人と胸の内に秘める共通の趣味を見つけたような感覚。
『君の膵臓をたべたい』を観たときも思ったんですが、
「君もハルキストだったんですね!」という喜びでいっぱいです。

現代をときめく作家の皆様にハルキイズムが沁みわっているようで、ハルキストとはしくれ

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『最後まで行く』(2023/日本)

『最後まで行く』(2023/日本)

原作は2015年の韓国映画だそうで、中国やフランスでもリメイクされているようです。2023年の日本でも『新聞記者』や『余命10年』の藤井道人監督によって映画化されました。
最初に言っておきますが、冒頭から全然飽きないエンタメ映画としてかなり面白い部類だと思います。

さてあらすじ。
主演は岡田准一なんですが、昨今は無骨な役が多いような印象ですが、今回は情けないクズ刑事を好演しております。
最初から

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『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023/アメリカ・日本合作)

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023/アメリカ・日本合作)

予告編を観てとても楽しみな気持ちになったのは私だけではないはず。
いきなり不穏な書き出しですが、一体どういうことなのかはこれから述べていきます。
予告編が面白いけど全編見たらそうでもなかったという映画はよくありますよね。
この映画はそんな映画でもないんです。ただとても評価に困りました。

見終わった直後の一言は「面白いけど面白くない」です。
予告編でやってたようなステージやマリオカートは観ていて楽

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【ネタバレあり】『シン・仮面ライダー』最高!

【ネタバレあり】『シン・仮面ライダー』最高!

泣いた。うるうるが止まらない。目頭が熱くなる。
こういうのを待っていました。10点満点です。

まじめな仮面ライダー映画といえば、造詣が深い方は分かると思いますが、だいだい上手くいってません。今回仮面ライダー生誕50周年企画ということで庵野秀明監督のもと『シン・仮面ライダー』が製作されました。

納得できなかった設定にも理由をつけてくれた

私は仮面ライダー好きですが、ずっと思ってました。「変身し

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『仮面ライダーBLACK SUN』(2022/日本

『仮面ライダーBLACK SUN』(2022/日本

映画じゃないんですけどね、なんだかんだで2回観ましたので感想を述べていきます。
1987年テレビ放送された『仮面ライダーBLACK』のリブート作品であり、『孤狼の血』などで有名な白石和彌監督による大人向けの仮面ライダーとなっております。
当然の如くR-18指定の作品となっておりますが、それはグロ描写によるものとなります。仮面ライダーですが子供には見せられたものではありません。

全体的に好印象もイ

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『ハナレイ・ベイ』(2018/日本

『ハナレイ・ベイ』(2018/日本

『東京奇譚集』という村上春樹の短編集があり、そこに『ハナレイ・ベイ』という短編が収録されています。本作はそれを原作とした90分ほどの映画です。

村上春樹原作の映画は「映像化が難しい」とよく言われます。小説には独特の世界観があります。回りくどいと思われるような主人公の心情描写や超独特な比喩表現に溢れており、それを映像化するのは難しいのです。2022年に公開された『ドライブ・マイ・カー』は映像化に成

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『ロスト・バケーション』(アメリカ/2016)

『ロスト・バケーション』(アメリカ/2016)

1975年の『ジョーズ』から40年の時を経て、いよいよサメ映画が原点回帰したそうです!
サメ映画観ない人にはなんじゃそりゃという話でしょう。もちろん私もそんな感想です(笑)。

どういうことかというと、クリーチャーのようなサメが登場したり、サメが宇宙に登場したり、めちゃくちゃなサメ映画が昨今は乱発されてましたが、それもちょっと飽きられてきて、40年前の原点である”静かに迫り来る恐怖”としてのサメ映

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サメ映画の歴史、カオスから原点回帰へ

サメ映画の歴史、カオスから原点回帰へ

『シャークネード』(2013/アメリカ)

シャークネードシリーズはヒットすると思ってなかったそうなんですが、放送されるとSNSで話題となって瞬く間にカルト的な人気が出て、その後続編が5つも作られたそうですよ。まあ、私は2度と観るつもりはありませんが()

あらすじも何もないんですが、竜巻に乗ってサメがアメリカの街を襲うって映画です。B級にしてはまあ良い出来かなって感じます。

(面白さ:★★☆☆

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『ナイトメア・アリー』(2022/アメリカ)

『ナイトメア・アリー』(2022/アメリカ)

ダークファンタジーに定評のあるギレルモ・デル・トロ監督の最新作です。本作はアカデミー作品賞にもノミネートされましたし、過去にも『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー作品賞も受賞してますから期待値は高めです。

何よりも通勤中の電車で延々『ナイトメア・アリー』の予告が流れていて、ケイト・ブランシェットがめっちゃ格好良かったので、これは観なきゃなあと盛り上がりました!

ーーというふうに自分の中で

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『THE BATMAN ザ・バットマン』(2022/アメリカ)

『THE BATMAN ザ・バットマン』(2022/アメリカ)

最近ファミマに足を運びますと「ザ」のつくパンが並んでおります。ザ・クリームパンとかザ・カレーパンとか。

わざわざ「ザ」をつけるってことは、今までいろいろアイディア商品出してきたけどここで原点回帰であったり王道で勝負しよう、という意図があるんじゃないかなと。
ということでザ・バットマンを観てきました。

過去にはクリストファー・ノーランの超ハード路線のバットマンやスーパーマンとコラボするバットマン

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『トップガン マーヴェリック』(2022/アメリ

『トップガン マーヴェリック』(2022/アメリ

「どうせいつもと同じやつでしょ?」
トム・クルーズのこういう系の映画観るときはいっつもこう思います。
1986年の『トップガン』の続編を今さら2022年に公開?

『ロッキー・ザ・ファイナル』じゃあるまいし、、還暦近くなって過去の名作をやるなんて、、
過去の成功体験を捨てられないのかい? えー、どうしよう? 観る? まぁ観るか。。

36年前と同じスタジャンを羽織り、カワサキのバイクにまたがってか

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『シン・ウルトラマン』(2022/日本)

『シン・ウルトラマン』(2022/日本)

庵野秀明のシン・〇〇シリーズのウルトラマンです。ただ注意なんですが、庵野秀明氏は脚本と監修をしていますが、監督が樋口真嗣です。樋口真嗣といえば実写版『進撃の巨人』の監督をやってらっしゃいました。そういう意味でちょっと不安はありましたね。

さて感想なんですが、先に一言でコメントするならば、、

「112分で終わるのが残念」

もっと観たかった。最初から駆け足・詰め込み気味な進み方でしたが、それでも

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