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『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023/アメリカ・日本合作)

予告編を観てとても楽しみな気持ちになったのは私だけではないはず。
いきなり不穏な書き出しですが、一体どういうことなのかはこれから述べていきます。
予告編が面白いけど全編見たらそうでもなかったという映画はよくありますよね。
この映画はそんな映画でもないんです。ただとても評価に困りました。

見終わった直後の一言は「面白いけど面白くない」です。
予告編でやってたようなステージやマリオカートは観ていて楽しいです。
ただストーリーとかキャラクターはステレオタイプすぎて何にも面白くない。

「えっ、これ子供向けの映画ですよ?」

と言われたら大人が何文句つけてるんだという気持ちにもなります。とはいえファミコンの懐かしい感じの演出に子供が分かるのか?とも言いたくなります。

「いやいやそれは子供と一緒に観に来た大人を楽しませる演習ですよ?」
と言われたらそれもそうです。

なんかそんなことを考えてしまうから評価が難しい映画です。

違う観点から言わせてもらうとちょっとアメリカナイズされすぎかなと。
ベタベタのベタのアメリカンジョークみたいな雰囲気が全体的にあり、ちょっと抵抗があります。アメリカのゲームなら別にそれでいいですが、日本のゲームでそういうことやられるとちょっとねえ、、という気持ちになるのは私だけではないはず。

あとピーチ姫のビジュアルがちょっと私としてはいまいち。
これもちょっとアメリカナイズされすぎ?
いちおうヒロインぞ?
とずっと思いながら観てました。

でもファミコンやスーファミのマリオが映画になって動いてる!と思ったら楽しいです。でもストーリーとかアメリカナイズに抵抗もあります。

面白いから10点という自分と薄っぺらでつまらない0点という両極端の自分がいるという評価に困る映画でした。なので割って5点とします。

(採点:★★★★★☆☆☆☆☆)

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