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『シン・ウルトラマン』(2022/日本)

庵野秀明のシン・〇〇シリーズのウルトラマンです。ただ注意なんですが、庵野秀明氏は脚本と監修をしていますが、監督が樋口真嗣です。樋口真嗣といえば実写版『進撃の巨人』の監督をやってらっしゃいました。そういう意味でちょっと不安はありましたね。

さて感想なんですが、先に一言でコメントするならば、、

「112分で終わるのが残念」

もっと観たかった。最初から駆け足・詰め込み気味な進み方でしたが、それでも楽しんでみれました。ちなみに私めは『ウルトラマン』〜『ウルトラマン80』までは抑えています。そういうウルトラマンに一家言ある人からすると思わずニヤリとしてしまう演出やセリフが随所に散りばめられて、とにかく楽しい。

予告編を観たら分かるのでネタバレしますが、ザラブ星人とメフィラス星人が登場します。原作通りのザラブ星人の明らかに裏のありそうなディールからの〇〇感、山本耕史演じるメフィラス星人の慇懃無礼な策士感。原作テレビ版では子供騙しと思って目を瞑っていたシーンも庵野秀明氏が納得感のある演出で理由づけしてくれたのは好印象です。

でも、でもですよ。しょせん庵野秀明は脚本と監修、監督は樋口真嗣です。なんか庵野秀明の脚本をなぞってるだけだなあ〜って感じが否めません。シンゴジラとかシンエヴァに溢れていた庵野果汁が足りません笑

ウルトラマンのお祭り映画はあるけど、真面目な実写映画ってあんまりない認識なので、ウルトラマン実写映画としてみればかなり面白いですが、庵野果汁を求めてる人にはちょっと物足りないかなって印象です!

「112分で終わるのが残念」「庵野果汁が足りない」でそれぞれマイナス1点して8点とさせてください!

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