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高井宏章 雑文帳

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徒然なるままに。案外、ええ事書いてます
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2020年6月の記事一覧

高井さんのnoteは「闘気なきSEO対策の鬼」だった

高井さんのnoteは「闘気なきSEO対策の鬼」だった

このところ「なんでかな」と首をひねっていた謎が、とても明快かつ愉快に解けたので、シェアいたします。

私、「SEOの鬼」でした。

SEOはアレですね、スピードワゴンじゃなくて検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)でございます。

しかも、ただの「鬼」じゃございません。

「闘気」を消した鬼、です。

もうね、猗窩座でも検知できない。
検知できないけど検索ではヒ

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「語りえないもの」を描いた天才ジョージ秋山 『捨てがたき人々』

「語りえないもの」を描いた天才ジョージ秋山 『捨てがたき人々』

今回は何度か紹介しようと試みては断念してきた作品、『捨てがたき人々』(小学館、幻冬舎)を取りあげる。

ジョージ秋山『捨てがたき人々』 幻冬舎文庫

6月に入り、作者・ジョージ秋山氏が先月亡くなっていたことが明らかになった。この機会に書くしかないだろうと腹を固めた。以下、敬称略で書き進める。

書くのを諦めてきたのは、この作家の作品に正面から向き合うと、「すごい」の先につなぐ言葉が浮かんでこないか

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10億年後を心配する、最も“ぶっ飛んだ“AI論 『LIFE 3.0』

10億年後を心配する、最も“ぶっ飛んだ“AI論 『LIFE 3.0』

まず自分の誤算を白状しておこう。
まさか邦訳が出るとは。しかも、こんなに売れるとは。

『LIFE 3.0』紀伊国屋書店
マックス・テグマーク/著 水谷淳/翻訳

私は本書を2017年に原書で読んだ。刊行直後、駐在先のロンドンの書店で「面展開」されていて、タイトルと表紙に惹かれた「ジャケ買い」だった。ちなみに英語版単行本の表紙も、夜景とタイトルを組み合わせたもので日本語版に近い。

英語なので多少

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父のスーパーカブ

父のスーパーカブ

今年80歳になる私の父はバイクの限定解除の免許を持っている。
いい加減にばら撒かれた時代の、いわゆる「おっさん免許」だ。
それでも限定解除は限定解除。私が18歳になって中型免許を取ったときには、「お前と違って、どんなでかいのでも乗れるんだ」と散々自慢された。
ちなみに中型は排気量400ccまでのバイクしか乗れない。

今から30年ほど前、大学2年の時。友人の兄が、放置していたバイクを格安で譲ってく

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コロナのインフォデミックが問う「情報のワクチン」の真価

コロナのインフォデミックが問う「情報のワクチン」の真価

本稿は新潮社のニュースサイト「Foresight」に寄稿したコラムを再構成したものです。編集部のご厚意で転載しています。

世界を不況に追い込み、人々の生活を一変させている新型コロナウイルスのパンデミック。この感染症の脅威を増幅しているのが、情報の氾濫、「インフォデミック」だ。

未知のウイルスの特性や感染状況、その影響などが刻一刻と更新され、数日前まで「正解」だった情報が「間違い」になる。
発信

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