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SAT法を学ぶ 〜宗像恒次から教わった「愛」の話〜

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#ストレス

第十八話:愛はがんをも癒す

第十八話:愛はがんをも癒す

「がんです」そんな宣告を受けたら、あなたはどう感じるだろうか。著名人ががんになったと告白したことが時々テレビで流される。その報道は、いまだに「がんは不治の病」ととれるような偏向した伝え方になっていることも少なくないように感じる。

これから、がんについてお話をしようと思うが、その前に、がんがどのようにしてできるのか、あなたはご存じだろうか。いまはここまで解明されているので、一度目を通してほしい。

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第十五話:生活習慣病をつくり出す「自己抑制心」

第十五話:生活習慣病をつくり出す「自己抑制心」

前回の第十四話では、「イイコ」の問題に触れ、「イイコ」を「日本社会が創り出した思考停止の産物」と紹介した。宗像は、この「イイコ」、すなわち「「自己抑制の自己イメージスクリプト」が、生活習慣病をつくり出す原因だ」と言っているので、ここで紹介しておきたい。あなたも思い当たるところがあるのではないだろうか。
* 「自己イメージスクリプト」については、また別の回にお話しするので、今回はこの言葉こだわらず、

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第八話:愛を得るために採る間違った行動

第八話:愛を得るために採る間違った行動

「第三話:親の愛」で愛着についてお話しした。

愛着理論では、幼児の愛着行動は、ストレスのある状況で、対象への親密さを求めるために行っていると考えられている。

この「ストレスのある状況」というところに注目してほしい。
そして、

養育者への愛着障害(甘えられなかったこと)が「慢性ストレス性格→慢性ストレス→慢性炎症→慢性病」の原因となります。

ということだった。

人は心の本質的欲求を満たすた

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第三話:親の愛

第三話:親の愛

「愛着障害」というものがある。母親をはじめとする養育者との愛着が、何らかの理由で形成されず、情緒や対人面に問題が起こる状態。

以下に、ボウルビィの愛着理論と、竹内の行動遺伝学に関する記述を引用する。

母親は子供の安全基地ジョン・ボウルビィ(John Bowlby)の提唱した「愛着理論」

愛着理論では、幼児の愛着行動は、ストレスのある状況で対象への親密さを求めるために行っていると考えられている

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