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文章の書き方

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文章を書くときに役立つ記事をまとめています。
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2022年4月の記事一覧

「すごいと思われたい」「相手を唸らせたい」と狙った言葉は、伝わらない。

「すごいと思われたい」「相手を唸らせたい」と狙った言葉は、伝わらない。

Twitterで見かけて、Webマーケの参考になるかも?と思って登録したメルマガ。

「わかっている俺すごいだろ」「こういう言葉を使う俺かっこいい」感満載だった。
こういうことはよくある。

自分を賢く見せたい、すごいと思われたい、相手を唸らせたい、という動機で書いた言葉は伝わらない。

少しでも相手にわかりやすく伝えるにはどうすればいいか?

いつだって原点はそこ。

難しいことを、むずかしいま

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「丁寧に説明する」とは、話が長いことではない。

「丁寧に説明する」とは、話が長いことではない。

「丁寧に説明する」とは、
細々したことを長々と伝えるのではなく

相手が知りたいことを、
相手が知りたい順番で、
相手がイメージできる言葉で
伝えること。

「ズバッと言い切る」とは、
自分が考えた、自分しかわかんないような
カッコいい言葉で短く言い切ることじゃなく、

相手が言ってほしいことを
相手の気持ちに刺さる言葉で
端的に伝えること。

答えは、自分の中じゃなく、
相手の中にある。

だか

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文章には、書き手の「感情」が現れてしまう。

文章には、書き手の「感情」が現れてしまう。

文章を読んでいると、
書き手の感情が見える。

丁寧すぎるぐらい
あーしてください、こーしてください
と指示してくる文章からは、

書き手の不安と、自信のなさが見える。

こんなことありませんか?
あなたもこう思いませんか?
あなたにもありますよね?!
と何度も畳み掛けて聞いてくる文章からは、

私のことをわかってよ!
もっと私のことを見てよ!と
何でわかってくれないのよと

書き手の承認欲求と焦

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共感される文章は、絵文字・顔文字を使わない。

共感される文章は、絵文字・顔文字を使わない。

文章力をあげるカンタンな方法は、
絵文字・顔文字をやめること。

伝えたい事を、言葉にせず
絵文字や顔文字にしてしまうのは簡単だ。

私がnoteを好きな理由もこれ。
他のブログに比べて、圧倒的に絵文字顔文字を使っている人が少ないと思う。

「うまく言葉にできない」ことを、言葉にできる人が強い

人が「うまく言葉にできないこと」を言葉にするのは、むずかしい。
だから絵文字や顔文字、(笑)に逃げてし

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わかりやすい文章は、「事」「こと」言わない。

わかりやすい文章は、「事」「こと」言わない。

文中に「事」「こと」がたくさん出てくる文章はわかりにくい。

いろんな単語を、すべて「事」「こと」と書くことで済ましている。

例えばこんな書き方

●相手の事を思う、という事をしている。

●相手の事を思う、という事をしている。

相手を思う気持ちがある。

●相手の事を思う、とはどういう事なのだろう。

●相手の事を思う、とはどういう事なのだろう。

「相手を思う」とは、何を意味するのだろ

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発信するなら、「立ち位置」を明確に。

発信するなら、「立ち位置」を明確に。

「自分がこんなこと書いていいのかな…」を解消にするには「立ち位置を明確に」する。

一般人なのに評論家みたいに書いたり、誰かの言葉を自分の意見のように書いたりすると、読者にはすぐバレる。

「どんな人が、どんな立ち位置で書いているか」を読者は無意識に見てる。

たとえば、「子育てコーチング」をしているならばたとえば、私が「子育てコーチング」を仕事にしているとします。
子育てに悩んでいるママたちの気

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「書くのに時間がかかる」人が、今日からできる6つのこと

「書くのに時間がかかる」人が、今日からできる6つのこと

「文章を書くのに時間がかかる」とお悩みの方に、試してほしい方法を6つピックアップしました。

私はコピーライターで、ふだんはメルマガやnote、Twitter、インスタ、Facebookなどで発信するほか、企業のウェブサイトにコラムを書いたり、本を書いたり(今まで4冊出版しました)しています。

基本的には、短い文章を書くときにも、長い文章(本1冊とか)書くときにも、参考になることをまとめました。

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文章がカタイと思ったら、見直す3つのポイント

文章がカタイと思ったら、見直す3つのポイント

文章がカタイ、なんだかむずかしそう、と感じたり
人から言われたら、見直したいポイントをご紹介。

プロのコピーライターで、毎月100件以上の文章を添削している私が実際にやっている方法です。 

1:ふだん口にしない言葉を使わない自分も読者も普段使わないような言葉は、なるべく使わないようにします。

たとえば、日常生活で「しかし」と言う人は、少ない。

とくに女性で普段から「しかし」と口にする人はあ

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自分はダメだと思える人の文章は、優しい。

自分はダメだと思える人の文章は、優しい。

ああ、自分はダメだなぁ
なんでこんなんなんだろう

と思うことが一日に何回もあるんだけど、

「ダメな人の気持ちがわかる」
「自分なんて、と思ってしまう人の気持ちがわかる」
「わかっているのにできない人の気持ちがわかる」

っていうのは
文章を書く上で一番強いんじゃないかと思う。

自分は完璧で最強で人に好かれてすごいんだ、

みたいな人間には何も書けない。

私は、弱さで書いている。

言葉で仕

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