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ヤドカリ放浪記2013〜極楽寺-神山温泉編〜

11月4日
AM5:47
道の駅第九の里

夜明け前に目覚めた朝…
ラジオ体操で体を解し夜が明ける
準備整い四国八十八ヵ所霊場巡り二日目スタート
AM6:26
極楽寺

四国霊場第2番礼所
本尊は阿弥陀如来
漁師の信仰を集めていた阿弥陀堂で大師が授業中に阿弥陀如来を感得して像を刻み、本尊にしたと伝わる寺
阿弥陀仏は無量光仏で像が発する光が遠くの海まで達し漁や航海の妨げになったので本尊前に人工の山を築き光を経ったという古事から日照山と言う山号になった
寺伝によると、かつての本尊阿弥陀如来は弘法大師の作と謂われている
現在、本尊は国指定重要文化財で非公開
戦国時代に三好家の保護を受けるが天正年間に本堂焼失
1659年に藩主・蜂須賀家によって再建された
AM6:57
金泉寺

四国霊場第3番礼所
本尊は釈迦如来
弁慶の力石の伝説が残る寺
元は聖武天皇の勅願で行基菩薩が本尊を刻み金光明寺と称していたが弘法大師が巡錫した際、水不足に悩む住民の為に井戸を掘ると霊水が湧き出た事から黄金井とし、この名称になった
縁起では亀山法皇が信仰を寄せ堂塔の再興を図った事から山号は亀光山と称す
法皇は勅願の道場として経蔵を造った
1582年に長宗我部勢の兵火によって大半を焼失
現在の建物は後に再建されたもの
江戸時代には阿波の学問寺として多くの僧を育てた
不動明王の化身と言われる倶利迦羅龍王の像カッコいい〜♪

AM7:25
大日寺

四国霊場第4番礼所
本尊はその名の通り大日如来
朱塗りの鐘楼門が鮮やかな静かな古刹で讃岐山脈と黒谷川に挟まれ、鄙びた趣が郷愁を誘う山寺
本堂と大師堂の間の回廊に三十三観音が安置されている
本堂内には大師自ら三礼一刻して彫った大日如来が祀られているが秘仏になっている
寺は廃寺・再建を何度も繰り返し阿波藩主・蜂須賀家の守り本尊であった事から天和・貞享年間に同家が現在の堂塔を大修理する等手厚い庇護を施した
AM7:41
地蔵寺

四国霊場第5番礼所
嵯峨天皇の勅願を受けた弘法大師が1寸8分の勝軍地蔵菩薩を刻み本尊として開基したのが始まり
こうした小さな仏像は山伏などが笈に入れて旅したもので恐らく熊野修験が寺の起源と見られている
その後、浄函上人が1尺7寸の延命地蔵尊を刻み弘法作の勝軍地蔵菩薩を胎内に納めた
貴人や義経・蜂須賀家など武将達の信仰も厚く、寺は栄えたが此又長宗我部の兵火で焼失
現在の建物は再建されたもの
白い犬に案内されて参拝する

AM7:53
奥之院五百羅漢

地蔵寺の奥之院で四国で唯一の五百羅漢
羅漢は釈迦の弟子達であり仏道修業して阿羅漢果という人間として最高位を得た人
その羅漢を五百人集めたのが五百羅漢

今回初めての有料施設で二百円を払って拝観する
うん、有り難さまずまず♪
AM8:20
上板サービスエリア

徳島自動車道のSA
下から入れたので寄り道
思った程大きな施設ではないな
ハイウェイスタンプだけ貰って去る
AM8:40
安楽寺

四国霊場第6番礼所
本尊は薬師如来
古くから温泉が湧くこの地を訪れた弘法大師が温泉湯治の御利益を伝えた全国でも珍しい温泉寺で山号を温泉山
大師自らが現世の病気や災厄を救ってくれる薬師如来を彫る
現在の本尊は難病快癒の礼に奉納されたもので元来の胎内に仏として納められている
寺内には京都大仏師・松本明慶が彫った三十三体の仏像が安置がされている
宿坊は駅路寺と定められてから四百年以上の歴史を持っており、温泉宿坊として喜ばれている
本堂前には銀の温泉と呼ばれる御神水が湧き流れている
流石に如来れないので頭だけ浴びるw

AM9:01
お四国のしらかわ
巡礼用品販売にお土産販売
コーヒーが飲める
緑の輪袈裟を購入する
AM9:16
十楽寺

四国霊場第7番礼所
本尊は阿弥陀如来
中国風の鐘楼門を潜り石段を登ると本堂があり、その左手の石段を上がると大師堂がある
人間がもつ生・老・病・死・怨憎会苦・愛別離苦・求不得苦・五取蘊苦という八つの苦しみを阿弥陀如来の慈悲により乗り越え極楽浄土の十の楽しみを得られる様にと十楽寺と名付けられた
お食事処が併設
近くにコスモスもある
AM9:36
御所温泉

御所温泉観光ホテルでひとっ風呂と思ったら十一時から…
前日、風呂に入ってなかったからスッキリしたかったのに〜
残念
AM9:45
道の駅どなり

国道318号線上にある道の駅
月曜日は休みだが休日だから開くらしい
少し早いがスタンプも無事捺せたので先に進む
AM10:01
熊谷寺

四国霊場第8番礼所
本尊は千手観世音菩薩
御詠歌にあるように薪を取り谷の水を汲む難行を熊野修験者がこの地で行っていたのがこの寺の起源
弘仁年間に弘法大師が奥地にある閼伽ヶ谷で修行していた時、熊野権現が現れ1寸8分の金の観音像を授けたとする

弘法大師は一刀三礼して霊木に等身大の千手観音を刻み、その頭髪の中へ仏舎利を入れ、金の観音像を体内へ納めた後、堂宇を建て安置した
本尊1927年の火災で本堂と共に焼失
1970年に千手観世音菩薩は造立され本堂裏に祀られていている
本堂から更に四十二段の石段を上がると県指定重要文化財と指定されている大師堂が建つ

これがまたは見応えあるのだ♪
AM10:29
法輪寺

四国霊場第9番礼所
本尊は珍しい霊場唯一の涅槃釈迦如来
五年に一度開帳する秘仏
大師が白蛇と出逢って開基したとの縁起から白蛇山法林寺と号して別の地に建っていた

此も又々々、長宗我部勢の兵火で焼失
土石流の影響もあり天保年間に現在地に移された
1859年、光明堂から発した火により楼門を残して全焼
現在の本堂や大師堂などは明治時代に再建されたもの
長閑な田園の中にある為、田中の法輪さんと親しまれている
AM10:49
切幡寺

四国霊場第10番礼所
本尊は千手観世音菩薩
仁王門から333段の石段を登ると本堂があり更にその先、大塔へ続く
切幡の名は弘法大師が巡錫中、傷んだ衣を娘に繕いの布を求めると織っていた布を惜し気もなく切り取ってくれ、そのお礼に娘の願いを聞き亡き父母の為に一夜で千手観音像を刻み娘に灌頂を授けると娘は観音菩薩の姿に変わったという機織り娘の伝説に由来する
本堂には弘法大師によって作られたという本尊の千手観音の他に機織り娘が即身成仏となった観音も安置されているとか…
333段の石段の途中にある手水舎に注がれている水は少し濁っている

その廃水流れる後ろの石仏見守る溜池は浸かりたくなる乳白色



( ̄ー ̄)フフッ…♪
本堂は海鼠壁の蔵の様な造りは珍しくないかい?

AM11:34
平尾石油市場SS
レギュラー143円
もちろん満タンにする♪
阿波市はガソリンが安いみたい(*´ω`*)
PM0:01
道の駅藍ランドうだつ

市指定文化財のあるうだつの街中の道の駅
県道12号線上に駐車場はある道の駅施設はうだつの町並み側にある
PM0:07
うだつの町並み

卯建は二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁で火よけ壁とも呼ばれ防火の役目をしていた
江戸時代、裕福な商家はこの卯建をあげた立派な家を競って造る
諺のうだつが上がらないの語源と言われている
町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に指定
PM0:11
美馬市観光文化資料館
明治時代に脇町税務署があり、その後法務局として使用され、1988年に明治時代の税務署をモチーフに擬洋風の建物となる
美馬市発足後、うだつの町並みの今昔を伝える資料を展示し、観光ボランティアガイドの受付や観光情報の発信をするスポットとなった
PM0:17
将棋名人
小野五平翁の生家
天保二年木屋五平で生まれる
宿屋で生まれた五平は泊まり客のさす将棋を見たのが病み付きとなり持って生まれた素質と熱心さの為7〜8歳の頃には五平を負かす者はすでに居なかった
19歳の時、江戸に出て天野宗歩名人に弟子入り
四国で唯一人第12世将棋名人となった
PM0:22
おくむら
ジャパンブルーとして世界に知られる阿波藍の藍染め染物作品を揃え販売する藍屋敷
良い色です
一つ欲しいが値段が半端ない(^ω^;
PM0:23
国見家
1707年に建てられたこの通りでは一番古い建物
敷地は表道りから当時の吉野川に達する広いもので川岸に門があり石段を通じて吉野川の船着き場に出れた
屋根架溝は登り梁折置組み中引梁で合掌に組み、その上に直接棟木を置いている
指物を用いず丸太梁に鴨居と敷居を入れ丸太に近い柱が古風を醸し出している
PM0:27
川田光栄堂
脇町に昔から伝わる郷土菓子屋
麦団子は此処でしか味わえれない一品
PM0:29
森家
16世紀後半より脇町に移住し18世紀半ばから醸造業を営んでいた家系の屋敷
明治13年に建て替えられた
明治の郵便制度発足後、7代目当主が郵便局長を拝命
森家住宅をそのまま郵便局として使用していたので当時の窓口がそのままの形で残っている
九代目当主が大正8年に医院を開業
昭和29年まで診療を続けていた
開業当時の診療施設もそのままの形で保存されている
又この屋敷は中町通りまで裏庭を隔てて貫通しており浦野門屋敷・長屋門が現存している
PM0:36
田村家
1711年の棟札をもち、この通りで二番目に古い建物
卯建を取り入れた建築様式以前のもので二階部分が低く古風な構えを呈してる
敷地は表通りから当時の吉野川川岸迄占められており繭糸業を営む赤谷屋のものであった
田村家は明治初期に入居し現在も子孫が生活している
主屋の規模は桁行8間に梁間4間
裏に身舎屋根をそのまま葺き下ろした1間半の下屋が付く
と、まぁ〜軽くうだつの町並みを観て周った
しかし良いなココ♪
今度又ユックリと訪れたい
PM1:17
道の駅三野

県道12号線上にある小さく素朴な道の駅
此処で、おどる宝島!パスポートなるアイテムを入手
そして雨降ってきた…
PM1:41
みま池月の湯

ナトリウム塩化物泉の足湯のみの温泉施設
管理人がいて全身浴交渉
快く承諾を頂く
入浴シーンも管理人に写メってもらうw
入浴しながら管理人さんとお話

源泉温度29・4℃と云うがこの日はもっと冷たかったと思う(^ω^;
十五分程浸かっていたら慣れたw
湯上がり後、管理人に缶コーヒー奢って貰った♪
PM2:14
道の駅 貞光ゆうゆう館

吉野川沿い、国道192号線上にある道の駅
宝島パスポート特典で手作りジェラード50円引きなのにタイムセールで250円のジェラードが150円だったw

はぁ〜冷べたくて美味ちぃ〜(*´ω`*)
PM3:10
川島城

1572年、三好氏の家臣であった篠原長房が滅ぼされた後、その功績により、この地を与えられた川島兵衛之進が長房の上桜城に代わって城を築く
1585年、蜂須賀家政の家臣である林能勝が城主となった城で阿波九城の一つ
吉野川市指定史跡
現在は立派な復元天守が建つ
内部は資料展示や展望所・ギャラリーなどがある
PM3:26
藤井寺

四国霊場第11番礼所
弘法大師が四十二歳の時に厄難を除こうと刻んだ薬師如来像が祀られていている
渓流の清らかなこの地に心打たれ現在の境内から更なる山奥に八畳岩の上に護摩壇を築いて十七日間修行を積み、五色の藤を植えた事からこの寺名が付いた
平安時代には真言密宗の道場として栄え、七堂伽藍か並んだが戦国時代にやっぱり長宗我部の兵火で焼失
延宝年間に臨済宗の南山禅師が再興
そしてこの日最後の霊場参り
なんかあんまりパッとしなかった…
PM4:19
道の駅 温泉の里・神山
国道438号線上にある素朴な道の駅
温泉施設併設型かと思ったら違った
幸いこの道の駅から数分の所に日帰り入浴出来る入浴施設があったので歩いて行く
PM4:46
神山温泉

天女が授けた霊水と謂われ郷人はその天女を塩水大明神として奉り、その祠の近くに現在も源泉が湧く
1868年に小規模ながら地域の人達の共同経営で湯屋として開業したのが神山温泉の始まり
近辺の次郎銅山の労働者を中心に水質の良さを聞きつけた遠くからの湯客も多数訪れ、賑わいをみせましるが、銅山の衰退に伴い明治8年に廃業
その後、善覚寺の住職がこの名湯を無くしてしまうのを遺憾に思い弁天鉱泉湯として再開
そんな歴史の湯をホテル四季の里&いやしの湯でひとっ風呂

思いの外にツルツルの湯加減にマッタリと湯に浸かる
と言うよりサウナで汗を流す
PM6:03
レストランかわせみ

ホテル四季の里&いやしの湯内にあるレストラン
湯上がりセットを注文
枝豆とウインナーと春雨とサラダとスナックつまみの五点セットと生ビール

喉が潤う
ふぅ〜生き返る♪
PM7:25
ヤドカリ帰還
軽く晩酌
のんびり晩酌
なんだかんだと二十三時まで呑んでた全く軽くない晩酌w
当たり前だけど一人で晩酌
なんか世間は連休で皆楽しそうだな〜
Fbで近況知るのも考えものだな(^ω^;

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