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ヴェネツィアでの展覧会が始まりました。
ヴェネツィアのPalazzo Pisani-Revedinにて、Art Unites the Worldが開催する国際展覧会"Earth and Space"が始まりました(タイトルが"Human and Space"と表記されているものもあり)。竹本博文作品のヴェネツィアデビューでございます。
ざっくり言って、ビエンナーレの公式か非公式かと問われれば、完璧に非公式な展示です。しかし、公式イベ
読書『近代美学入門』
井奥陽子著『近代美学入門』(ちくま新書/2023)を読みました。一部で良書と話題ですが、美学の考え方の変遷が、すごく分かりやすく書かれています。美学の非専門家が読むには、十分すぎる内容です。目次を見たら、章立ては芸術、芸術家、美、崇高、ピクチャレスクとシンプルです。
僕は後半のテーマの崇高に関して、星野太著『崇高の修辞学』を睡魔と格闘して読んだり、そこそこ高値な桑島秀樹著『崇高の美学』をポチッて