December 今を生きる
どうもー今日はこんにちは!!
今僕はSSIZEのワンマンライブをやりに稲毛K's Dreamに向かっています。
ライブが始っちゃうと今日はもうアップロードしている時間はないので、今シェアさせてください。
もうこつこつ積み重ねてる。いくらスローだろうと、今に繋がってる。
今日のワンマンライブを全力で楽しむ!!
来てくれる皆さん、一緒に楽しみましょう!!
本当にありがとうございます。
皆さんの笑顔に救われています。
さて、旅の中の青年はシドニーにいて人生に思い出を刻むべく、今って奴を追いかけていたようです。
シドニーでの年越しを迎えてる話を今日はシェアしていきます。
よろしくお願いします!!
December 今を生きる
ルイージって覚えてたかな。俺がバンダバーグの農場で働いてた時、ちょっとだけ一緒に働いてて、この前メルボルンでも再開したファンキーガイなんだ。またシドニーで再会したんだよ。セントラル駅の隣かな。歩いていける距離ら辺に住んでるルイージの友達の家でパーティーがあるからって、遊びに行ったんだ。
その日は雨が降っててさ、僕も濡れてしまった。差し入れにビール買ってってさ、なんだかそこに居合わせたみんなして飲んでたよ。
雨も途中で止んで、気づいたらたくさんのビールがテーブルの上に並んでたんだ。お酒飲んだら俺もすっげー眠たくなってさ、全然うまく話せない俺をよくかまってくれたよなぁ。ありがとうなぁルイージ。
僕は東京ビレッジにまた住んでた。朝ご飯はコーンフレークとフルーツで、昼はパン。夜は適当に簡単なもの作って食べてた。けど、あそこのキッチン小さすぎて何も出来たもんじゃない。
リビングでくつろいで、ソファに寝そべって足を延ばしていた。
本棚には何冊か日本の本もあって、チャーリーに勧められた本を読んでみたけど、やっぱり自分の事を信じて生活していくことに決めたよ。
今ってやつを精いっぱい生きるんだ。あの時見た「光」を僕は信じてる。
シドニーの街に出ていくとね、もうサンタクロースの置物とかクリスマスツリーとかが至る所にあってさ、子供らも親もみんなそれと写真撮るのが嬉しいみたいでさ、それ見てる俺もほっこりしちゃって。
街を歩く人たちの中にも、俺と同じ旅人もワーキングホリデーで来てる人もたくさんいるんだろうなぁ。知り合わない人の方が多いなんて、なんか不思議だ。俺は旅に出てあんなにたくさんの人達と出会ったのに。
今日はルイージとピザ屋にライブを観に行ってくる。パンクでヘビーなバンドだよ。そこのライブハウスは、日本のライブハウスと同じで、何バンドかが、順番で出演してて、ルイージの友達のバンドはトリ前らしかった。イタリアからいま世界を回ってるらしい。すごい人達ってことか。
それまで僕等はピザを食べてた。それからバーに行ってビールを飲みながら彼らが出てくるのを待った。しばらくするとやっぱり出てきて、デスメタルでよくあるカン高い声で叫び始めた。片足モニターにのっけて思いっきしいきるボーカル。ギターとベースも派手なアクション決めてる。ドラムもシンバルバシバシしばいてらぁ。
ライブが始まったら俺も興奮しちゃって、もうノリノリだったぜ。
やっぱおれ、ライブが好きなんだ。だんだん酔っぱらってきたのか、トリのバンドがめっちゃ濃いからか、すっげー楽しかった。
トリのおっさんバンドの安定感と、適度なダサさと熱さが超かっこよくてさ、めっちゃ盛り上がったし、写真も撮りまくっちゃったよ。
うまいわけじゃないんだよなぁ。
こっちをあがらせんのがめっちゃうまいのさ。
ギターはずっと無表情だったなぁ。やっぱあのバンドはベースが一番いかしてたね。顔なんだよ。そしてそれが濃くなくちゃね。
ワンタムのドラムってやっぱり叩きやすいしかっこいいな。ライブはすっげー盛り上がってた。
ライブ後ステージの上でケツ出すドラマーとか、客がプレゼントしたのがエロDVDとか、なんだったんだあの時間は、超おもろかった。
それからどうしたっけ、東京ビレッジからもボンダイに通ってたんだけど、バス代も高いからって、ボンダイジャンクションっていうビーチまで近い街に引っ越したんだ。
シェアメイトはコリアンで、なんか普通の子達だった。
やっと落ち着いて暮らせることになった。
そう、だいたい街を移動して、仕事見つけて家見つけてっていうと三週間くらいはかかっちゃうってのが俺の経験から出た答え。だいたい三週間で落ち着いてきた。
メルボルンを出てから、今思えばずっと旅で、落ち着きなくそわそわと暮らしてたけど、やっとゆっくりできたかなって感じた。もう頭の中では、年末も年明けも考えてた。
そうそうなんでシェアハウス入ったかっていうと、やっぱり年末まであと一ヵ月で、バッパーだと年越せないと思ってたからなんだ。俺確認したんだ何件か。そしたらもう予約でいっぱいとか、やたら値段が上がっちゃうとかで、そりゃ辛いじゃん。だから、今年はコリアンのシェアハウスに住むことにした。
思えば一年前は暖かな日差しの下、パースで暮らしてた。
時は瞬く間に過ぎていって、僕を置いてけぼりにしてくれてる。
今年も又いっちょサンタさんの帽子かぶって街に出てバスキングするかって感じで駅前で30分くらい叩くと、働くよりチップ貰えたりしてさ、全くないよりは絶対いいし、そのあがりで冷たいビールをくーっと飲む。
ビジュアルって大事で、サンタ帽子被って表に出てた方がウケがいい。地面熱かったから水着でやってた。シドニーは夏だったんだぜ。
バッパー生活から、コリアンのシェアハウスへ、そして年明けてからシドニーの街へ、そしてさらにセントラルの駅前へって落ち着かなかったシドニーだったけど、年末ら辺のストーリーこれから一緒に見ていこうぜ! 思い出いっぱい詰まってっからよ。
シドニー中心地のカフェでISの旗を掲げたオヤジが立て籠もって、銃を乱射したっていう事件があったの覚えてる。俺はそのニュースを聞いてびっくりしたのと、残念だったのと複雑な気持ちになった。オーストラリアは安全な国だって感じてたから。
夏の暑い日にその現場に行って、花を供えてきた。事件のあった周辺はあわただしく人々が行きかってて、報道の人も、警察官もたくさんいた。
現場にはバリケードがはられててカフェの近くには行けなかったんだけど、たくさんの花とメッセージを見た。
みんなこの事件を悲しんでいる。被害にあわれた方への弔いの言葉に胸を打たれた。街の中心地は花で満たされてた。
テロが世界中で起こっている。日本では今は起こっていないけど、いつ起こるかわからない。どっかの大国が力を握ってて、それらの国が自分らの利益のために、弱い国を作り出して戦争に引っ張り込んでるっていうふうな感覚でこの頃は考えてたような気がする。
なんていうんだろう。「平和」はあるのに、見えてない奴らが多すぎるってこと。「もっと、愛し合おうぜ友達」ってここでは言って欲しい。
「日本編」で書いてたような熱いことあまりオーストラリア来てから書いてないのかも。部屋でぼーっと寝てる時なんてなかったよ。毎日いろいろあったんだ。バタバタとそう、あれからずっと旅の中にいるんだ。
東京ビレッジで出会ったメンバーと一緒にクラブに行くことになった。シドニーの外れ、ルイージの家の近くだった。
みんなでタクシーに乗っていった。まだ夕方なのに、そこにはものすごい人数がいた。有名なDJでも来るのだろうか。
海外で出会った可愛い子達とか、一緒に飲んだ彼らのことも、だんだん忘れちゃっていくみたいだ。たまに写真を見ても名前を思い出せない人が出てくる。一緒に肩組んで飲んでんだけどなぁ。向こうもきっと俺の事忘れてってんだろう。そうして、連絡も取らなくなってくのが普通の事なんだろうか。少し寂しいじゃんか。
夜まで飲んで、帰り際。クラブの前にある公園の方が騒がしくなってる。見に行ってみると、一人の子が倒れてて起き上がらない。通りを走ってきた自転車と衝突したみたいだ。たぶん女の子達が飲んでてはしゃいでて「わー」ってなって道路に飛び出したんだろうけど、自転車の人も運が悪かった。みててかわいそうだ。
しばらくして救急車が来たけれど、倒れてる子が心配だった。きっとワーホリで来てるであろうヨーロピアンの子。
無事でいてくれ。他人事じゃない。俺だっていつそうなるかわからないんだから。
シドニーのセントラル駅の近くでバスキングすることもあった、手が痛んでくるから、30分から、一時間くらいしかやらなかったけど、ちょっとしたお小遣いくらいにはなるから定期的にやってた。でもパースの時みたいに粋なバスカーと出会うことは少なかった。ここではみんなが忙しいんだきっと。
ハリケーンで働き続けるのは、正直きついかなって思ってた頃、仲間のディエゴに相談してたら、ちょうど前のマネージャーが移った店でデリバリーだけの人を探してるってなって、年明けたら移動することが決まった。
シドニー大学の近くで、セントラルの方だ。だから、アリに「ハリケーンは辞める」ってことを伝えた。「だけど、クリスマスのパーティーには出たいよ」って言ったら、オーケーしてくれた。みんな本当にいい人達なんだ。
ハリケーンではけっこー長い時間働いてて、そればっかりの生活になってた。皿洗いに、配達。配達って言っても俺の当時の携帯はおんぼろで、正直道なんてわからなかった、だいたいが勘でやってた。ミスも間違いもたくさんしてしまった。やってくうちにだんだん道は覚えてきたけど、スピードは遅かった。
ボンダイの周りは道が迷路のように張り巡ってて、困りまくった。でもデリバリーしてる時の時間は最高。そこがもうリゾート地だし、海も夕焼けもシドニーの裏の裏も楽しめた。そこら一帯に住んでいる人達はお金持ちが多いから、チップも弾んで、一番多かったのが25AUSドルだったかな。嬉しいよそんなにもらえたら。
ハリケーンで働いてた人はインド人が多かった。インド、バングラディッシュ、ベトナム、ネパール、インドネシア。それから、ヨーロピアンと、オージー、すごいインターナショナルな職場だった。
やめることになってから、心が軽くなったのか、バスキングをしに街へ出ることが多くなった。シドニーの中華街にあるマーケットの前でやってた時、偶然にもパースで見かけた事のある絵描きの子が僕の前を通りかかった。
俺たちの共通の友達サラが「ユーチューブ」を撮ってて、そこにその子も映っていたから。
バスカーの彼らには「夢」があって、それを叶えてく「今」って奴に焦点をあてたもんだ。それで、向こうも俺の事を知っててくれたみたいで、俺も演奏辞めて世間話し始めたんだ。
シャオと、マイクっていうタイワニーズの若者もいた。これは嬉しい偶然。今度一緒にどっか出掛けようって話になったんだ。
中華街から、ダーリンハーバーそして至る所にサンタの置物。街を挙げてのクリスマスムードに僕等も染まってく。今年もクリスマスがやってくる。
夕方、風は涼しく吹く。心を開く事、新しい風を入れてく事。毎日はそれだけで、素晴らしくなる。
ハリケーンをやめてから毎日バスキングに出掛けた。長い時間やれなくても、休憩しながら演奏していた。稼ぎが多いわけじゃないけど、全くないよりかは何倍もましだし、自分の事で稼げるのが嬉しかった。
クリスマスのイルミネーションを一緒に見に、シャオと夜の街に出掛けていくことにした。
明日はクリスマス。
僕はシャオに出会えてラッキーだった。アーティストが好きだ。
ハイドパークの隣にある大きな教会の壁面が全部光の舞台になってて幻想的で綺麗で、なんかちょっとロマンチックだった。
シャオとシドニーの街を散歩しながらダーリンハーバーから、オペラハウス迄歩いた。オペラハウスのバーで一杯飲んでいろいろ話したなぁ。
この旅の全ての時間を愛してた。これが今の俺を創ってる。
そうか、この次の日がハリケーンのクリスマスクルーズパーティーだった。俺の人生の中で一番豪華に過ごしたクリスマスだったと思う。だって、シドニー湾のクルーズだよ。ハリケーンの社長この日の為に一体いくらつぎ込んだんだよってくらいの豪華さ。
野菜、チーズ、果物、肉、ピザ。もうありとあらゆる料理が用意されてて自由に食べられるバイキング式で、ビールもワインもあるものなんでも食べ飲み放題。いい感じの時に音楽がかかってきてダンスの連続。
船はだんだんとオペラハウスの方に近づいてく、空は少し曇ってたけど、ハーバーブリッジも一緒に見えて超絶景。あぁ。なんで俺ってこんなにラッキーだったんだろう。
キッチンで働くインド系のみんなや、ウエイターで働くヨーロピアンや、オージー達みんな混ざってのダンスとか、気持ちのいい日だったんだ。なんか俺すごい美女達と良い感じで写真撮ったりしてんだけど、不思議だ。
クルーズが進むにつれて空は晴れてきた。2、3時間くらいだったかな、最高な時間は続いてた。ほとんどの人の名前を忘れてるっていうちょっとごめんな感じになっちゃってる。覚えてらんねーよってのが本当の所なんだけどさ。彼らは今も元気でいてほしい。
昼頃に港について、一回みんな家に帰った。俺も酔っぱらっちゃってたから、家で寝た。
起きたらもう夕方くらいで、またみんなボンダイビーチホステルっていういかしたバーで飲んでるっていうから、俺も参加することにしたぜ。
ここからももう最高でやばかったなこの年のクリスマスイブは。夜まで楽しいのが続くんだ。デリバリーで一緒だったディエゴ、ダニエル、フランキーとかライアンもみんなで踊って飲んで。
この次の日のクリスマスも東京ビレッジのみんなとクージービーチに繰り出して騒いでたもんよ。
もう最高だぜまん! なに言ってんだって思ってんだろ、ずっと。もうそんなのの繰り返しだよ。
クージービーチは最高の天気だった。カモメが飛んで、浜にはパラソル、水着を着た美女だらけ。隠れてビール飲む奴、ワイン飲む奴。みんな今日はパーティー気分。
クリスマスツリーもビーチに置かれてた。グラサンにトナカイの耳のつけ物してさ、南国って感じだよね。アンドレアとか、サムとかと合流して、あさみも来たっけなぁ、なつお君と。俺達はだらだらと浜で過ごしてた。海に入った記憶があんまりないんだけど、どうしてだろう。なんともご機嫌な日だったぜ。
次の日はシャオと台湾の店に入って、台湾ビールを飲んでた。
台湾のビールって不思議なもんで、ブドウ味とか、マンゴー、パイナップルとか、フルーティーな味付けしてるのさ。南国って感じの緩さが好き。
シドニーの街の夜景を見ながら歩いていた。
そうこうしているうちに日は経って、年末をシドニーで過ごすためにチアちゃんがメルボルンから友達のノラちゃん連れて遊びに来た。二人と一緒にボンダイビーチに遊びに行った。年末感全くなかった、だって海で泳いでる。
この次の日はチアちゃん達はブルーマウンテンに行っちゃったから、俺はまたシャオと今度はシドニーの大学の見学とかに行った。なんでもここは『ハリーポッター』の映画の舞台になったとかで有名らしい。
シドニーの港町ザ・ロックってあたりも歩きながら話してた。
夢ばっかり追いかけてた。掴めそうで、掴めないものばかり追いかけてた。
ロックの高台から、岸にくっついてる馬鹿でかい豪華客船が見える。その向こうにはオペラハウス。いつか、いつでもいいから、シャオは「船に乗って旅がしたい」と言っていた。僕は「出来るよ」といった。
イメージを持っている奴がこの世界を創るんだ。
オペラハウスはいつ見ても美しくて、海は今日も青い。僕達はハーバーブリッジを渡ってみることにした。橋の上から見る景色も優雅なもんだ。風は強く吹いてた。
橋の下は公園になってて、芝の上で僕等は寝転んでしばらく話をしてた。
また会いたい子がいる。
帰り際、橋の上から豪華客船がでっかい汽笛の音鳴らしながら海に出発していくのを見ることが出来た。ぶくぶく泡立てながらビルのようにでかい腹した船が動き出してる。一度動き出すともう見る見るうちに港から離れてく。
これからまた旅が始まるんだね、どこに行くの。タスマニア? それともブリスベン? ニュージーランドかもね。旅ってやっぱり心躍るよね。楽しい時間って、楽しかった時期って、季節って、どこに行っちゃうんだ。
俺は今自分の部屋にいて、これを書いてる以外は英語の勉強っていう事してて、たまに友達と会ったり、面接に行ったりしてる。さえない毎日に逆戻りだ。何を手に入れた。人生の可能性? 最高の思い出? かけがえのない出会い? これからの人生における経験? 手元には何が残った。あるのは胸の中にだけだ。俺はこの旅に出て心底良かったと思っている。もっと活かしてやるんだ。この経験がうなりをあげて俺の事を助けてくれる時が来るんだ。それを信じている。
まだ新しい家は探してなかったけれど、年が明けたらボンダイジャンクションの家は出ることになってた。これも又成り行きに任せてる。俺はラッキーだったのか、どうにかなると思ってて、実際なってんだからさすがだとしか言いようがない。夜の風の中にいつかこうなるってのはわかってたんだ。
チアちゃんと、ノラちゃんとシドニーのカジノに遊びにも行った。あの子らが「カジノにあるブッフェを食べに行こう」って誘ってくれた。
仕事を移ることにしてよかったし、あの子らが来てくれて本当によかった。毎日がハッピーになってる。
いよいよ大晦日。待ちに待った年越し花火の日だ。思えば初めてブリスベンの語学学校に通い出だしたあの日から、この日はいつか来るものだと思ってて、待ちわびてた日。遠回りばかりしてた。それでもこうしてこの日を迎えることが出来たことに感謝していた。
シャオの友達と合流する。アンドレアとか、東京ビレッジのみんなもまとまって近くで見てた。チアちゃんも、あさみも、この街にいた。
ハーバーブリッジを渡った側のポイントからハーバーブリッジや、オペラハウスを眺められる立地で陣地を取った。この時居たのが、タイワニーズのジョンと、ホンコニーズのハンと、ジャパニーズのなおくん。他にも、もっとたくさんいた。彼らが場所を取っててくれて、本当にいい場所で花火を見ることが出来た。
見学場所に着いたのは午後の4時頃だった。もうそれですごい人だし、打ち上げ時間まではまだまだ時間があるのに、こういう時の時間って過ぎるのが本当に早くて、びっくりするくらい早く日が暮れてった。
港には屋形船みたいなクルーザーがわーっと出てきてさ、いよいよこれから始まるっていう感じに会場が包まれていくんだ。
みんながこの瞬間を待ちわびてんだ。ワーホリで来ている人や、初めてオーストラリアに来てる人。俺みたいにずっとこの花火を見たかった人もいるだろうな。もちろんローカルの人もそうだ。みんなのテンションが上がりまくってる。もう誰にも止められない。
そんな時まい子から連絡が入る。「これから友達とシドニーに飛行機で向かう」って。俺は驚く、「えー!」 すごい行動力。ギリギリの時間になるけど、あの子達も花火は見れるんだろうか。あの子は時にかっこいい時がある。
最高にいい年だった。激動の2014年。パースで迎えて、すぐに東南アジアの二ヵ月の旅が始まり、シンガポール、マレーシア、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム、中国、マカオ、香港。
そして日本に帰り、大ちゃんの結婚式、TOEICの試験、俺たちのライブ、セカンドビザゲットとバタバタし、メルボルンで半年、その間にアデレード、タスマニアそして、キャンベラ、シドニーとまさに激動の年。
一番アツかったか、ってくらいだけど、更新していくんだ。わかってる、俺はそれを夢見てたんだから。「旅なんだよ人生は」って言える。
俺はこの日を待ってた。新しく輝くんだ、身も心も新しくなっていいんだ。
だんだん日が暮れてきた。ライトが点灯しだし、街が輝きだす。音楽が鳴るよ。カメラを構える。スマホを握る。
もうわくわくが止まらない。時間は後戻りはしない。
開始を告げる花火が上がる。これは子供向けの花火、もう大人もどきどきしだす。
もうすぐだ、今年が終わる。カウントダウンが迫って来てる。
夜でも寒くない。こっちは夏だぜ。
ハーバーブリッジに大きく液晶の画面がこの日のために取り付けられてた。僕等は時計を気にしながら胸を躍らせてる。シャオとも友達らとも何かを話してる。けどもう思い出せない。
時間が来て音楽が鳴る。
液晶画面にカウントダウンの数字が浮かび上がる。
「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、ハッピーニューイヤー!!」
編集後記
おめでとー!!
おめでとう。君が書いていてくれたから、今でも思い返すことが出来るよ。ありがてぇ。
シドニー編、盛り上がって参りました!!
新しい一歩は毎回怖いし、不安もある、しかし、やってみなけりゃわからない事ばかりです。幸い、旅の青年は出会った人々に救われて旅を謳歌することが出来ていたようです。
どう転んでも、楽しんでる。もう、それしかない。
今日のワンマンを叩くバンドのドラムはこういう奴だ。調子にのれる時にどうかのっていてください。ずっとノリ続けていてください。
バンドのドラムってノリがとても大事です。
これでいいのだ。そんでさ、こっからももう一つ整えて頑張っていこうと思ってる。なので、皆さん応援お願いします。
暑いので、無理せずに。体調管理はしっかりしてね。
ライブに来れる方も、来れない方も、今日を大事にお願いします。
こんな状況がどっかに飛んで行って、いつか再会できたら嬉しいです。
最近は、夏野菜が好きです。
さて、次回は新しい年でのシドニーの話から続けてしていくよ。
旅の青年の物語はまだ第三章です。ここからまだまだ旅は続きます。
いままでのオーストラリアの旅の話はこちらでも読めます。
ワーキングホリデーでオーストラリアに行きたい友達がいたら教えてあげてください。なんとなくイメージは掴めると思います。
みなさんも最高の夏をお過ごしください。
noteの画面の向こうから祈ってます!!
気を開放してきます。
スキです。またお会いしましょう!!
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先月から毎回2021年7月25日、今日までnoteで宣伝してました!! ありがとうございました。
僕等のバンドが今でもライブができていて、バンドマンでいられているのは、完全にライブハウスのおかげです。
今日の日曜くらいじゃないかな、俺たちの初ライブの日にみんなの時間が合って、ガチのワンマンが出来るのは。いつぶりだ、稲毛k's Dreamの15周年を祝わせてもらった時以来か。ワンマンって、その時俺達が10周年。
それから2012年の店長の誕生日も俺たちのワンマンで祝わせてもらってる!! 活休中のワンマン。でもって、今回9年ぶりのワンマン。
2021年7月25日(日) 稲毛K's Dream
SSIZE presents
「祝!エスサイズ21周年!
今が一番最高祭り!ワンマンスペシャル!」
SSIZE
OPEN 16:30 START 17:00 adv¥2,000+D doors¥2,500+D
TICKET取扱/K'S DREAM
ライブ会場はもちろん、僕らの初ライブからずっと出ている稲毛k's Dreamです。
俺達は奇跡的にバンドメンバーが変わってない。
その濃さはむちゃくちゃ自信持ってる。
もう、誰でもそうだと思うけど、一人じゃできないし、そんなにみんな強くないし。バンドってのがあるだけ、バンドがあるだけで、なんだかかっこいい気分になれる。
どんなにださくても、いけてなくても、世界中旅してたって、あぁこれって音楽になる。ステージで滲み出る汗とか、音とか、光になる。
それって、もうなんだって糧に出来る。
今しかないからさ、いつだって。
活動休止もいろいろ経て、バンドのライブ回数もスピードもスローにはなってるけど、毎年ずっとライブができているのは、ライブハウスのおかげ。
店長も超優しいしな。ライブで恩返しだ!!!!!
みんなが好きな、どんなアーティストも、売れない時期を経て、世に出てる。そんなみんなが好きです!!
売れようが、売れまいが関係ない、応援してる。
そして、俺達もここで踏ん張って頑張る!!
ギターのマコがめっちゃ濃いポストカードをつくってくれました!!
今から急に来てくれてもいいんだぜ!! そういうのかっこいいじゃん!!
これを!! 今日2021年7月25日までnoteで宣伝する!!
みんなありがとう!! よろしくお願いします。
よろしければサポートをお願いします。 頂いたエネルギーを変換して今後の活動に活かしていきます。 たくさんいただいたら、ボランティア&寄付させていただきます。