Lake Tekapo 青空の向こうに星を見てる
こんばんは。
皆さんはどんな夏を過ごしているの?
公園で花火とかやったのかな?
東京にいるのに、どこにもいけてないと浮世離れしてる気分になる。
救急車のサイレン音が聞こえない場所に行きたいです。
整えていないと続けられないこの生活。
この前、ダイジェスト版をKindleで出版してから、近所のサウナに行ったんだ。
それから夜風を浴びながら少しだけ、満月をみていました。
今日はニュージーランドの南島、レイクテカポを旅していた頃の気持ちをシェアさせてください。地図を貼りましょう。
どこにあるのレイクテカポ?
南島の真ん中あたりですね。
日本で言う所の、長野県の諏訪湖辺りでしょうか。
(長野県はでかいんだぞ。彼、適当に言ってます。)
とても星が綺麗に見れる場所で有名なんですって。
今日もよろしくお願いします。
Lake Tekapo 青空の向こうに星を見てる
翌朝、俺はレイクテカポっていう、星がうんと綺麗に見える土地目指して旅から旅へ。
昨日行ったカンタベリー博物館の前で、バスを待つ旅人がたくさんいた。それぞれがそれぞれのバスを待ってる。
俺は到着したバスに乗りレイクテカポへの旅に出る。
ニュージーランドはどこも景色が美しすぎる。窓から見える空の色は蒼く、大地は緑、時々白い塊が動いている。「メェー」ってどこからでも聞こえて来そうな程に羊がたくさんいた。
ミネラルをたっぷり含んでいそうな川を越えてバスは行く。
レイクテカポには昔、橋が架かっていたみたいだね。でもそれはなぜか今では壊れてしまって無くなっている。嵐か、大洪水でもあって流されちゃったのかなぁ。
湖のそばにぽつんと教会が建っていて、中では静かに男が楽器を弾いていた。窓から光が射し込む十字架の先にレイクテカポを望むことができた。
遠く山々は緑を茂らせている。空も全部が今まで見たことないくらいに青く澄んで見える。湖畔に佇む犬の像を見に行くと、水辺には丸くなった石が絨毯みたいに敷かれていて雑草も好き勝手に生えていた。
結婚式に飾る写真だろうか、新郎新婦が撮影している場面によく出くわす気がする。教会の周りに集まるたくさんの人を見た。
山道をどのくらい歩いたろう。中腹で小さなスケート場を見つけた。
よく日本を旅していた時に登っていた山道みたいのじゃなくて、なんて言うか、もっと丘っぽい所で、地面は落ち葉で一面黄色くなっていた。
時々、木々の隙間から真っ青なレイクテカポが見える。
途中、山肌がはげて何もない野原が山の裾まで続いている所に出ると、遠くの山々まで見渡すことが出来た。随分遠くの山のてっぺんはもう雪を被っていて、雲がどこから来て風はどこへ吹いていくのかもよくわかった。
ようやく丘のてっぺんまで来た。レイクテカポ以外の色は薄い木の葉の色をしていてとっても殺風景なのだけれど、それがかえって湖の青を際立たせている。またここにも、誰が座るわけじゃない空っぽのベンチが置いてある。
街を見渡すと、俺が泊っているユースホステルが米粒みたいに小さくちょこんと見えた。
空にはまろやかな雲がほんわり浮かんでいる。ニュージーランドじゃないとこんなに雄大な自然いっぱいの風景は見られないかもしれない。
雲の隙間から光が射す。
湖の向こうに山々が連なる。こんな風に清くなりたい。
湖畔の石ころがここでも透けて見えていた。
僕は、いっそ湖の青さに染まって透き通った水になりたい。真っ暗な夜の中に吸い込まれていつかの星になりたい。誰も座ってないベンチに腰掛けている人が友達。
山に影が伸びて、空気は澄んでく。湖面に風の通り道が見える。
山に登った後、一回部屋に戻って晩飯を食べて、暗くなるまで待った。
それからニュージーランドで一番星が綺麗に見ることが出来るというこの土地で、僕は星を見にもう一度湖のほとりまで出かけた。周りの観光客もみんな星を見上げていた。
夜空の星は僕のカメラでは写らないから、目に焼き付けとくしかないけど、それも不確かで、あの瞬間が全てだったんだと思う。
星はそりゃ綺麗だったってのは言うまでもないけど、なんて言うか、すぐそばにある美しいものに気付いていられる人でいたい。
レイクテカポはゆっくりと過ごすのにはもってこいの場所だった。
そろそろクイーンズタウンに行こうかな。
編集後記
静かな旅だなぁ。
写真は音がなくて静かでいいですね。
僕は、いっそ湖の青さに染まって透き通った水になりたい。真っ暗な夜の中に吸い込まれていつかの星になりたい。誰も座ってないベンチに腰掛けている人が友達。
気持ちわかるよ。
ただね、後半ちょっと怖いよ。
よくわからないことを書いてるんですよね、彼。
それがなんなのか。あえて聞かないでいいんだろうけど。
どういうことなのか?
誰も座ってないんだべ? 腰かけている人?
よくわかんねぇな。
例えば、レイクテカポの空っぽのベンチに腰かけていたことがある人の、その腰かけていた場所から見えた景色と混ざった気持ちがその湖に漂っていて、その気持ちにシンクロした旅の青年が、いつかどこか、レイクテカポに行った事がある誰かと、「僕もレイクテカポにある山を登った事がある」
なんて話をしたとしたら、その時だけは僕等は思い出の中でそこのベンチに腰をかけていて、同じ景色を共有出来ているのかもしれないね。
あぁ。さらによくわからない。
少し大きめのソファを持ってきて欲しい。
深めに座って、ゆっくりとコーヒーを飲んでいたい。
吐く息は白くて、雪が降ってる。
前回の前説で、彼こんなこと書いてます。
俺、こんな所に行ったんだぜ。とかいうのは、もう。本当にどうでもよくて、皆様ご存知だと思いますが、そんなつもりで書いてません。
これもわかる。わかるんだけど、そんなかっこよく言い切る事も出来ないなぁ。と今は思ってます。
誰にも何にも言われてないし。ただただ恥ずかしい。
いつも思い知らされるのは、いかされているのは俺たちの方だってこと。
その都度、訪れた土地や民、自然が主役。
タスマニアを旅した辺りから、人々の事を民と表現しだしてる。
これも実は、めちゃくちゃ恥ずかしい。
おれはただのかぜだった。
全部ひらがなで書いて、何か別の意味を含ませようとしてて恥ずかしい。
ニュージーランドの大自然の中を旅していたらそう思えてくるんです。
これはそうだね。
最近はnoteで皆さんの記事を見るのが好きです。
出来るだけ濃くて、量産されていないのが好きです。
君のオリジナルに一番価値があるんじゃんか。
詩を読むのが好きです。
さて、次回はニュージーランドの南島、クイーンズタウンとレイクワナカへ旅した話を喋ります!!
最近、書いてんだか喋ってるんだかよくわかりません。
話し言葉で書いてるような感じです。
楽で、スキです。よろしくお願いします。
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