記事一覧
山際淳司『みんな山が大好きだった』
冒険家のノンフィクションは面白い。この本は、スポーツノンフィクションの先駆け、故・山際淳司さんが雪煙に消えていった男たちを振り返った一冊。鮮烈に生きるということはどういうことかを教えてくれる。
この本は「男にとって“幸福な死”と“不幸な死”があるとすれば、山における死は明らかに前者に属するのではないかと思う」というまえがきからはじまる。ティム・オブライエンの小説『本当の戦争の話をしよう』の中で、
甲斐かおり『ほどよい量をつくる』
これまでずっと営業の仕事をしてきた。営業には漏れなくノルマがあり、表向きはノルマありませんと言っていても、必ず目標の数字というのがあってその達成を目的とする。
達成を目指す日々の中で、お客さんには必要ないのに買ってもらわないと数字がいかないというケースが多々ある。仕方ないと思いながらも、自分たちの都合しか考えなくなってしまう、そういう目的化した態度にずっと違和感を感じてきた。
この本に出てくる