少子高齢化。ここ数年ようやく(建前上は)国の喫緊の課題として話題になってきた感がある(相変わらず政策は頓珍漢だが)。しかし、人生の大半を過疎地域で過ごしてきた…
一人称のなんと多いことか。 私、ワ、おら、自分、僕、俺・・・先日「ウチ」と言う女子高生を見かけた。弘前近辺の日本語の会話で聞くのは大体こんな所か。ワイ、と言…
東京に来て、私は街を歩いてばかりいた。歩くことは単純に楽しかった。歩行は血行を良くし、思考を円滑にする。大体ラジオか、長めのポッドキャストを聴きながら歩いた。…
2018年春から2021年夏までの3年ちょっと、東京で暮らしていました。秋田、青森で人生のほとんどを過ごしてきた29歳の私が出会った「東京」について、感覚が薄…
わたしについてな ま え:藤島 和弘(ふじしま かずひろ) おもに青森県の津軽地方で、お芝居を書いたり演じたりしている人です。 青森県外で活動したりもします。 あ…
たとえば、引越し作業を済ませる。がらんどうになった部屋を見つめると、不思議な気持ちがやってくる。この部屋に初めて来た頃のこと。今よりもう少し若かった自分。当時…
ヒロポン(ふじしま)
2024年2月10日 02:31
少子高齢化。ここ数年ようやく(建前上は)国の喫緊の課題として話題になってきた感がある(相変わらず政策は頓珍漢だが)。しかし、人生の大半を過疎地域で過ごしてきた人間としては「今更か。25年くらい遅いな」というのが率直な思いだ。 私が東京にいて驚いたのは、「少子高齢化」という現象に対する人々の危機感があまりに薄いことだった。実際、東京都および首都圏は2023年現在、ほぼ一人勝ちの状態で人口を維持
2024年2月10日 02:10
一人称のなんと多いことか。 私、ワ、おら、自分、僕、俺・・・先日「ウチ」と言う女子高生を見かけた。弘前近辺の日本語の会話で聞くのは大体こんな所か。ワイ、と言う友人がいた。むつ出身の大室君。元気にしているだろうか。おいどん、ワシ、吾輩などは使った試しがない(いや、ふざけて使った事は…ある)。 英語だと「I」で済みそうなそれらを、人々は巧みに使い分ける。とりわけ方言と標準語の混在する場での使
2022年8月26日 01:58
東京に来て、私は街を歩いてばかりいた。歩くことは単純に楽しかった。歩行は血行を良くし、思考を円滑にする。大体ラジオか、長めのポッドキャストを聴きながら歩いた。 街を歩けば、変わりゆく風景をゆっくりと眺めることが出来る。気が向いたときに立ち止まって、街の細部を眺め、気になった店をのぞいたりする。見どころの少ない住宅街では、思索にふける。こういう時に良いアイデアが浮かんだりする。街歩きには、複数
2022年5月7日 13:47
2018年春から2021年夏までの3年ちょっと、東京で暮らしていました。秋田、青森で人生のほとんどを過ごしてきた29歳の私が出会った「東京」について、感覚が薄れないうちに、つれづれ書き留めます。散歩感覚、思いの向くまま、気軽に書きます。 * * * * * * * * * * * * * * * * 田舎者が東京に来てまず思う事は、とにかく人が多い、という事である。 いや、田舎にだっ
2021年12月17日 00:42
わたしについてな ま え:藤島 和弘(ふじしま かずひろ)おもに青森県の津軽地方で、お芝居を書いたり演じたりしている人です。青森県外で活動したりもします。あ だ な:ヒロポン生年月日:1989年 1月14日出 身:秋田県北秋田市(旧鷹巣町)おすまい:青森県弘前市(岩木地区)メルアド:sudako.sun.taro@gmail.com略 歴:2004年 秋田県立能代
2021年3月20日 01:29
たとえば、引越し作業を済ませる。がらんどうになった部屋を見つめると、不思議な気持ちがやってくる。この部屋に初めて来た頃のこと。今よりもう少し若かった自分。当時聴いていた音楽。この部屋で考えたり迷ったりして過ごした日々のこと。人生の特別なタイミングでだけ訪れる、独特の感情。孤独な、でも気持ちの良い切り替えの時間。 音楽アルバムにも、そうした不思議な空気が封入されている名盤がある。ふと肩の荷を下ろ