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22年の夏旅~尾道-牛窓-直島-倉敷~

今年の8月は、広島、直島、岡山に3泊泊まってきたので、今更ながら振り返りたいと思います。
直島は以前から行ってみたかった場所で、今年はちょうど4年に1度の瀬戸内芸術祭の年だったので、家族全員賛成で行くことになりました。

行ったお店や宿、アートスポットなどをまとめたいと思います!

【尾道】

お天気に恵まれました☀瀬戸内の海は穏やかで落ち着きます。

展望台の上から眺めた、瀬戸内の海。

展望台の曲線がきれいだったので撮影。見事な曲線美です。

展望台の曲線美

WILLOWS NURSERY

旅の1日目は尾道。初日に行く予定だったカフェがまさかのお休みで、周辺をうろうろしていたら、パンケーキカフェを見つけました。海を眺めながらテラス席で優雅に過ごせます。

アイスティーを注文したら、バニラのような香りがついていて、びっくりしました。パンケーキもアメリカっぽい。ふわんとした生地にスパムと野菜が挟まれ、はちみつがたっぷりかかっていました。アイスティーは癖があって苦手でしたが、ハワイのような気分を味わえました。

こめどこ食堂

1日目のランチ。瀬戸内の食材を使ったおばんざいランチです。選べるメイン料理は大豆ミートの生姜焼きにしました。いろんなおかずを少しずつ味わえるのが楽しい。あとはやっぱり瀬戸内はレモンのおいしさが違うと実感しました。ただのレモンウォーターでさえ、フレッシュさと香りが東京とは違うなと思います。

AIR SHIP COFFEE STAND

宿に着いた後、尾道にあるコーヒー店をネットで探していると、オリガミドリッパーを使っているお店を発見!偶然にも宿の近くだったので、行ってきました。
この店はたどり着くまでが大変。上り坂の細い道をひたすら歩いてようやくたどり着きます。店に着くと、元航海士のナオ船長が迎えてくれました。

グァテマラの「海がきれいになるコーヒー」をアイスでいただきました。とても暑い日だったので、へとへとだった体が生き返りました!酸とコクのバランスが良くて、おいしかったです。

郷土味かけはし

尾道の郷土料理のお店。個室居酒屋でした。尾道では有名らしく、前々から父親が予約をとっておいてくれました。「あずまずし」は、おからと魚を海苔で巻いて食べる郷土料理で、初めて食べました。お魚も新鮮でどれも美味でした。

特においしかったのは「でべらの宝瓶蒸し」と「天ぷら」。でべらも初めて聞いたけど、出汁が深い!天ぷらは何の魚か忘れてしまいましたが、頭からしっぽまでパリパリで全部食べられる。地酒も一緒にいただき、尾道料理を堪能しました。

でべらの宝瓶蒸し(上)と天ぷら(下)

せとうち 湊のやど

尾道では、せとうち 湊のやどの「島居邸 洋館」に泊まりました。1931年(昭和6年)に建てられた洋館をリノベした一軒家。2階には展望デッキがあります。
和と洋、今と昔が調和したデザインが美しく、素敵な空間でした。お部屋に置いてあるコーヒーがオブスキュラコーヒーだったのと、ティーバッグの緑茶が嬉しい。どちらも持ち帰りました!

せとうち 湊のやどはLOGが運営しており、LOGのホテルも近くにあります。アパートをリノベした宿。そこには、本を読んだりして過ごせる共有スペースや、カフェ・バーもあり、そちらものぞいてきました。デザインがかわいいので、こちらも泊まってみたい…!

宿泊者が自由に使えるラウンジ
飲食・コミュニティスペース

尾道浪漫珈琲

翌朝、朝ごはんを食べに出かけました。尾道の商店街の中にあるレトロ風珈琲店。かなり老舗の雰囲気が漂っていますが、実は新しいお店で、レトロっぽく見せているだけのようです。

サラダと目玉焼きが付いたチーズトーストのセットと、ブレンドコーヒーをいただきました。コーヒーはサイフォン式で深煎り。コクがありながらも、強すぎず飲みやすくて朝ごはんのお供にぴったりでした。

【牛窓】

牛窓オリーブ園から撮影した瀬戸内の海

牛窓は尾道から直島に向かう間、少しだけ寄ったという程度です。写真は牛窓から見た瀬戸内の海。パノラマで撮影しましたが、あまり良さが伝わらない笑 この日は曇り時々雨でした。運よく雨にあたらずに過ごせたのは奇跡です。

山の上のロースタリ

岡山近辺に来たら絶対に行こうと思っていたのが、キノシタショウテン系列のお店。以前ネットショップでコーヒー豆を購入し、おいしかったので調べて、岡山に複数のカフェを展開していることを知りました。

キノシタショウテンには行けませんでしたが、牛窓に寄れるということで、牛窓オリーブ園内にある「山の上のロースタリ」へ行きました。

コーヒー豆は1種類のみで、好みに応じて淹れ方を選べる形式でした。
私はイエメンの深煎りハンドドリップを注文。値段が高めなので、豆を取り寄せて自分で淹れたほうが良いかもと思ってしまいますが、窓から瀬戸内の海を眺められるロケーションはほかにないので、行って良かったです。

ホテル リマーニ

海から見たホテルの外観

牛窓では、海辺にある「ホテル リマーニ」に泊まり、夕方頃に瀬戸内海をクルーズしました。夕日の沈む穏やかな海を、ホテルから小さな船で回りました。海って荒々しくて怖いイメージですが、瀬戸内の海は静かで好きになりました。

瀬戸内の海に夕陽が沈む

【直島】

いよいよメインイベント、直島です。直島は1泊で1日のみサイクリングでアートを巡りました。1日だけでは到底回れないことはわかっていたので、場所は厳選。事前にチケットを予約したりして、限られた時間で行ける所を巡ります。ただ一部自転車が入れない区域があることを現地で知り、そこは歩くかバスを待つしかないので大変でした。

ストリートアート

直島はストリートアートだけでもたくさんあり、それらを巡るだけでも楽しめるといいます。あまりゆっくり眺めている時間はなかったのですが、やはりまず、草間彌生さんの水玉かぼちゃは外せません!これを見ると、直島に来たんだなと実感が湧きました。

かの有名なかぼちゃ

たぶん全然回れていないんだろうな… と思いますが、美術館から美術館までの移動の間に現れるアートたちに触れました。

ストリートアートの数々

地中美術館

地中美術館の入り口

安藤忠雄氏のスタイリッシュな建築。空や海や山、外の景色と一体化する設計で、全てが合わさった一つの芸術作品のように感じました。

自然と建築が一体化する安藤忠雄氏の設計

ベネッセハウス ミュージアム

自然・建築・アートの融合というテーマだそうですが、まさにその通りでした。こちらも安藤忠雄氏設計。展示されているものは、素人にはわからないような世界観のものも多く、カオスな雰囲気でもありました。一番好きだったのはこちらです。この写真は、外の景色と美術館、アートが融合した一枚と言えます。

自然・建築・アートの融合がテーマ

杉本博司ギャラリー 時の回廊

全景

水辺に浮かぶ硝子の茶室「聞鳥庵」が有名な美術館。「聞鳥庵」を眺めながら抹茶と和菓子をいただきました。杉本氏の建築やアートに触れながら味わうお茶の時間。最高でした!

硝子の茶室「聞鳥庵」
聞鳥庵を眺めながらいただく抹茶と和菓子

自然とアートと建築の融合はここでも感じられました。

説明書きに数式が書かれていましたが、意味を解せなかったねじれ棒アート笑 天才ってすごいな…(バカな感想でごめんなさい)

VALLEY GALLERY

最後は草間彌生氏で締め。思えば直島1日旅は、草間彌生氏で始まり、草間彌生氏で終わりました。
建築の中に溶け込む無数の球体。写真におさめると、一つの絵画のようにも見えてきます。これも素人には解せない世界ですが、深い意味もあるのだろうな。

直島旅館 ろ霞

直島では、今年4月にオープンしたばかりの新しい旅館「ろ霞」に泊まりました。全室スイートとはいえ、本当はもう少し安い部屋に泊まりたかったけど、ここしか空いていなかったらしく、父親が勢いで予約。本当に1泊だけではもったいないほどのお部屋でした。露天風呂付きです。

木目調のモダンなデザインと、窓から見える緑に心が安らぎます。お部屋に広島のかりがね茶と平たい急須があり、淹れてみると、だしのような塩味と旨味を引き出せておいしかった。好みが分かれそうですが、お茶というよりだし!という感じで、旨味がとにかくすごかったです。

お部屋に用意されたお茶やコーヒーのセット

宿の中にあるレストランで夕食と朝食をいただきました。レストランの横に囲炉裏スペースがあり、宿泊者がくつろいで過ごせます(Instagram写真の10枚目)。

レストランの内観

夕食は、寿司中心か、懐石料理かを選べて、懐石にしました。

最後はうどんとデザート。うどんにハモが添えてあるなど、全体的に組み合わせが斬新でした。

個人的には、夕食より朝食がおすすめです!和か洋が選べて、旅館なのでもちろん和を選びました。これぞ日本の朝ごはん!という感じでワクワクしました。

THE日本の朝ごはん!

直島の旅、1泊だけでしたがとても贅沢でした。

ろ霞の外観

【倉敷】

最後は倉敷です。かの有名な倉敷川。観光スポットとしてはメジャーすぎますが、一度訪れてみたかった場所のひとつなので行けて嬉しかった!泊まりはしませんでしたが、東京へ帰る前に寄ってきました。

coffee&more Scarecrow

倉敷のカフェで検索して見つけたカフェ。雑誌を読みながらゆったり過ごしました。キャラメルとくるみのタルト、香ばしくてザクザクしていました。コーヒーとの相性が良かったです。

みやけ亭

倉敷本通り商店街にある洋食店。ご夫婦で経営されている老舗で、売りは煮込み料理です。ポークソテーのランチセットをいただきました。

かぼちゃのスープがたっぷり!良心的です。

かぼちゃのスープとサラダ

ポークソテーは昔ながらで、お上品な味。老舗でしっかり濃い味付けを想像してしまいましたが、そんなことはなく、塩味もちょうど良かったです。

ポークソテー

旅の振り返り

以上、尾道-牛窓-直島-倉敷、3泊4日の旅でした。ほぼ毎日晴天。朝から夜まで詰め込んだ充実スケジュールだったので、東京に帰ってきた時、3泊よりももっと日にちが経っているように感じました。

直島は、好きな人は何度も行くような場所で、直島通の方々からは「豊島(てしま)に行ったほうがいい」と口をそろえて言われます。そう言われると行ってみたいし、小豆島も行ってみたい!

今回は夏旅で、炎天下でのサイクリングだったので、汗だくで移動するだけでも疲れてしまい大変でした。秋の季節にゆったり来る方が落ち着いて見られたかもなと思います。そこは反省点です。

あとはもう少し岡山中心で旅行したいですね。私はBSよしもとの「空気階段の岡山」を見ながら、グルメのストックをためつつ、岡山欲を高めてきました。今回の旅で父親にそのリスト(私のメモ)を渡していましたが、岡山中心の旅ではなかったので、結局行くことはできませんでした。倉敷で店の前を通ったり、フェリーで直島へ移動する際に、玉野温泉を遠くから見たりしたくらいです。

とはいえ今回は3泊でいろんな場所を満喫できたので満足です!

またいつか、岡山巡りもしてみたいと思います♪

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