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creative notes #1

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#Cafe

CHANELのお客様

CHANELのお客様

うちの店舗は三越さんの並びにある。
その甲斐もありいろんなブランド企業のお客様が立ち寄る。
動線上にあるだけ、かも知れないけど仲のいいお客様も多いので素直にありがたく感じさせてもらっている。

アパレルはもちろん革製品、化粧品の会社のお客様、Tiffanyやバカラのような貴金属やガラスを扱うお店の方など、本当にいろんなお仕事の方が食事を摂りに、もしくはコーヒーを飲みに立ち寄ってくれる。
だいたい休

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同じものを作りたければ同じように作るな

カフェというのはコーヒーやケーキや食事などを「同じ状態」で毎日作る必要があります。同じ形、同じ味、同じ固さ、にする必要がある。

コーヒーは「抽出」という甘味や酸味、苦味、雑味、油脂などの5種類の成分を選択的に分離する作業がメインになるんだけど、豆から取り出す成分の割合が毎回変わると「なんだか安定しない味」だったり「日によって味がブレる」ということになります。この悩みはコーヒーのセミナーをやると皆

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音は口程にものをいう

音は口程にものをいう

昔はあまり意識しなかったけど、お店で発せられる音のひとつひとつに意味がある。
カトラリーの擦れる音、カップを置く音、鞄を開ける音、置く音。
お客さんはもちろん、お店側もそうなんだけど「出た音」のひとつひとつには意味がないといけない。
ドアが強く閉められた音、洗い物をシンクに「ガシャン!」と置く音。
それらは意味があるのか、というとそんなことはない。ドアは弱く閉めればいいし食器は優しく置けばいい。

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結果が出たら声を大にしていい

結果が出たら声を大にしていい

今、動いているお仕事があって、その結末は多分僕がいつも言っているようなことになると思う。
「自分が本当に必要なものが与えられるようになっている」とか「安いものは選ばれない」だったり、そういう類のことです。

その内容ってもちろん何か人類史に残る発見ではないから大したことではないから隠すようなことでもないんだけど(まだ途中だし、お相手もいることなので)、「結果を出してから」の方が説得力って遙かに増す

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過剰なサービスはいらない

過剰なサービスはいらない

おはようございます!やまじゆうきです。

以前(多分ここでも書きましたが)、ロイヤルホストでチキンのグリルを頼んだら味付けが尋常じゃなく濃く出てきたことがありました。僕はロイヤルホストでは、このチキンしか頼まないので少しでも何かが違うとすぐ分かる。(っていうのもそこで気付いたのですが。笑)
サブスクで聴きまくった音源をLPで聞くと感動が増す(違いがはっきりわかるので)のと同じです。(分かります?)

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待てない私たち

お店をやっていると色んなお客さんに出会います。

静かな店内で急に「すいません」と呼ぶ人、コーヒーを淹れているところで無人のレジの方から勝手にオーダーを言い出す人。(おそらく僕に向かって言っているのでしょう)

もう「とにかく待てない」んです。いまの時代。

仕方ないことだと僕は思っていて、誰もがファミリーレストランやファストフードのお店で慣れてしまったんですよね。ボタンを押せばお店の人がすぐ来て

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