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「パーソナリティ障害」◆HSPさんにもおススメです◎タイプと対応方法をくわしく紹介します◆

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「パーソナリティ障害」◆タイプと対応方法をくわしく解説◆についてお話していきますね。

あなたは自分自身をどのように感じますか?

「いつも極端な考え方の自分がいると感じる」

「自分と他人を常に比べてしまい傷つきやすい性格」

「人間関係にいつも悩んでしまうタイプ」

など、さまざまに自分という存在を認識していると思います。

今回は心理学でとらえるパーソナリティ(人格)についてお話します。

1.「健康な心の状態」とは?

日々の生活の中でさまざまな出来事に遭遇して悩んだり、家庭や仕事の中の人間関係が上手くいかなかったり、自分の将来に不安を感じたりするということがありますよね。

こういったことは誰でも考えることで、とても当たり前なことでもあります。

心の状態が健康なのか?そうではないのか?というのは、その人が抱える悩み、不安の状態はどのようなことなのか。

個人の状態をなかなか判断できないという部分もあります。

また、心が健康な時と不健康になっている時や正常な状態なのかそうではないのかといった、はっきりとした境界線というものを何処で判断することはても難しいものでもあります。

心理学の中で考える「健康な心」というものは、日々の生活で感じる個人の悩みや苦しみとがそこにあったとしても、その部分にとらわれ過ぎないで生活している状態とも言えます。

例えば、感情的にカッとなってしまった時に、とても極端な行動をとらず衝動を抑えて、その状況にふさわしいと思われる振る舞いができているということです。

そのような不安・恐怖というものを感じながらも、受け止めながら行動できる、そういった状態を健康な心と表すことができるでしょう。

2.「パーソナリティ障害」とは?

◆パーソナリティ障害◆
「極端な考え方や行動パターンの偏りから家庭・社会生活に支障をきたした状態」

パーソナリティ障害とは端的に言い表すと「極端な考え方や行動パターンの偏りから、家庭・社会生活に支障をきたした状態」のことです。

心が健康でない状態になっていることから、例えばちょっとしたことで相手を激しく攻撃してしまったり、あるいは自分に対して過剰に傷つけてしまうような行動をとってしまうことを心理学では「パーソナリティ障害」といいます。

物事のとらえ方や行動には個人差があるためそれ自体は問題はありません。

ただ、性格の傾向が極端になると人間関係に歪みが生じてきます。

例えば、プライドが高すぎると他人に仕事のミスを指摘されたことで「私の事をバカにしている」とカッとなってしまって横柄な態度を過剰にとってしまうなどです。

極端な思考や行動は、自分にとっても周囲にとっても良い関係にはなりませんよね。

そのような「ある傾向が極端に偏ってしまう」性格のバランスの問題で自分に強いこだわりを持っていることで「自分はこうである」といった、ある種の強迫観念にとらわれていたりします。

自分が望んでいることとは異なる結果や反応に直面した時、とても深く傷ついたり、長い時間苦しんでしまうことがパーソナリティー障害の特徴でもあります。

パーソナリティ障害にはいくつか種類がありすが、共通してる部分は「人間関係がうまくいかず社会的なトラブルが起こってしまう」という部分です。

パーソナリティ障害は幼い頃に育った環境の影響が大きいと考えられることがあります。

親からの愛情が不十分であったり、または過保護に育てられてしまったなどです。

子供の頃の体験が影響していて大人になって「パーソナリティ障害」が出てくるというケースが多いとも言われています。

そこには個人がもともと持っている素質といったものと、心の不安定さというものもあり、さまざまな要因が重なっているとも考えられています。

3.「パーソナリティ障害のタイプ」とは?

◆パーソナリティ障害の10タイプ◆
①「境界性パーソナリティ障害」
「愛情喪失に恐怖を抱く。見捨てられてしまう不安から自己破壊的な行動に出る」
②「演技性パーソナリティ障害」
「理想的な自分を演技してしまう。他人に注目されるために嘘をついてしまい、いつもオーバーな表現をしてしまう」
③「自己愛性パーソナリティ障害」
「自分は特別な人で賞賛されて当然だと思ってしまう。批判されてしまうと強い怒りを抱いて対人関係をうまく築けない」
④「回避性パーソナリティ障害」
「常に自分への評価が気になってしまう。周囲からの悪い評価を過剰に恐れ、不安で行動できなくなる」
⑤「反社会性パーソナリティ障害」
「社会のルールを破ることを繰り返してしまう。攻撃的で人を騙したり、衝動を抑えきれず犯罪行為に及んでしまう」
⑥「依存性パーソナリティ障害」
「自信が持てず、依存の対象を失うと不安になってしまう」
⑦「統合失調型パーソナリティ障害」
「自分の世界だけで生きているため、世間とかけ離れた言動をとることが特徴」
⑧「妄想性パーソナリティ障害」
「被害妄想から人を疑ってしまう。家族や隣人に盗聴されていると思い込んだり、強い思い込みで人を恨んでしまう」
⑨「強迫性パーソナリティ障害」
「義務感が強過ぎるために、それを完璧にやり遂げようとすることで人間関係などに支障が出てしまう」
⑩「スキゾイドパーソナリティ障害」
「社会的関係への関心の薄さ、孤独を選ぶ傾向を特徴とする」

①「境界性パーソナリティ障害」
愛情の喪失に恐怖を抱く。見捨てられてしまう不安から嫌われるような行動を取って相手を試したり、自己破壊的な行動に出てしまう。

感情の起伏が激しく愛情を求めすぎるタイプです。愛情を示されるととても喜びますが、少しでも素っ気なくされると酷く落ち込みやすいです。

幸せや不幸を激しく行き来するため、心が疲弊しやすく、愛情飢餓感が高まると自傷行為に走ることがあります。

②「演技性パーソナリティー障害」
理想の自分を演じるために嘘をつき、他人を利用してしまうタイプです。

常に自分が主役でいたいと思い、他人に注目されるために嘘をついてしまい、いつもオーバーな表現をしてしまいます。

普段は自信に満ち溢れ、活動的であるものの突然寂しさや空虚さに襲われ気分が沈みやすい傾向があります。

③「自己愛性パーソナリティ障害」
自分は特別な人だと思い込んで、賞賛されて当然だと思ってしまう人です。

批判されてしまうと強い怒りを抱いて、対人関係をうまく築けないことが多いです。

自分に自信を持っているように見えますが、非難されることに弱くちょっとした失敗をきっかけにとても深く落ち込んでいたりします。

④「回避性パーソナリティ障害」
常に自分への評価が気になってしまい、周囲からの悪い評価を過剰に恐れ、不安で行動できなくなるタイプの人です。

根拠なく失敗すると思い込んでいるため、何か否定されるとチャレンジ精神を完全に失ってしまいます。

「自分は人に愛されない」という思い込みから、好意を寄せてくれる人を拒絶する傾向があります。

⑤「反社会性パーソナリティ障害」
社会のルールを破ったり攻撃的で人を騙してしまうタイプの人です。

衝動を抑えきれず、犯罪行為に及び、繰り返してしまいます。

他人に対する共感性が全くなく、平気で裏切ったり、人を傷つけたりしてしまいます。反社会的な組織に属するなども特徴です。

⑥「依存性パーソナリティ障害」
自信が持てず、依存の対象を失うと不安になってしまうタイプの人です。

見捨てられることを過度に恐れるため、自分の考えを押さえ込み周りに合わせてしまいます。

他者に対する依存度が高いことから、相手によっては暴力を受けたり搾取されたりしてしまいます。

⑦「統合失調型パーソナリティ障害」
自分の思考の中だけで生きているタイプです。

自分の世界だけで生きているため、世間とかけ離れた言動をとることが特徴です。

個性を発揮できる環境があると特定の分野で活躍できる一方、現実との接触を断ってしまい引きこもる可能性もあります。

⑧「妄想性パーソナリティ障害」
被害妄想から人を疑ってしまうタイプの人です。

家族や隣人に盗聴されていると思い込んだり、強い思い込みで人を恨んでしまいます。

根拠なく人を疑い、裏切られることを恐れてしまうタイプです。相手に裏切られるという妄想に取り憑かれ、人間関係を築くことが上手くできないこともあります。

配偶者や恋人が異性と少し話しただけで、嫉妬心が燃え上がり、あらゆる手段を尽くして接触を絶たせようとしてしてしまいます。

⑨「強迫性パーソナリティ障害」
義務感やルールに縛られてしまい、人間関係を築くのが苦手なタイプです。

完璧主義が同居しているため、仕事で高い評価を得ることもありますが、周囲に苦痛を与えてしまうこともあります。

臨機応変に対応したりリラックスすることが苦手なために、自分を過度に追い詰めてしまい、突然の無気力に襲われることもあります。

⑩「スキゾイドパーソナリティ障害」
人と関わることなく、孤独に生きることを望むタイプです。

他人と接触することを望まず、自分の世界に引きこもってしまいます。

恋人や配偶者を得ることに興味がなく、大自然の中で暮らしている人もいます。

4.「パーソナリティ障害の対応方法」とは?

◆パーソナリティー障害3つの対応方法◆
①自分を客観的に知る(ノートに書きだす)
②自分の今までの人生を振り返ってみる
③専門機関・カウンセラーに相談する

①自分を客観的に知る(ノートに書きだす)
パーソナリティ障害の傾向がある人は、自分の性格の極端な部分に気づけずに、人間関係が上手くいっていない場合が多いです。

まずは「自分にそのような傾向があるのか」と客観的視点で知ることです。

まずは自分をよく観察することです。

例えば職場内の振る舞いを振り返ってみたときに、

「どのような場面で自分は怒りを覚えたのか?」

「寂しさを感じたのか?」

「あの場面では本当に嬉しかったのか?」

自分の振る舞った場面を振り返り、その時の自分の感情や今の考えをノートに書きだすことも効果的です。

文字として視覚化することで自分の性格の傾向や思い癖が見えてきたりします。

②自分の今までの人生を振り返ってみる
一度、今までの人生を振り返ることも効果的です。

今までの人生を歩む上で無理をしていることはなかったのか振り返ることです。

「もともと社交的な性格じゃないのに、無理して周囲の人に合わせてきたのではないか?」

「本当は人と関わることが好きなのに、人と距離を置傷着ていたのではないか?」

「本当はもっと自由に振る舞いたいのに常に周囲の目を気にしすぎていなかったか?」

このように、現在から過去へさかのぼっていき、幼少期までの過去を振り返っていきます。

そのことから、自分が無理をするようになった人間関係や原点が見えてくるかもしれません。

③専門機関・カウンセラーに相談する
心理カウンセラーなど信頼できる人へ相談することも一つの方法です。

心理カウンセリングを受けることで、職場の対人関係や、自分の性格の傾向や行動パターンを認識することができます。

カウンセリングの中で自分自身の性格の傾向を客観的な視点でとらえ、思い癖や習慣化している行動パターンが見えてきます。

問題の解決方法をカウンセラーと一緒に模索していくことをカウンセリングの場で行なっていきます。

ただ注意することは、日常生活や仕事に支障が出ていたり、周りに被害を与えてしまっている。そんな場合は専門家の支援が必要です。

慢性的なストレスフル状態となっていて、うつ病や、不安障害など二次的症状が引き起こされるということも珍しくはありません。

あまりに生きづらい状況があったり、そのような家族が傍にいる人は、一人で抱え込まずに専門機関の支援を受けるようにまずはすることです。

5.まとめ

今回はパーソナリティ障害についてお話しました。

人はそれぞれ個性があるので、物事のとらえ方や行動には個人差というものがあるためにそれ自体は問題はありません。

パーソナリティ障害といえる状態とは「極端な考え方の偏りから、家庭生活や社会生活に支障をきたした状態」のことです。

また、パーソナリティー障害と呼べる状態でなくても、グレーゾーンとも呼べる人は多くいます。

誰しもが「自分のパーソナリティに極端な部分を持っている」とも言えます。

自分の性格の傾向や極端な部分への理解は、人生の生きづらさを克服していくヒントになっていきます。

自分のパーソナリティのタイプを知ることで、傷つきやすさの原因や生きづらさの原因がみえてくることもあります。

現在、あまりにも生きづらい状況があったりそのような家族がいる人は、一人で抱え込まずにまずは専門家の支援を受けるようにすることですよね。

今回は「パーソナリティ障害」◆タイプと対応方法をくわしく解説◆についてお話しました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

なにかあなたにとって一つでも参考になることがあったらとてもうれしいです。

私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。

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