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「HSP4つの特徴"DOES"」◆HSPの特徴とは?DOESってなに?DOESをくわしく紹介します◆

こんにちは。

HSP専門心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「HSP4つの特徴"DOES"」◆HSPの特徴とは?DOESってなに?DOESを詳しく解説◆についてお話していきますね。

最近「HSP」「人一倍敏感な人」という言葉をあなたは聴いたことはありますか?

私自身も自分がHSPということに気づき、そのことで長年疑問に感じてきた自分の性質や感覚に対して「なるほど…」と納得できて、このラベリングでまずはホッとすることができたんですね。

最近はメディアでも取り上げられることが増えたり、芸能人の方がHSPだと公表することでさらに関心が高まってきていると感じています。

HSPというラベリング(名前付け)をすることで、他の疾患があるにも関わらず、そのことに気づけないことになりかねないのでは?という声もあります。

もちろんそのようなことも十分に考えられます。

日常生活をする上で強い生きづらさを感じている方は安易に「私はHSPだから他の原因ではない」と早急に決めつけず、専門機関の受診をしてみたり、他の心理の専門家の意見を聴いて自己分析を深めることをお勧めします。

そのようにあらゆる視点から自分自身の気質や個性を俯瞰してみるようにするきっかけとして、HSPについて知っていくことが大切です。

そのうえで「自分はHSP」と自認しているほうが安心感は高まります。

「ではこの気質とどのようにして付き合っていこうかな?」という意識へ向くことができるはずです。

そのようにHSPをじっくりと自分自身でよく考え、向き合っていくことです。

周囲のさまざまな意見を聴いたり、他の心理学の知識を深めたり、ゆっくりと「ありのままの自分」を模索していくようにするとよいのではないでしょうか。

私自身は最近「エレイン・N・アーロン博士認定HSP専門家プログラム」を修了しました。

◆こちらに私のプロフィールがアーロン博士のサイトに掲載されました◆こちらから↓

そのこともあり再度HSPの知識を深めたり、HSPについての情報発信をしていこうと考えていました。

HSPの性質には主に4つの性質があるとHSPの提唱者のエレイン・アーロン博士は話します。

つまり、人一倍敏感な人にはこの「4つの性質がすべて存在している」ということです。

「私はHSPかな?」

「どこかのサイトで受けた診断でHSPと言われたけど不安…」

「あなたはHSPではないと言われてしまった…」

という事をよく聴きます。

今回はそのHSPかどうかを自己認知する時に大切な4つの性質のお話と、自分がHSPかどうかもっと知りたいという方にとって有益になるお話をしていきたいと思います。

1.「DOES」とは?

◆【HSPの4つの特徴”DOES”】◆
①「D:深く処理する」
②「O:過剰に刺激を受けやすい」
③「E:感情の反応が強い・共感力が高い」
④「S:ささいな刺激を察知する」

①「D:深く処理する」
「深く処理する」というのは、HSPは他の人とくらべてあらゆる物事の情報を一度にたくさん認識しているといわれています。

じっくり観察していたり、新しいことへの慎重な態度などで現れることがあります。

HSPとそうでない人が同じ状況にあっても、HSPの人の脳は一度に処理している情報処理量が圧倒的に多いため、精神的、肉体的な負荷がかかります。

また、集中できる環境にいて、自分の興味が高いことには無意識に深く考えていることもあるようです。

一瞬でものごとを判断・理解することもあります。

その根底にはこのDOESのDを表わす「深く処理する」という性質が関係しています。

またHSCの特徴では、深い質問をしたり、さまざまな言葉を使うこともあり周囲の人は、

「年齢の割に大人びたことを言う子供だな」

「ユーモアのセンスがある子供だな」

と感じることがあったりすることももあります。

深く物事を洞察しているので、じっくり観察して考える必要があったり、あらゆる可能性を考えているのでスタートを切るまでに時間がかかります。

「いつもなかなか決断ができない…」

「行動を起こすのに時間がかかる…」

と悩むことがあったり、初めての人や場所を前にするとなかなか行動できず、本人からすると悩みの種となって現れてくることもあります。

また、深く物事を考えることでよりくわしく物事の本質を見ることができたり、深く感じて充実感を得る事にも繋がっていきます。

好きなことを突き詰めて楽しむことが得意ととらえることもできます。

②「O:過剰に刺激を受けやすい」
「過剰に刺激を受けやすい」とは、HSPは五感感覚が鋭いことからあらゆる環境から受ける刺激に反応しています。

自分の内側と外側で起こること全てに人一倍反応していることで、精神的、肉体的に負荷がかかりやすいです。

そのことから人の感情や環境から受ける刺激から、自分自身の深い部分に刺激が入ってきます。

ただ、味覚、聴覚、嗅覚、視覚、触覚の五感感覚の敏感さの違いには個人差があります。

強い光が苦手。大きい音に敏感。強い香りに敏感。刺激の強い味に敏感。着る服の肌感覚に敏感などです。

視覚に敏感な人も聴覚に敏感な人もいます。または着る服や肌に当る触覚にとても敏感な人もいます。

その敏感さを感じる強弱の度合いも人それぞれ違います。

また、周囲の人の表情の変化や感情の些細な変化に気がついたりします。

「あの人の表情が変わった、何か怒っているのかな?」

「今日はいつもより、疲れている様子だな大丈夫かな?」

など、よく相手の様子の変化に気づくことがあります。

先ほどお話した「D」の深く処理する性質が働き、さらに深く探っていきます。

また、自分自身の内側からくる感情の刺激にも敏感です。

喜びや悲しみの感情も人一倍強い刺激となって感じやすく、影響を受けやすいです。

例えば人間関係のもつれで周囲と上手くいかなくなったときに悲しいと感じる出来事があると、その悲しみの感情を強く深く感じます。

「いつも上手くいかない…なんてダメな自分なんだ…」

「こんなに思い悩む自分は本当ダメな人間だ…」

と自分自身を責め過ぎてしまったりすることもあります。

私自身も過去によくそのように感じることから自分自身をいつも必要以上に責めてしまったことがあります。

また反対に、「楽しいな」「嬉しいな」と感じる感覚も人一倍豊かに感じることもあります。

「今日は青空が本当に気持ちよかった、嬉しいな◎」

「休日で雨が降っていたけど、雨音に癒された◎」

など、ひとつひとつの環境から感じる癒しも人一倍敏感に感じ取っています。

五感感覚が豊なので、その時に感じる「充実感」もとても深く得ることができてきます。

視覚から入る自然の美しさや、音楽から感じる感動。

アロマの香りから感じる安心感、やさしい感触のタオルから得れる爽快感などです。

そこから感じる「気持ちいい」という感覚も人一倍敏感に感じとることもできます。

そのことから、休日の外出先や、プライベートでの趣味活動で感じる刺激もとても多くの情報を感じ取っていることがあります。

そのことから自分が予測していた以上に「今日はなんだか予想以上に疲れた…」と感じたりすることもあります。

そのような敏感さから、普段の生活で受ける多くの刺激を自分の中では「普通に反応しているんだ」と認識してしまうことも多いです。

本人の気づかない所で実はとても心身に負担を掛けている可能性があります。

③「E:感情の反応が強い・共感力が高い」
HSPの人の感情反応も、DOESのDの「深く処理する能力」と深く関わっています。

物事のひとつひとつを深く感じとり、他人の気持ちに共感したり、自然の環境に豊かな癒しを感じたりします。

HSPは常に身の回りのさまざまな刺激を脳で深く処理しています。

「深く処理する能力」があるので、相手の感情や表情の変化に敏感に反応しつつ、刺激も深く受け取っています。

アーロン博士はそのことをHSPは「ミラーニューロン」の働きが活発だと研究から提唱しています。

ミラーニューロンとは比較的最近に発見された脳の神経細胞の一つです。

このミラーニューロンの働きとは、他の人が何かをしたり感じたりしているのを見ると、このミラーニューロンが発火して「あたかも自分が同じことをしているかのように感じている状態」となる働きがあります。

特に自分の大切な人が嬉しいと感じる時、あるいは悲しい表情を浮かべているのを見た時に強く反応します。

また、テレビなどで登場する人物が嬉しい顔、悲しい顔をした時にも、同じように感じる傾向があります。

また、例えばあなたがテレビで運動選手の激しい動きをしているのを見ていたとします。

運動選手が動かしている右足の太ももをみていたとして、あなたの右足の太ももの筋肉がピクリッとしたのならば、それはミラーニューロンが働いていると考えることができます。

HSPはこのように神経細胞のミラーニューロンの活動が活発であることにより、共感力が高くなり、感情移入しやすくなります。

相手の気持ちに反応する感覚が鋭くなっていて「他者の問題を自身の問題として同一化」してしまう傾向もあります。

「職場で怒られている人をみると何だか自分も怒られている気がする…」

「映画で悲しいシーンをみるとまるで自分のことのように深く感じる…」

とったことは、多くのHSPの人が普段から体験しています。

私自身も職場でよく周囲の人の気持ちに敏感に反応していて、自分までドキドキと心臓の鼓動が早くなった体験をしています。

もちろんこれは今でも変わらない反応です。

また、季節の移り変わりを自然の中から敏感に感じ取っていたりするので、周囲の環境変化にも敏感なHSPも多いです。

「人の悲しみや喜びにも深く共感できる◎」

「四季の変化を豊かに感じ取ることができる◎」

など、周囲の人の気持ちに寄り添うことができたり、自然から感じる癒し効果も高いという側面もあります。

このようにマイナス面ではなくプラスとなる、感覚の豊かさにも焦点を当てていくことで、HSPの気質と向き合いやすくなるのではないでしょうか。

自分の気質を知ることで、共感力の高さを、「疲れてしまう気質だ…」とネガティブにとらえるだけでなくて、日々の生活や仕事で活かすことができてくると思います。

④「S:ささいな刺激を察知する」
HSPは、①「D:深く処理する」と③「E:感情の反応が強い・共感力が高い」など、思考力や感情の反応が高いとお話してきました。

Dの思考力の深さやEの感情の反応レベルの高さから、小さな音、かすかな匂いの変化、周囲の人・環境変化に気づきます。

その為、人の持つ感情や雰囲気、外部の環境から自身の深い所に刺激が入っていきます。

Oは「過剰に刺激を受けやすい」とお話しましたが、そのことから人や自分がいる環境の小さな変化や、細かい部分に気づくこともまたよくあります。

これは「直観力が鋭い」とも考えることができます。

そのことから、無意識的に人の感情変化や環境内の些細な刺激を処理する量が多くなります。

またHSCの子供などは普段の家の中の小さな環境変化に敏感に気づいたりします。

「ここにあった時計がないよどこにいったの?」

「きっとあの人は悲しい想いをしているよ」

「なんだかいつもとちがう匂いだ今日は何つくっているの?」

と家具の配置がちょっと変わったりしたことや、周囲の人の感情にも気づき、五感感覚も鋭いため些細な刺激に敏感に反応します。

また外では、周囲の人があまり気に留めないような、公園で鳴く鳥の声や遠く上空を飛ぶ飛行機のエンジン音に敏感に気づくこともあります。

また、あなたが例えば、美術館の芸術作品を眺めていたとイメージしてみてください。

「実はこんな部分もあるのだな。実はもっと違う見え方がるのでは?」

「ここは複雑な工夫がされているのだな。作者の丁寧な気持ちが伝わる」

「言葉にはできないけど、作者の強い感情のメッセージ性を感じる」

と、同じ作品を見る周囲の人よりも、あらゆる刺激を処理して感じていますいます。

そのような、豊かな観察力を発揮していたりする経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ただ、過剰なプレッシャーや過剰な刺激を受けている時はこの能力は弱くなり、普段感じている鋭い察知能力も一時的に消えてしまうときもあります。

これはHSPでなくても、だれでも過剰な負荷状態になることがあれば疲れとして出てきて、普段のパフォーマンスを発揮できなくなりますよね。

HSPはそのDOESのS「ささいな刺激を察知する」ことが関係していることもあるようです。

また、些細な周囲の変化に気づくので「危険を察知する」ことにも敏感です。

それは言いかえると、慎重に行動できるということでもあります。

その結果、早い段階でトラブルの回避につながり、HSPの周囲の人も安全を早く確保することができます。

そのように危険回避の能力として「S」の力を発揮していく面もあります。

2.まとめ

今回は自分がHSPなのかと悩んだ時にや、自己認知する時に指標となる4つの性質のDOESについてお話してきました。

アーロン博士の提唱するこれら4つのDOESの性質が、「すべて自分に当てはまる」と感じる方は、自分がHSPだと判断できる要素になります。

DOESの内容もとても大切ですが、「自分自身がHSPかも?」と感じた気持ちも大切にしてみてください。

同じHSPといっても、内向的な人もいれば外向的な人もいます。

受ける刺激に対して敏感な部分もそれぞれ違います。

そのような多様性を理解していきながら、今回お話したDOESの4つのポイントと自分の気質を照らし合わせてみてください。

HSPは現在は精神医学的に病気という位置づけはされておらず、あくまでHSPは自分で自認する敏感気質としています。

またアーロン博士の研究のエビデンスについてや、心理学の中のHSPのとらえ方もさまざまな意見があります。

「どの情報が本当なのか不安…」となった方は、HSP提唱者のエレイン・N・アーロン博士のサイトでセルフチェックをしてみることです。

その結果と、DOESが当てはまり、「自分はHSPだ」と自認しているのであればHSPです。

病院やクリニックでは診断を受けることはできません。

仮に「あなたはHSPです」「あなたはHSPではない」と医者や心理の専門家に言われたからといって、判断できません。

現在はHSPが話題となり、HSPについてたくさんの情報がネットに溢れ、書籍でも紹介されるようになりました。

この情報の中から自分自身がどんな情報を選び、何を収集するのか?が大切になってくるのではないでしょうか。

疑問や不安があるのであれば、HSPについて自ら調べて学ぶことも大切です。

自分自身の気質のことであればHSPを通じて自己探求の実りある学びになったり、新たな気づきがあなたを待っていると思います。

今回のDOESの記事が、何かあなたにとって一つでも参考になることがあれば嬉しいです(^^)

今回は「HSP4つの特徴"DOES"」◆HSPの特徴とは?DOESってなに?DOESを詳しく解説◆についてお話しました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

私は現在、HSP専門心理カウンセラーとして活動しています。

HSPについて何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページよりご連絡いただければと思います(^^)

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