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「心理学の起源とは?」◆HSPさんにもおススメです◎心理学の成り立ちをくわしく紹介します◆

こんにちは。

心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は「心理学の起源」◆心理学の始まりとは?心理学の成り立ちを解説◆についてお話していきますね。

あなたは「心理学」と聴くとどんなイメージが湧きますか?

「メンタルとかイメージするな」

「心の学問かな?」

「フロイトという言葉は聴いたことがある」

そのような心を扱っている学問であったり、フロイトやユングといった心理学者の名前をイメージする方も多いと思います。

今回は心理学はどんな学問なのか?どのようにして発達してきたのか?そのような心理学の成り立ちを知っていけるような内容をお話していきたいと思います。

1.心理学の始まりとは?

「心理学」は比較的新しい学問と言えます。心理学の期限や成立してきた心理学の大まかな流れを理解しながら、心理学の発展の過程をまずはお話していきますね。

古代ギリシャ時代にまでさかのぼる心理学の期限。

心理学とは簡単に言いますと、「人の心の動き人や動物の行動を研究する学問」のことです。

心理学は多くの人々の関心を集める学問でもありますよね。心理学の起源や成り立ちを学ぶことで、心理学の大まかな体系を把握できると思います。

そもそも心理学とはいつから始まった学問なのでしょうか?

一番最初に人の「心」を理論的に考えて読み解こうと試みたのは古代ギリシャの哲学者アリストテレスだと言われています。

アリストテレスの著書である「霊魂論」は感覚や記憶・睡眠のことなど、現代の心理学の発展に通ずる事柄がたくさん記されています。

現代の心理学が扱ってる課題について系統的に論述されているため、世界で最初の心理学書と考えられています。

アリストテレス以降は多くの哲学者が様々な立場から人の心を論じてきました。

特に心理学の成立に大きな成果を残したのは心理学の父と言われるヴィルヘルム・ヴントです。生理学者であったヴントは生理学研究の行き詰まりから「哲学」の分野に方向転換して、1879年に「心理学実験室」を開設しました。

◆ヴィルヘルム・ヴント◆
1879年、世界初の「心理学実験室」を開設。アメリカ・ヨーロッパなどの世界各国から研究者が集まり、心理学の基礎創りに大きく貢献した
刺激を与えて、それに対してどう意識したかに注目し心の「構成要素」を明らかにしようとした

ここから現代心理学が著しく発展していくことになります。

現代心理学・実験心理学の基礎を打ち立てたヴント。

ヴントは心をカタチある物体として捉えるのではなくて、「意識」に注目しました。

実験に協力してくれる人に様々な刺激を与えて、その瞬間にどのようなことを意識したかを詳しく調べて、心の構成要素を明らかにしようと試みました。

そしていくつもの心的要素の結合を解明することで、人の心の動きを説明しようとしたんですね。

ここで心的要素の結合を少し体験してみていきましょう。

まず頭の中に「レモン」をイメージしてみてください。

「レモン」と聴くと視覚的には「黄色」「ツルツル」している。触覚的には「硬い」味覚では「酸っぱい」「ジューシー」など、レモンという1つの物体は、様々な構成要素から成り立っていることがわかります。

ヴントはレモンが様々な構成要素から成り立っているのと同じように意識も様々な心的要素が結合して成り立っていると考えたんですね。

そして意識を構成している要素を取り出して分析しようとして行きました。このヴントの考え方は後に心理学者エドワード・ティッチャナーによって「構成主義心理学」と呼ばれ現在の心理学の礎となりました。

2.「構成主義心理学」と「機能主義心理学」

◆「構成主義心理学」◆
心をカタチある物体としてとらえるのでなく「意識」に注目して被験者に刺激を与えてどう意識したかを調べる
◆「機能主義心理学」◆
意識とは、心的要素の結合によって構成された一つとしてとらえのではなく、「一連の流れ」として捉え、その流れに注目した

構成主義心理学とほぼ同時代に哲学者ジョン・デューイや哲学者で心理学者のウィリアム・ジェームズらのプラグマティズム(実用主義)の哲学を背景とする「機能主義心理学」も発展しました。

機能主義心理学では意識を環境に対する適応的な行動を導くための手段であると考え、ヴントのその考え方とは違う方法で心を理解しようとしたんですね。

つまり、意識を心的要素の結合によって構成された一つとして捉えるのではなく、「一連の流れ」として捉えてその流れに注目したんですね。

この考え方は後の行動主義心理学や認知心理学に大きな影響を与え、構成主義心理学と同様に現在の心理学の大きな礎となっています。

構成主義心理学と機能主義心理学は同じ「意識」に注目しているのにも関わらず、全く違う考え方で心を理解しようと試みて、お互いが独自に考えを深め発展していきました。

この二つの考え方が「心理学」を多面的で広い枠組みで活かせる学問へと発展させたんですね。

3.現代心理学の発展

構成主義心理学と機能主義心理学によって心理学の礎ができた後、心理学の分野では批判と影響を繰り返しながら今も発展を続けています。

◆構成主義心理学への批判◆
「行動主義心理学」
・行動を心理学の対象として捉える
・条件反射を研究したイワン・パブロフなどの影響を受けた
「ゲシュタルト心理学」
・全体感を重視する
・後にフレデリック・パールズが提唱したゲシュタルト療法など影響を与える、「今ここ」を意識する
「精神分析」
・無意識を重要視する
・ジークムント・フロイトやユングの心理学

特に批判を生んだのはヴントの構成主義心理学に対してでした。構成主義心理学は、実験的な思想や意識から心をと読み解こうとするなど、心理学の独自性の確立に大きく貢献はしましたが、研究対象や実験方法について多くの学派から批判されました。

批判的な立場として現在でもよく知られているのは、行動を心理学の対象として捉える「行動主義心理学」、単なる構成要素だけでは意識を説明することができないと全体感を重視する「ゲシュタルト心理学」無意識を重要視する「精神分析」などです。

これらの、批判した学派はどれも心理学に大きな成果を残し、心理学の源流となったものばかりですが、構成主義心理学への批判があったからこそ現代の心理学の始まりがあって発展していった学派と言えます。

1960年代以降は情報処理過程に焦点を当てた「認知心理学」が勢力を強めて行って現代心理学の主流の一つとして指示されています。

4.まとめ

今回は心理学はどんな学問なのか?どのようにして発達してきたのか?という解説をしてきました。

少し振り返りますと、心理学とは「人の心の動き人や動物の行動を研究する学問」のことです。

心理学の起源はアリストテレスなどの哲学者が心理学の原点を築いたとされています。アリストテレスの「霊魂論」には感覚や記憶のことなど現代に通じることが記載されています。

心理学の父と言われるヴィルヘルム・ヴントです。ヴントは「意識」に注目しました。

ヴントはレモンが様々な構成要素から成り立っているのと同じように意識も様々な心的要素が結合して成り立っていると考えたんですね

「構成主義心理学」
心をカタチある物体としてとらえるのでなく「意識」に注目して被験者に刺激を与えてどう意識したかを調べました。

「機能主義心理学」
意識とは、心的要素の結合によって構成された一つとしてとらえのではなく、「一連の流れ」として捉え、その流れに注目しました。

その後、構成主義心理学への批判が「行動主義心理学」「ゲシュタルト心理学」「精神分析」から高まっていきます。

このような批判を繰り返してきて現在の心理学も今現在もさまざまに変化しています。

今回は心理学の成り立ちの解説をさせていただきました。

今回の記事があなたにとって何か一つでも参考になったと感じることがあれば嬉しいです。

今回は「心理学の起源」◆心理学の始まりとは?心理学の成り立ちを解説◆についてお話しました。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。

何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページかLINEよりご連絡いただければと思います(^^)

それではまた次回の記事でお逢いしましょう。

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