中国SF

ようやく|遂に|いよいよ、日本でも三体が完結するのか。(5/7)

三体、読みましたか? 三体Ⅱ はどうでしたか?

1作目の「三体」が2019年に、2作目の「三体Ⅱ《黒暗森林》」が2020年に日本で出版され、いよいよシリーズ完結篇の「三体Ⅲ《死神永生》」が2021年5月25日・・・あと2週間ちょいで発売されるのです!

中国では2010年に、英語圏でも2014年に出版されていたので「英語が読める人なら既に読めていた」のですが、もちろん私は日本語ネイティブなので日

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ありがとうございます!嬉しいです!
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『人之彼岸』レビュー



『人之彼岸』(ひとのひがん)郝 景芳(ハオ・ジンファン)(著)/ 立原透耶・浅田雅美(訳)



『折りたたみ北京』で、『三体』に続いてヒューゴー賞を中国SF界にもたらした郝 景芳(ハオ・ジンファン)さんの短編集です。
彼女は1984年に天津市で生まれ、清華大学で天体物理を学び、その後、経営学と経済学の博士号を取得。なるほど『折りたたみ北京』の著者らしいプロフィールです。けしてどっちつかずで

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(∩´∀`)∩♡
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全世界累計2900万部、日本は47万部突破!! 『三体Ⅲ 死神永生』で完結する三体ワールド、発売前にその魅力をおさらい!(その1)

5月25日の発売日まで約一ヶ月と迫った『三体』三部作完結篇『三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)』。全世界で2900万部、日本でも47万部を突破した未曾有の大ヒット作、ぜひその日本版完結の熱狂をリアタイで追ってみませんか。「でも第一部も第二部も厚いんでしょ? 読める気しないし……」というあなた! ぜひこちらをお読みください。SFマガジンの連載や、大人気ブログ「基本読書」でおなじみのレビュアー、冬木糸

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ありがとうございます!今日のおすすめは『ヒトの目、驚異の進化』です!
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『三体』三部作完結篇『三体Ⅲ 死神永生』表紙初公開!

『三体』三部作の完結篇となる『三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)』、いよいよ発売の5月25日(火)まで2カ月を切りました! 本日はその表紙をどこよりも早く、初公開いたします!

カバーアートはもちろん『三体』三部作のすべてを手がける富安健一郎さん。燃え上がる惑星が意味するものとは……? ぜひ『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』と並べてお楽しみください!

【あらすじ】
三体文明の太陽系侵略に対抗する切り札

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ありがとうございます!『名探偵ポアロ オリエント急行の殺人』もどうぞ!
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『三体Ⅲ 死神永生』発売日決定!

お待たせしました! 『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』に続く、いよいよ『三体』シリーズ完結となる『三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)』の発売日が決定いたしました。

2021年5月25日(火)いよいよ発売です!

(書影は原書のものです)

三体文明の太陽系侵略に対抗する切り札「面壁計画」の裏で、極秘の仰天プランが進んでいた。三体艦隊の懐に、人類のスパイを送る――奇想天外なこの「階梯計画」の発案者は、若

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ありがとうございます!『これからの「正義」の話をしよう』もおすすめです
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【中国SF】 陳楸帆『荒潮』に読む、絶望

見ましたか? 先月の第3回世界S F作家会議。

なんだろう、コロナ禍で3回目なんだけど、続いているのが素直に嬉しい。そして今回は、会議そのものにチェン氏が登場したので、昨年読んだ本だが陳楸帆(チェン・チウファン)『荒潮(あらしお)』を紹介しておく。

日本では去年に書籍化されたが、作品そのものは7年前、2013年の長編デビュー作だ。著者である英名スタンリー・チェンこと陳楸帆氏は、1981年広東省

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中国の受験戦争は別の宇宙を想像できるか/中国SFを読む①

別の媒体のために書いた原稿ですが、邦訳も出ていない作品を取り上げていることもあってちょっと難しくなって、ここに載せることにする。せっかくなので、中国SFに関しても面白い作品を読んだら感想を書いていこうと思う。

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もし中国の「受験戦争」とも呼ばれる熾烈な大学受験競争を生き抜き、高い得点を叩き出すことができれば、単に良い大学に入って順風満帆なエリート街道

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【中国SF】 郝景芳『人之彼岸』に読む、希望

「SFとは希望である」は、高校の大先輩の言葉らしい。

ここ数年、いわゆる中国SFを読むことが多くなった。実証産業組織論などで研究が進む現代中国は、もちろん清濁はあるけれど、いま世界中が何かを学ぼうとしている対象だろう。これから世界のヘゲモニーの行方は定かではないけれど、コロナショックを経て、まるで第二次世界大戦後のようなリスタートの時期であることは間違いない。

そのようななか現代中国のSF小説

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来るべき未来において、AIと人間の関係をどう見つめるか――立原透耶氏による郝景芳『人之彼岸』あとがき

中国に『三体』以来のヒューゴー賞をもたらした「折りたたみ北京」の著者、郝景芳による短篇集『人之彼岸』がいよいよ刊行されました!

AIをテーマにした本作品集には、エッセイが2篇、短篇が6篇収録されています。ここでは、本作品集の訳者でもある立原透耶氏のあとがきを再録します。

訳者あとがき
立原透耶

 作者の郝景芳については、あちこちで語られているのでご存じの方も多いだろう。1984年天津市生まれ

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ありがとうございます!『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』おすすめです
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『羅小黒戦記』と複雑性との共存

普段は現代中国の文学や文化についての堅苦しい論文や批評を書いている者ですが、最近ちょっと疲れてきて、あまり複雑に考えすぎずにもう少し軽めの文章を書いてみようと思ってnoteをはじめました。

とりあえず、先日『羅小黒戦記〜ぼくが選ぶ未来〜』(中国語: 罗小黑战记)を観たので、ネタバレなど気にせずに感想を書いてみようと思う。

この作品それ自体突出して優れているわけではないが、ウェルメイドなアニメ作

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