【読書記録#2】劉慈欣『円 劉慈欣短編集』

三体でお馴染み劉慈欣の短編集。
中国SFという新しい領域に気づかせてくれた。

本書のタイトルにもなっている短編『円』は、三体の人列コンピュータの話が元となっていると聞いたことがある。
ざっくり言うと人列スパコンを秦の兵士300万人で作り円周率を計算する話。とにかく発想の突飛さに仰天する。
それ以外には『郷村教師』『カオスの蝶』が個人的には好きだったかな。

なんだろう、中国SFの傾向を語るほど読んではないが、傾向としては政治的主義主張を挟み込む余地が無い程、奇想天外な話が多い気がする。(でも三体は文革の話から始まるか…)

とりあえず劉慈欣以外にもと思って『折りたたみ北京』にも手をつけている。


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