長谷川文二郎

1995年生まれ。坊主(髪型)

長谷川文二郎

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  • フランスのプログラミングスクール「エコール42」について

    パリにあるEcole42 (エコール42)というプログラミングスクールについてまとめました。

  • ポエミーなポエム

記事一覧

固定された記事

おいしいチキンはどこにある。

9月21日深夜。 六本木アートナイトの製作が佳境に迫っている。 余裕がない。 製作内容については詳しく書けないが、もくもくと作業をしている。 お腹がすいた。 余裕は…

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数年前に、お金を集めてお遍路回った話

はじめに42東京のアドベントカレンダー"42tokyo Advent Calendar 2020" の24日目の投稿です。 テックな内容じゃないカレンダーが個人的に好きだったので、その方針に合わ…

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école42の施設と生徒の生活について

こんにちは、長谷川文二郎です。 先日エコール42のnoteを書いたところ反響がありました。 ありがとうございました🙇‍♂️ なので今回は、42パリ校の施設や、生徒の生活…

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フランスのエンジニア養成機関「42」についてまとめてみました。

こんにちは、長谷川文二郎です。 現在、フランスのエコール42というプログラミングスクールでC言語を学んでいます。 今回は、そのエコール42についてまとめてみようと思い…

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毎年、夏の暑さを忘れている。

東海道線昼小田原行き つり革につかまっている。 弱冷房車じゃないことを確かめて乗ったから、とても涼しい。 混み合う駅で発揮する電車のパキッとした冷房が好きだ。 休…

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【ベトナム旅行記】トランジットの恐怖

台北の空港に降りる。 ホーチミンに行くために、飛行機を乗り換えるのだ。 トランジットが怖すぎて日本→台北の飛行機の中でどきどきしていたのはここだけの話。 飛…

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だれもいない深夜の赤信号を渡る

誰もいない深夜の赤信号。 自分の呼吸だけが響くほどに、人の気配がない。 この、試されている感じがたまらなく好きだ。 誰も見ていないのに、 車も人も通らないのに、 …

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【ノンフィクション】電車でめっちゃ肩を貸した話をしたい。

終電間際の電車。 運良く座ることができて、さっそく、うとうとしていた。 しばらくすると、右肩に気配が。 右隣りの女性が、寝落ちしかけているようだ。 女性の頭が自律…

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人は自分の見たいように見る。

多様性とはなんだと考える。 多様性を持つということは、 「他人のことなんて分からない。」 と、諦めることと思う。 ことあそをするなら、 諦めるは明らむ。 つまり…

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気持ちよく寝ていたら、 「かわいそう」と言われた。

友人の家に泊めてもらった。 そこは、 品川地区にそびえ立ついわゆる、タワーマンションというもので、部屋の玄関にたどり着くまでに3〜4回鍵を開けなければいけない厳重…

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優しいという状態。

優しい人なんていない。 優しさはただの状態でしかない。 温泉みたいな居場所がもっと欲しい。 温泉や銭湯の中って みんな気持ち良さそうな顔してる。 それにきっと、気…

自分に値段をつけることが怖い方へ

「いいですよ、これくらい。お金なんていらないですよ。」 いいことをしている気分で言っていたわけではなくて、自分に値段をつけると、いつもタダになってしまうのだ。…

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おいしいチキンはどこにある。

おいしいチキンはどこにある。

9月21日深夜。
六本木アートナイトの製作が佳境に迫っている。

余裕がない。
製作内容については詳しく書けないが、もくもくと作業をしている。

お腹がすいた。
余裕はないけど、お腹はすく。
コンビニに行きたい。

展示会場のテナントの扉を開けて、深夜の六本木けやき坂に出る。

9月21日27時のけやき坂では、プロ集団たちがせわしなく街路樹にイルミネーションを取り付けている。もうクリスマスの

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数年前に、お金を集めてお遍路回った話

数年前に、お金を集めてお遍路回った話

はじめに42東京のアドベントカレンダー"42tokyo Advent Calendar 2020" の24日目の投稿です。

テックな内容じゃないカレンダーが個人的に好きだったので、その方針に合わせてみました。アドベントカレンダーのポケモンの話がとても好きです。

zapierって数年前に比べて力強くなりすぎてて(postgreSQLとか使える)、便利を超えてちょっと怖いって記事を書こうと思ってい

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école42の施設と生徒の生活について

école42の施設と生徒の生活について

こんにちは、長谷川文二郎です。

先日エコール42のnoteを書いたところ反響がありました。
ありがとうございました🙇‍♂️

なので今回は、42パリ校の施設や、生徒の生活に寄った情報をまとめようと思いました。今回は写真ばかりで、文字が少ないのでサクッと読めるかと思います。

学校への入学を検討している方や学校の雰囲気に興味のある方には参考になるかと思います🙇‍♂️

パリのどこにあるのか

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フランスのエンジニア養成機関「42」についてまとめてみました。

フランスのエンジニア養成機関「42」についてまとめてみました。

こんにちは、長谷川文二郎です。
現在、フランスのエコール42というプログラミングスクールでC言語を学んでいます。

今回は、そのエコール42についてまとめてみようと思います。

ここは学費無料だったりと、24時間365日空いていたり、いろいろぶっ飛びすぎてフランスでは有名なのですが、あまりにも42自体が日本で知られていないので、今回紹介しようと思います。

エコール42について

2013年にパリ

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毎年、夏の暑さを忘れている。

毎年、夏の暑さを忘れている。

東海道線昼小田原行き
つり革につかまっている。

弱冷房車じゃないことを確かめて乗ったから、とても涼しい。
混み合う駅で発揮する電車のパキッとした冷房が好きだ。
休日の東海道線、東京駅から乗ってきたであろう旅行客とその大荷物で車内が大変混み合っているのだが、たまに乗る電車はなんでも楽しい。

ふと前に座った年配のおじいさんの手元を見下ろす。
「盛岡⇆東京」と書かれた新幹線のチケット、それにピンクの

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【ベトナム旅行記】トランジットの恐怖

【ベトナム旅行記】トランジットの恐怖

台北の空港に降りる。
ホーチミンに行くために、飛行機を乗り換えるのだ。

トランジットが怖すぎて日本→台北の飛行機の中でどきどきしていたのはここだけの話。

飛行機を降りると、すぐに、

「ホーチミン・ホーチミン」

と壊れたラジオのように繰り返す、優しそうな現地の空港スタッフさんがいた。

はい!はい!ホーチミンホーチミン!

不安が一気に解放され、
日本語を連発してしまう自分。

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だれもいない深夜の赤信号を渡る

だれもいない深夜の赤信号を渡る

誰もいない深夜の赤信号。
自分の呼吸だけが響くほどに、人の気配がない。

この、試されている感じがたまらなく好きだ。

誰も見ていないのに、
車も人も通らないのに、
立ち止まって赤信号を待ってみる。

おれは待っているんだぞ。

と、誰かに見せつけるように赤を見つめながらピタッと止まる。

おれは待つ余裕があるんだぞ

と、自分に言い聞かせながらスマホを触る。

誰も見ていないのに、誰かを意識して

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【ノンフィクション】電車でめっちゃ肩を貸した話をしたい。

【ノンフィクション】電車でめっちゃ肩を貸した話をしたい。

終電間際の電車。
運良く座ることができて、さっそく、うとうとしていた。

しばらくすると、右肩に気配が。

右隣りの女性が、寝落ちしかけているようだ。
女性の頭が自律を欠いて私の右肩に触れかけている。

・・・

基本的に私は、こういうシチュエーションになった場合、全面的に肩を提供するスタンスを取っている。

というのも、大抵の人は他人の肩に頭が触れた時点でハッと起きて直立状態に戻るし、自分もたま

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人は自分の見たいように見る。

人は自分の見たいように見る。

多様性とはなんだと考える。

多様性を持つということは、

「他人のことなんて分からない。」

と、諦めることと思う。

ことあそをするなら、
諦めるは明らむ。
つまり

他人を諦める。

というのは、すなわち、

他人との関係を明らむ。

ことになるのではないか。

他者との差を明らかにして、
その差分を埋めようとせず、
その差分を愛する。

差分でお互いを感じあい、
保ちながら生活して

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気持ちよく寝ていたら、
「かわいそう」と言われた。

気持ちよく寝ていたら、 「かわいそう」と言われた。

友人の家に泊めてもらった。

そこは、
品川地区にそびえ立ついわゆる、タワーマンションというもので、部屋の玄関にたどり着くまでに3〜4回鍵を開けなければいけない厳重なセキュリティ。

明日の寝床すら分からない浮浪者の自分が辿り着いてしまっていいのか、と不安になりながらも、防音がしっかりした部屋で友だちと騒いだ。

しっかり騒いだので、
しっかり疲れてしまい、
しっかり寝ようと、
床に横になり、その

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優しいという状態。

優しいという状態。

優しい人なんていない。
優しさはただの状態でしかない。

温泉みたいな居場所がもっと欲しい。

温泉や銭湯の中って
みんな気持ち良さそうな顔してる。
それにきっと、気持ちいいんだとおもう。



脱衣所のロッカー。

真っ裸でボーッと立ってる人がいて、
なにをしてるのかな?
そう思ってみていたら、
すうっとロッカーに近づいて服を着替え始めた。

その人はボーッと立っていたのではなく、
自分のロッ

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自分に値段をつけることが怖い方へ

自分に値段をつけることが怖い方へ

「いいですよ、これくらい。お金なんていらないですよ。」

いいことをしている気分で言っていたわけではなくて、自分に値段をつけると、いつもタダになってしまうのだ。

タダだと告げると
「あ、そうなの?うれしいなあ〜」
人はいつも喜んでくれた。

いつのまにか、
頼まれごとで予定がいっぱいに。
人に求められる悦びとはこういうものか、と幸せだった。

怒られるまでは。

「ためになるので

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