#新型コロナウイルス
ライブハウスから遠のいてしまいそうになる皆さんへ
皆さん、お元気でしょうか?
僕はすっごく元気です。
今回は、コロナ禍でもお客さんが少しでも安心してライブ会場に足を運んで楽しんでもらえるようになるには何ができるかと考え、僕自身がいま気をつけて取り組んでいることやインターネットでは見えてこない僕の見たライブハウスの様子を紹介させていただくのがまずその一歩かと思い、こちらに記させていただこうと思います。
少し長いですが、ぜひ読んでいただけると嬉し
画面のニュースは関係のないこと
あーーーーーーーーーーっ、いろんないろんないろんなことが釘を打つ暇もなく過ぎていく。
やっとなんか、静かな夜に落ち着いたので久しぶりに書こうとする。
ライブと配信ライブをほぼ交互にやってきた2か月間だった。オンラインライブハウスというのも4月末に友人と2人で立ち上げた。
なんとか真空パックされていない生そのものの鮮度の音楽をお客さんの前でやれないかと夢中になっていた数ヶ月だったように思う。
音楽ライブのこれからを眺めて -フジロックの延期を受けて-
ライブ会場は満員になってこそだった。たくさんの人が集まる景色はアーティストから見てもお客として見ても気持ちよくそれだけで価値のあるものだった。
その価値は、少なくともここ1年は変わることになる。新型コロナウイルスの特効薬が人々の手に行き渡るようになるまでなのか。もしくは、そうなる頃には社会全体の空気や慣習が変わってしまっていたとしたら、たくさんの人が密集する価値は最悪必然的になくなるのかもしれな
音楽活動と初めての1人配信ライブ
音楽活動って、観てくれるお客さんに支えられているんだと改めて思った配信ライブでした。
聴いてくれる人が1人でもいるならやるって思っているけれど、0だったら僕は辞めます。それでも2人、3人と目の前に映る数字がただの数字以上にあたたかい意味をもっていて心強かったです。
自分のライブを今観ている人の数が露わになるこのライブはとても残酷ですね。ライブハウスよりも入りやすく出やすい配信ライブ。だからこそ
それでもライブ配信で音楽を始める理由
このコロナになってからずっと思っているけれど、これまで関わって来た人たちとの何人かとは別れることになるかもしれないなって思っていた。それがなんとなく怖かったり切なかったりして、誰かの期待を裏切るような気がして踏み出せないでいたけれど、「さよならインターネット」って曲を発表してたぐらいには遠ざけてもまとわりついてきて鬱陶しかったインターネットを通して、僕はこの企画を始めます。
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デジタルとアナログの融合地点の道に音楽を繋いで
絶対に勘違いしないでほしい。僕は、あのライブハウスに戻りたい。その気持ちはずっと変わらないです。
だけど、戻れない。なぜなら、こんなにも不平等な世の中になってしまったからです。
かつて僕を観に来てくれていたお客さんの誰もが、同じ条件で音楽を楽しめるようにしたい。だって、この新型コロナというウイルスによってそれが引き裂かれるなんて悲しすぎるし、引き裂かれないでやれる方法があるからです。
それは
新型ウイルスがもたらす昔の友人との別れ道に立って
圧倒的な絶望の底に立つと、「じゃあ何をするのが希望になるのか」が見えてくる。それは生優しい「いつか昔のあの日に戻れるだろう」なんていう楽観的な希望ではなく、「上がるしかない」なんていう漠然としたそれでもない。
別の道を探ること。
僕も含め、農耕民族の血が流れている者にとっては恐ろしいことかもしれない。同じ場所で田畑を耕し、狩りに出かけては家を養ってきた民族にとっては、経験的に「やまない雨はない
新型ウイルスに追いやられた先にも音楽を鳴らす希望を見つけたら
何が起ころうと僕はずーっとわくわくしている。新型コロナウイルスの感染回避のためのワンマン延期は辛かったけれど、YouTube生配信で何かが吹っ切れたような気がした。
初めてのことは好き。そういうことをずっとしていきたい。危機をどう回避するのかっていうのも楽しくなってしまえばこっちのもんだって思った。
岐阜県可児市で毎夏開催される音楽フェス「ROCK FILL JAM」の副委員長 ごとうひろみく