ハルラモネル

シンガーソングライター . アコースティックギター弾き語り. 一児(娘7歳)の父 . …

ハルラモネル

シンガーソングライター . アコースティックギター弾き語り. 一児(娘7歳)の父 . 仕事と家庭と音楽と、離れることのない人生を日々追求しています。_________ ※Official Website、MV他▶︎https://lit.link/haruramoneru

マガジン

  • コロナ禍が終わってからの活動記録

    2023年5月からの活動をまとめていきます。最近を知りた方はこちらから。

  • コロナ禍が始まってからの活動記録

    活動の仕方や考え方が大きく変わったコロナ以降のことをまとめています。初めての方はこちらからぜひ。

  • YouTube生配信1人弾き語り企画

    YouTube生配信1人弾き語り企画「今でも鳴り止まない音楽を繋いで」について

  • NEW ALBUM『インターネットが知らない世界で』について

    『インターネットが知らない世界で』アルバムリリースのことを書きまとめました。

  • NEW ALBUM への 寄稿コメント 綴り

    ミュージシャン、音楽関係者、総勢16名の方々からいただいた新作アルバム『インターネットが知らない世界で』への感想コメントを、こちらに掲載させていただいております。ぜひご覧くださいね。 【第1回】 ●鈴木実貴子(鈴木実貴子ズ) ●ニシヤマユウタ(six needle club) ●岩田真人(B.O.B) ●camisole ●ジャコ(ex.真夜中) 【第2回】 ●chori(浮かむ瀬) ●ミヤザキナツキ(砂場) ●キキヤマユイ(ハンカチーフス) ●Force of celluloid ●たにがわよりふみ(PA) 【最終回】 ●椎名杏子(チーナ) ●万作(万作theBAND) ●笹口騒音(太平洋不知火楽団 ) ●ドッグフード買い太郎 ●こすけ(SABOTEN MUSIC) ●土龍(京都Livehouse nano) (敬称略)

最近の記事

僕らはこんなにも美しかったんだな

それは過ぎ去った昔を懐かしむ意味でも、自分たちを華美するための悦でもなく。ただ、正直心の内にあって、でもあってはいけないような気もしていたグレー色に塗りつぶしていた部分。そういうところをそおっと、でも確かに誠意をもって解き放ち、羽ばたかせているような景色でした。 劇団"ひとあそびスクール"の舞台。十数人の人たちの誰もが心の奥から輝いていて、それでいてなぜか懐かしくなるような身近さを思った。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 3本の短編劇。1本終わるごとに、最高だった、、最

    • 「目的地としての東京」を経て(柑橘系)

      両手になんてとても収まりきらない柑橘のレモンを狭い時間の中に閉じ込めて、力の許す限りに搾っていたような旅でした。 東京。場所としての東京じゃなくて、目的地としての東京。 どこに行っても誰と会っても、そして時代がどれだけスリムでスマートになっていっても、また人や街がそのような様相になっていたとしても、人と心で繋がることが社会で生きていく上で1番大切なことだということ。それを、歌いに行くことを通して確認することができました。 そして、一見無駄に見える過程を時間の許す限り多く

      • 老いるということ

        生まれてから歳を取っていくにつれて、人間の美しさみたいなものは、外側から内側へ向かっていくのかもしれないね。 赤ちゃんだった娘の胸を締め付けられるような可愛さ。老人ホームで過ごすばぁちゃんの全部分かった上で僕に見せる穏やかさや慈しみ。そしてその心が、年老いた姿に美しさとして表れ還っていく。 老いるということに恥じないでいたい。心を耕し続けていくことに、しっかりとスポットライトを当て続けていたい。 雨の夜の日曜日、5月の終わりが愛おしくてもどかしいです。おやすみなさい。明

        • 題名を付けたくない音楽の話

          言葉は美しいけれどそれだけでは足らないときがある。だからもっと言い当てる言葉を知りたいし、だから音楽はあるのかもしれないですね。 今の自分でいれた気がする。それが集まっていた人たちの作っていた空気感の中で少しほぐされながら、自分の曲を前へ進めるように歌うことができた気がする。 新しい出会いも嬉しかった。いつも会う人たちとまた会えたのも嬉しかった。人は人とのつながりの中で健やかに生きていけるんだとまた思った。 ありがとうございました、今日のPUB VOXhallにいれて幸

        僕らはこんなにも美しかったんだな

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        記事

          名古屋の限りある夜の誰も知らない偶発のライブステージに寄せて

          ここで音楽は鳴っているんだよ。 1年に何回も行ける場所じゃない。 僕は4回くらいしか行けないと思う。 それでも、音は誰かが観ているステージの上で初めて音楽として鳴っていくんだなって思った。 限りがあるって最高だ。 そんな4回を抱きしめて。それが幸せに生きるっていうことだと思った。 録音なんて簡単にできる。複製だって簡単にできる。 でも、「今日は来てくれてありがとうございました」は、僕が発した人だけにしか届けられない。そこに価値がある。それすらも音楽として結びつい

          名古屋の限りある夜の誰も知らない偶発のライブステージに寄せて

          外の世界が明る過ぎると感じてしまう人へ

          外の世界の輝きが全部他人事に思えてしまうのは自分の内を醸成している証だと思う。 ゆっくりと沈殿しましょう。自分の弱さと強さを見つめましょう。そうしてその両方を抱き止めて、じっくり力を蓄えたら、外の嵐なんてとっくに関係がなくなる。 外の世界が明る過ぎると感じてしまう人へ。そして、自分自身へ。 謹賀新年、心を見つめて燃やすだけ。

          外の世界が明る過ぎると感じてしまう人へ

          映えと刺さるの反対側においでよ

          きっと相変わらず誰にも分からないなって思ってしまう。それは諦めから出発するようなゴールなんだけれど、その途中で僕も私もそう思うっていう人が現れてくれたのが僕のこの10年くらいの道筋を言い当てるのに相応しい言葉なのかもしれないなって思った。 昨夜のライブは、みんなは何を求めているんだろうって思っていた。僕はもうとっくに自分がないのかもしれないとも思った。でも圧倒的に人のために音楽をしていたい。だから、自分の人生を通して喜びも苦しみもすべて知り尽くしていたい。 少し前に全然音

          映えと刺さるの反対側においでよ

          音楽と人

          最近、音楽がこの先の希望をくれる。思い通りにならないことばかりの中で、自分の音楽の操縦機を握っているのが間違いなく自分だからなのかもしれない。そして、その音楽に共鳴してくれる人に出会っているからなのかもしれない。 年明けのライブは一個も決まってないけどライブも作曲もレコーディングも楽しみ。11月のライブ3本を経て、人の前で演奏するって1番いいなって思えたし、新しい曲が弾きたくなったし、早くリリースしたくなった。この先数ヶ月はまとまった時間が取れそう。 今年7月の名古屋での

          SAKAE SP-RINGと今の音楽活動の目標

          「目標みたいなのってあるんですか?」って、久しぶりに観に来てくれた古い友人の奥さんが、ステージを終えた僕に何の気なしに尋ねてきた。 それがなんだかおもしろくて、「それはあるけど、それよりもみんながいいなって思えるような曲を書いて歌っていくこと自体が楽しいよ」って伝えた。 ___________ SAKAE SP-RINGは、僕の1つの憧れでした。言い換えるなら目標だったのかもしれない。 でも、音楽をやるって、僕にとっては何かに出るとか、何万回再生させるとか、そういうこ

          SAKAE SP-RINGと今の音楽活動の目標

          僕の歌が、僕以外の誰かの歌になりますように

          それでも、知らない景色に踏み込んでいたいと思った。少しの傷を作りながら、予定外と予想外をからげとりながら、だけれど、心はずっと楽しんでいるのが分かるのでした。 京都PUB VOXhall、3マン。ひるんでしまえば挑戦になるような、突き出してしまえば舞い上がれそうな日。ずっと共演したいと思っていた2人のミュージシャンと、同じ日の同じステージに、同じお客さんを前にして演奏できたことが、僕のこれからの大きな財産になったと思っています。 __________ 詳しく書くと稚拙に

          僕の歌が、僕以外の誰かの歌になりますように

          ステージの音の最後の最後の最後の感触を作っているのはもう僕じゃなかったよ

          誰かは見ていてくれるって本当なんだって思った。 2022.5.15(日)、大瀧ヌーさんに誘われた名古屋 鶴舞K.Dハポンでのツーマンライブ。 _____________ 僕は今年の7月の終わりに、同じ会場でワンマンライブをすることが決まっています。それを見越して、そして、コロナ禍でもどうにかして音楽をやり続けてきた僕のことを見てきて、誘いたいって思ったんだよって、ヌーさんに言われた。 そんなん、、、もう、好きになるやん。確実に恋に落ちるやつやん。 ヌーさんのライブは

          ステージの音の最後の最後の最後の感触を作っているのはもう僕じゃなかったよ

          生きるのが難しそうなあなたへ

          「生きるの、難しそうやなぁ〜、自分」って言われたことが、妙に見透かされてしまったようでびっくりした。 大阪hoffmaに来ていた常連のお客さんの1人が急に僕にそう言ってきた。おもしろかった。全然そんなことないよって言いながら、そんなふうに見えてしまうのが勿体無いなーって思った。 「それなのに、音楽がめっちゃ人」って言っていた。褒め言葉として全部飲み込んだし、そのつもりで言っていたんだと思うけれど、あまりにもズバズバ言ってくるから楽しかった。 コロナ禍以降初めて県外に出た

          生きるのが難しそうなあなたへ

          為政者は憎しみを生み続ける 庶民は花を植え続ける

          なんとなく気付いていたけれど、全然解りたくもなかった。それでも、世界は上下2層に分かれているんだって思い知らされる。上層には為政者が、下層には庶民が暮らしている。さらに、その上層は2階建てになっていて、上階には大国の為政者が、下階には周辺国の為政者が鎮座している。 下層の庶民はみんな何となく世界は一つだなんて繋がった気分になったりできるけれど、上層の為政者たちは個々の譲れない正義を鼓舞して時に振りかざし合う。しかも、その2階の人たちが傲慢でうるさい。自己中心的で、睨み合って

          為政者は憎しみを生み続ける 庶民は花を植え続ける

          みんなもうとっくに希望を求めているし、そこに向かうための気概も手段も持ち合わせている

          動き始めた2022年は、なんだかこれまでと少し違っている感じがする。世の中は相変わらず不安がうごめているのかもしれないけれど、みんなもうとっくに希望を求めているし、そこに向かうための気概も手段も持ち合わせている。 今年初めてのライブが、ほくほくしながら進んでいった。名古屋の吹上のライブスペース鑪ら場で。 演奏するのは好き。そして、誰かに聴かせようとするのは楽しい。そうして、聴いてくれた人が嬉しそうにしているのを見れて幸せ。 __________ ソールドアウトした今日

          みんなもうとっくに希望を求めているし、そこに向かうための気概も手段も持ち合わせている

          10年やっても、コロナ禍を経ても、家庭と仕事をもちながらでも、音楽を続けていくことについて

          どうやっても振り切れない悲しみを、それならばいっそ抱いて歩いていかなければならないのが人生だとしたら、音楽はそこに寄り添って共に歩いていこうとしてくれる。 2021年までを抜けてきた2022年の今、とてもはっきりと思うのは、そんな音楽を作って人に聴かせようとすることに幸せがあるということです。 こう思うようになったのは、コロナ禍で窮地に追い込まれた人たちの苦悩を目の当たりにしたり、自分の家族や仕事を通した生活の葛藤にぶつかったりする中で、人のためになることをしたいと心から

          10年やっても、コロナ禍を経ても、家庭と仕事をもちながらでも、音楽を続けていくことについて

          未来は今の連続の先でしかないことを忘れずにいたい

          新年あけまして おめでとうございます! 昨年はいろいろな形で応援してくださった皆さんに支えられて、生かされていることを実感し尽くした年でした。ここを通して改めてありがとうと伝えさせてください。 今年は蓄えた力を放つ年。焦らずじっくり頑張ります!これからも応援よろしくお願いします!

          未来は今の連続の先でしかないことを忘れずにいたい